学校長から

　青空の下、爽やかな風が吹き抜ける好季節となって来ました。「〇〇の秋」と称して親しんできましたが、季節感が徐々に失われている現在では、まさに死語となった言葉もあるのでしょうか。

　先日の職場体験では、事業所の方々をはじめ、多くの皆さまにお世話になりました。視察に廻った先生から「顔つきが変わった」と報告を受けた生徒もいます。働くことの素晴らしさ、厳しさを、自分たちが日頃生活しているこの地で感じてくれることも大きな目的でありましたので、成果が上がった面も多かったと思います。ありがとうございました。

　この2年生の活動と同様に、1・3年生ともに「ふるさとを知り、ふるさとを考える」学習を行っています。その学習は、『調べる』ことから始まりますが、以前であれば書籍に頼っていた情報収集を、インターネットで検索をしています。じっくりと調べるときは書籍の活用ですが、早さ･情報量に関しては言うまでも無くインターネットです。

　これらのITCの発展は、世界の動きを直接見聞きする機会が増え、お店に出向かなくても商品や各種チケットが購入できる等々便利になってきました。しかしながら、『会話』が疎かになり、自身が得た情報のみで判断して、周囲の状況を考えないという弊害も指摘されています。

　家庭での会話はどうでしょうか。「今日は何があった？」の一言がいろんな状況をつかみ、子どもの動静を知ることができると思います。近所のおばちゃんが、隣のおじさんが「今日は何があった（月）」と声をかける僅かな心遣いで広がる世界は、ともに大きいと思います。そうやって広がった世界観から、子ども自身が選択をして実行させることが、逞しく自律したおとなに近づくことになるのではないでしょうか。

因島南中学校長　古川昭生

防災教室（3小学校を訪問して）総合的な学習の時間に防災マップ作成

　9月9日（月）に、自作の防災マップを持参して、3小学校で防災教室を行いました。夏季休業中に、全校生徒で手分けして危険な場所を見つけて写真に撮り、地図に貼り付けて具体的に分かる防災マップを作りました。それを使って、3年生が小学生に緊急時の対策を呼び掛けました。

土生小学校


三庄小学校


田熊小学校

RCCアナウンサー教室　インタビュー体験

「インタビュー受けたい人」　9月10日（火）RCCの坂上アナウンサーをお招きして、アナウンサーの仕事やインタビューの仕方、コミュニケーションの上手なとり方などを学びました。

　数人の生徒が坂上アナウンサーから実際にインタビューを受ける場面がありましたが、質問して回答を聞きながら、つぎつぎと相手を把握していき、すぐに次の質問へとつないでいく手際の良さに、プロの技を感じることがでました。働いている人から直接お話を聞くことで、生徒の目が社会へと広がり、進路選択にも役立つ体験となりました。

　インタビューの様子は9月30日のRCCラジオで放送されました。

職場体験学習（2年生）

　9月17日（火）～20日（金）に、2年生が職場体験学習を行いました。19か所の事業所の皆様には、お忙しい中、生徒の学習にご協力をいただき、ありがとうございました。貴重な体験を、今後の学習にしっかり活かしてまいります。体験先のホテルで、働くことの厳しさと喜びを学んだ生徒が、次のようなレポートを書いていました。

開店前の準備（左）、お菓子作り（中）、人命救助の訓練（右）