因島南中学校だより第60号
平成28年2月1日発行
学校長から
『夢』は『志』を生み、『志』は『人生』を決める。
因島南中学校長 古川昭生
先日「立志式」を行いました。帯刀していた時代の”元服”にあたる催しでもあるだけに、対象となる2年生全員に「志」を考えてもらいました。併せて3年生には、「先輩からのメッセージ」を求めました。
式典の中で発表したものはその一部であり、他の生徒もしっかりと足下を見つめ、自身の生活を、この地域の、因島の今後を見据えての文章が多くありました。この取組では、「書きなさい」ではなく、本校で進めている「ふるさと学」「プラスワン」の意味を再確認することから出発し、自分がどのように動き、どのように貢献となっていくのかで結ぶように求めました。全員、真剣に考え、担任の先生からのアドバイスで修正、加筆して提出しました。
ここから見えてくることは、”なにのために”これに取り組むのかを理解させ、”どのように”の具体的な指導が必要であると言うことです。「書きなさい」でなく、自身の生活、将来の有り様を考えることに繋がりました。これは他の活動にも通じることであり、”なぜ？”と自ら疑問を持ってくれることを喜び、”じっくり考える”ことで探し出した新たな発見を、”自信を持って表現”できるように指導していきます。
大人の責任として、子どもたちが将来を生きていくための土台づくりがあります。そのためにも、子どもと大人、大人同士のコミュニケーションを怠らず、”しっかり伝えあう”ことを大切にしたいものです。
生徒会新執行部スタート!!
『飛躍～大きな一歩を仲間と共に～』をテーマとし、新生徒会執行部を中心とした新たな生徒会活動を展開しています。
新執行部のメンバーは、生徒会長の村上颯くん、副会長の渡邊航平くん、伊藤帆海さん、執行委員の宮崎祐佳さん（学習委員長）、岩崎花菜さん（生活委員長）、村上凜さん（環境委員長）、越智乃愛さん（保健委員長）、村川未来さん（図書委員長）です。
執行部全体として1年間大切にしていきたい思いは「一人一人が自分から積極的に動き、大きな一歩を仲間と共に踏み出せる因島南中学校にしたい!」です。そのために、
- 諸活動に主体的に参画するための「話し合い活動」を充実させる。
- 諸活動の振り返りを大切にし、校内外へ情報を発信する。
- 一人一が主体となった委員会活動を充実させる。
この3つのことを大切にしていきたいと考えています。早速、1月の委員会全体の目標として『新入生の手本となる日常生活』を掲げ、各委員会で話し合ったことを基に取り組んでいます。
一人一つの活動をたくさんの人と連携して丁寧に行い、多くの人が「自分たちでやった!」という実感を味わってもらいたいです。
因島南中学校オープンスクール
1月23日（土）
地域、保護者、来年度の入学予定者（約250名）のたくさんの皆さんが来校し、立志式、参観授業（入学予定者は体験授業）、修学旅行説明会、入学説明会、部活動体験を行いました。
立志式
志宣言 - 2年生
14才という節目に、志を立てることの意義について考え、将来、自分はこうなりたいという志を「志宣言」としてはコミュティーホールに掲示しています。発表者と題は次のとおりです。
2年B組 |
西野 楓さん「子どもたちの笑顔」
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|---|---|
2年A組 |
渡邊航平くん「僕の志」
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2年A組 |
田中笑鈴さん「私の夢」
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2年B組 |
村川未来さん「翻訳家を目指して」
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<生徒の感想>
◎立志式での発表を聞いて、私はまだ全然自分の夢のことについて考えてないと思いました。だから、これからについて「中学生だからまだいいや。」と考えるのではなく、今からしっかり考えて計画を立てていきたいと思いました。（1年生）
◎自分の夢について深く考えることができ、友だちの志を聞いて、自分も因島に恩返しができる大人になって仕事がしたいと思った。（2年生）
◎1年生からやり直したいと思った。（3年）
◎夢を見つけるために、高校でいろんなことにチャレンジしていこうと思いました。（3年）
先輩からの激励のメッセージ - 3年生
今までの自分達の経験を踏まえ、出来たことだけでなく、後悔していることやこうしないといけなかったと思うことを、先輩として2年生に向けて「学習面」を杉原真白さんが、「行事面」を川野芳郎くんが3年生を代表して発表しました。杉原さんから、「勉強は団体戦だということ、継続すること、目標を定め進路選択することが大切であること」について、川野くんから「仲間との絆を深めることが出来る行事も大切。自分の損得で行動するのではなく、何事も本気で取り組んで欲しい。」という熱いメッセージを届けてくれました。
誓いの言葉 - 2年生
2年生を代表して、村上凜さんが、「因島で育まれたこと、因島南中学校で学べることを誇りに思い、自分を大切にし、友を大切にし、努力を惜しまず、自分らしい人生となるように、これからの未来を切り開いていく」ことを宣言してくれました。『志宣言』の中に「今できることをしっかりとやって、私は将来、～になります。」という言葉が印象に残りました。この言葉の中には、今、中学生としてできることをごまかさず向き合い取り組むことが夢の実現につながっているという思いや、私は、それをやっていくという覚悟を感じ嬉しくなりました。
授業体験・部活体験
入学予定者
小学6年生の皆さんが、立志式、授業、部活動を体験しました。立志式を見学してみて、先輩達の式に臨む姿（起立・礼・着席などのメリハリ）がすごかったという感想を伝えてくれました。やってみたいが伸びる時かも知れませんね！
3月の主な行事予定
1日（火）～ 3日（木） |
1・2年生学年末試験
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2日（水） |
一人一研究「ふるさとへの提言」報告会
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7日（月）～ 8日（火） |
公立高校選抜Ⅱ学力検査
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16日（水） |
卒業証書授与式
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20日（日） |
春分の日
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22日（火） |
公立高校選抜Ⅲ作文など
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25日（金） |
修了式、離任式、学習発表会
学年末懇談会
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体罰、セクシャルハラストメント相談窓口
教職員からの体罰やセクシュアルハラスメントに関しての相談窓口です。
※プライバシーを厳守します。
校内相談窓口
担当教職員 |
大室吉樹、岡野大助、沖邊まなみ
※相談しやすい教員に相談してください。
電話の場合は、0845-26-0373
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校内以外の相談窓口
- 尾道市教育委員会 TEL0848-20-7453
- 広島県教育委員会事務局 TEL082-513-4917・4918・4919
- 広島県立教育センター TEL082-427-3076
編集者から
「今、この時、自分は何ができるか…」このことが、立志式の中に流れていたと思います。生徒の感想に「大きい目標に向かって、小さなことからクリアしていきたい」「やりたいことに向けて努力することが大切」などがありあます。夢を持つ、志を立てることは、この言葉につながるのではないでしょうか。将来叶えたい夢を実現していくためには、中学生としての今できること・やらなければならないことをどれだけやっていくかではないでしょうか。
（教頭・大室吉樹）