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PTA新聞第9号

2012年(平成24)3月発行

卒業生のみなさまへ

PTA会長 和田迫隆満

PTA会長 和田迫隆満 早春の候、保護者の皆様にはご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃よりPTA活動にご理解、ご協力を賜りお礼を申し上げます。卒業生のみなさま、義務教育の9年間を無事終了されたことを心よりお祝い申し上げます。

 4月からは、それぞれ別の道を進むわけですが、みなさんにとって、因島南中学校で過ごしたことは人生にとって貴重な時間であったことは、申すまでもありません。因島南中学校で学んだこと、経験してきたこと、仲間と切磋琢磨してきたことが、大きな力として一人一人の中に蓄積されていると思います。旧土生中、旧三庄中、旧田熊中の卒業生の方々に素晴らしい先輩方がたくさんおられます。そんな先輩方にすこしでも近づけるように、因島南中学校の卒業生は素晴らしいと言われるよう頑張ってください。

 「わしの学校、私の学校」からもっと広い範囲、もっと広い人間関係の中での生活がまっています。その広さは、これから自分が成長し自分が求めていけばいくほど広がっていきます。県内から全国へ国内から世界へまで、広がるそんな可能性を生徒の皆さんは、誰もが持っていると思います。

 最後になりましたが岡本校長先生をはじめ、諸先生方、さらには、保護者の皆様の益々のご健勝とご発展をご祈念致します。

信じたように人は育つ

校長 岡本和信

校長 岡本和信 開校3年目の春が巡ってきました。因島南中学校の両側の丘からウグイスの声が聞えてきます。私は校門に立って生徒を迎えます。時々、少年のように口笛でウグイスに応えてやりながら。そこに、生徒会執行部も『校門一礼』の立て看(板)を運び出してきて、一緒に元気な声で「おはようございます」を連呼します。

 『校門一礼』は、第一回生徒会が”全国に誇れる伝統を創ろう”と、スタートさせました。しかし初年度、一礼していたのは20%くらい。

 これを引き継いだ第2回生徒会(卒業していく現3年生)が「このままでは言うだけになる」と、シャレた立て看を作成し、強化月間に校門に立って呼びかけました。すると60%くらいにアップ。

 さらにそれを見ていた第3回生徒会(新生徒会)は、12月以降なんと毎朝、校門に立ち続け、今や95%の生徒が『校門一礼』をする学校になりました。

 くり返し、くり返すことで、やっと身に付く礼節の形。礼節は理屈でなくて身体に覚えさせるもの。どうやら『校門一礼』は、本物の伝統になりそうです。つくづく『石の上にも3年』です。夢を実現させていった子どもたちに、賛辞を贈ります。

 さて、私の「あいさつ」雑感を少し。毎朝、子ども達とあいさつを交わせる至福感は教師ならではの特権です。『おぉ…!』と感動する

  • 立ち止まって、相手の目を見て、おはようございますと、一礼できる生徒

もいれば、

  • 遠くからおはようございますを言いながらやってくる生徒
  • 語りかけるとすぐ反応が返ってくる生徒
  • ぎこちなく、あいさつするのかしないのか中途半端な生徒
  • 無表情・無反応で通過する生徒
  • おしゃべりに夢中であいさつは二の次の生徒

極め付きは

  • 世の中の不満を一人で背負っているかのように、ボタンやネームを外し、イラつきながら悪ぶる生徒

等々。若いころは、この極めつけにして対しては、『なんじゃいその目は。オレがせっかく毎日声かけてやっとんのに。もお勝手にせーや。』と、嫌悪と排除の思いをめぐらす失格教師であったのですが。

 しかし今は、『生徒はきっと…ああ。今日も先生があいさつしてくださってるな。でも素直になれなくて…と、心のどこかで背負ってくれているはずだ。』と思える自分があります。そして、不思議なことに、こちらが信じたように、ある日、フッきれた若者になるのです。

 ご家庭でも、『…ああ。今日も親が本気でしかってくれているな。でもつい反抗してしまってゴメン…』と、子どもの心を読んでみてください。きっと大切なことは背負ってくれています。

 最後に、今年度もPTA活動を通して、本校の教育を大変盛り上げていただき、心から感謝申し上げます。和田迫会長の朴とつで明るいキャラクターが、皆さんを和ませ、とても楽しい1年となりました。次年度も校区4町の人的交流が進み、ますます活気のあるPTA活動になりますよう、祈念いたします。

臨機応変と人の和

教頭 山田貢

山田貢 瞬く間の1年間でした。赴任してすぐに、「ええじゃん」を踊る3年生とともに、鎧姿で尾道の街を歩いたのが昨日のようです。重い、暑い、動きにくい。昔の人々の体力のすごさを、身をもって感じた1日でした。

 本校のビジョンは、「『臨機応変と人の和』が躍動し、満ち溢れる学校」です。この地に伝えられた知恵と誇りが、『臨機応変と人の和』に込められ、地域の行事に参加し体験することで生徒が学びとり、それを学校での学習活動に活かすことによって、「躍動し、満ち溢れる学校」になるのだと思いました。それに気付くことができたのは、鉄と革でできた本物でなくても、鎧を身につけ帯刀するという体験を自分自身がしたからでした。

 因島の各地域で多くの祭が盛大に行われていて、その数の多さに驚きました。その一つ、土生町の夏祭りに、パトロールの一員として参加し、海上で砕け散る花火を身近で見て、その美しさに魅了されました。また、夏の終わりの小早レースでは、漕ぎ手の息の合わせ方や船のコース取りの難しさを、岸で見ながら感じることができました。

 生徒も、多くの素晴らしい体験をし、感性を磨き、知恵を受け継いでいることと思います。その活動を通して、『臨機応変と人の和』が伝えられ、それらを活用することで活気ある学校にすることができると思いました。また、逆に学校行事に地域の方が参加していただくことによって、地域を活気づけることもできると思いました。このような学校経営が、本校には求められていると思っています。

 そこで、PTA活動におきましても、生徒が安心安全な環境の中で活発に地域行事に参加できますよう、また、活気にあふれた学校行事になりますように、引き続きご協力をお願いいたします。この1年間、お世話になりました。来年度も、どうかよろしくお願いいたします。

長老に学ぼう大作戦 3月9日(金)

 3月9日金曜日に1・2年生159名による「長老に学ぼう大作戦Ⅱ」が生徒会行事として行われました。普段交流が少ないと思われる地域の皆様(85歳以上760名)へ訪問しました。地区の高齢者を訪問(お届け物)し、知恵や経験・語り継がれてきた話などをお聞きすることで、地域文化を継承するとともに、高齢者を敬う心を育てる趣旨で行いました。

 また、この行事は、事前準備、事前学習、役割分担(生徒、生徒会、先生、区長会、各地区の町民、民生・児童委員、社会福祉協議会、因島ロータリークラブ)など色々な人や立場の人がベクトルを合わせて行われました。

 実施後、色々な反応が地域から学校へ届きました。教頭先生のお話ですと、「お礼の言葉、苦情の言葉、感謝のお手紙、また、感謝のこもった贈り物、油絵まで頂きました」とのことです。「第1段階は、成功したのでは…」

生徒の感想

3月9日ぐらいに長老に学ぼう大作戦Ⅱってことで、自分の家の近くの85歳以上の人たちに茶菓子を配った。僕は2軒しか行かなかった。運ぶ途中で茶菓子を食べたくなった。僕はなんて悪い奴なんだ。苦労した末、何とか1軒目にたどり着いた。おじいさんが出てきて、「ありがとう」と言ってくれて、うれしくなった。さらに苦労した末、2軒目にたどり着いた。今度は、おばあさんが出てきた。「ありがとう。いくら?」と言った。僕は「タダです。」と言った。たまにはこうゆうのもいいと思った。

私は、金曜日に因島病院前の長老のみな様に学校で用意した茶菓子を持って行きました。あまり行かない場所なので道に迷いましたが、おばちゃんたちが教えてくれたのでよかったです。2軒目では、歩けなくて耳や目が不自由なもうすぐ99歳のおばあちゃんでした。少し話しをしましたが最初はネガティブな事を言っていたけれどだんだん話していくうちに「がんばるからね」的な前向きな事を言ってくれるようになりました。とてもうれしかったです。最後には、私たちにはげましの言葉をくれました。その家にはもう一人おばあちゃんがいました。そのおばあちゃんは泣いて喜んでくれました。私はとても暖かい気持ちになりました。私はこの取り組みはとても良いものだと思いました。これからは、地域の方々と積極的にかかわっていきたいと思いました。

私は、長老のみなさんにお菓子をくばっていろいろなことを学びました。それは、渡す時に、緊張しすぎて、覚えた文章を読む時に本番になると、忘れてしまって最後まで言うのにとても時間がかかりました。でも、うなづきながら、聞いてくれました。その時、安心した気持とうれしい気持ちでいっぱいになりました。渡した時にも、何回も「ありがとう」、「ありがとう」と言ってくれて、渡す方の自分自身もとても明るくなれました。また、昔のエピソードなども聞かせてもらってとても楽しかったです。私達と長老のみなさんとでは、本当に会う機会がありません。でも、そんな長老のみなさんとお話をしたりすることで、「因島に生まれてよかった」とすごい気持ちに出会わせてくれる長老のみなさんはすごいと思いました。本当に因島が大好きなんだなと思いました。

第38回因島地区PTA球技大会ビーチボールバレー大会 2月12日(日)

 2月12日日曜日、勤労者体育センターで、因島地区PTA球技大会が開催されました。今回の大会では、当番校(事務局)として、因島南中の役員、参加PTA会員の皆さんと力を合わせて無事に終えることが出来ました。ありがとうございました。

ビーチボールバレー大会

 大会は、各地区より小学校ブロック8校、中学校ブロック7校と市P連の参加がありました。本校PTAチームの成績は、一試合目は、生口中と対戦し3対0で勝ちました。二試合目は、向東中と対戦し3対0で勝ちました。三試合目は、向島中と対戦しました。優勝旗が初めて因島大橋を越えるかと冷や冷やしましたが、因島南が2対1で中学校ブロック優勝しました。

ビーチボールバレー大会

 参加いただいた選手の皆さん、また、役員をはじめサポートいただいた皆さん、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。来年度も、毎週火曜日午後8時から体育館で練習します。引き続きご協力よろしくお願いします。

ビーチボールバレー大会

お知らせ

三庄地区生徒会より

  • 芝植えボランティアのご案内実施日 3月26日(月)午前9時~場所:旧三庄中学校

文化広報部より

文化広報部部長 荻野龍彦

 今年度最後のPTA新聞を発行致します。これも、皆様のおかげだと感謝申し上げます。また、1年間新聞を作成していくことが出来たのは、快く原稿の依頼を受けて下さった先生、会長、保護者の皆様、文化広報部員の皆様のおかげです。村瀬先生、村上正子先生には、新聞の発行製本を一手に受けて頂き本当にありがとうございました。

 1年間を振り返って、一番印象に残ったのは、金本教育委員長様の夜間教育講演会と最後の部会です。部員の方の気遣いが、ありがたくほっとしました。この経験が他の場面でも行かせればと思います。

 最後になりますが、保護者の皆様には、来年度も学校行事やPTA行事にご参加頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

お願い 来年度も常に、原稿の募集をしておりますのでPTA会員の皆様ぜひご協力お願い申し上げます。

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