因南中だより第80号
平成29年11月4日発行
学校長から
ひとの「生き様」を自分に繋ぐ
因島南中学校長 村上正喜
2度の台風も過ぎ、いよいよ秋が深まってきたと実感する11月になりました。
10月には、様々な市内の行事がありました。特に駅伝競走大会では、雨の中の大会となりましたが、選手達は皆、汗と思いの込められたタスキを必死になって繋ぎ、男子Aチームは、本校開校以来、念願の初優勝を成し遂げました。さらに、男子Bチーム、女子Aチームも5位に入賞するなど、選手達が日頃の苦しい練習を乗り越え、当日のひたむきな走りが実を結び、感動を呼ぶ大会となりました。音楽コンクールも、入賞とまではいきませんでしたが、3年生の生徒達の本当に心を一つにして真剣に歌う姿にまわりからも素晴らしかったという評価をいただき、生徒達も大きな達成感を持ったようです。それぞれの結果もありますが、何より、そこに向けて生徒達が真剣に向き合おうと努力する姿に大きな成長を感じることができました。
10月28日には、東京五輪まであと1000日という日を迎えました。以前、あるテレビ番組の中で、北京五輪での女子ソフトボール金メダル獲得に大きく貢献し、世界No.1投手となった上野由岐子選手の対談がありました。彼女は、現在も、現役で数々の記録を塗りかえている日本を代表する投手です。そんな彼女が対談の中で、「投手は調子の悪い時に抑えてなんぼだと思っている。調子のいい時に抑えるのは当たり前。当たり前のことが当たり前にできてもトップにはなれない。人のできないことができないとトップにはなれない。」と話した。正に世界No.1になった投手だからこそ出た言葉かもしれない。そんな上野選手も、アテネ五輪で銅メダルだった後の北京五輪までの4年間は、本当に苦しくて何度もやめようと思ったと言う。その中で、「どのくらい本気で金メダルを獲りたいのか」と言われた時、「『どのくらい本気なんだろう』と思った自分が、本気ではなかった。」と思い、その言葉で吹っ切れて乗り越えられたとも言う。「本気」という言葉はよく使われるが、その重みを改めて感じる。今、彼女は、東京五輪に向けて、「チームプレイで全日本の日の丸を背負って自分のとるべき事は何だ、自分の立場って何だ、と考えたとき、やっぱり自分が結果を出さなきゃいけない、自分が引っ張っていかなきゃいけない、その中で若手にどれだけものを伝えていけるか、日の丸を背負ってエースと呼ばれマウンドに立つということはどういうことなのか、そういうのを繋げていかないとやっぱり自分もユニフォームを脱ぐことはできない」とも語った。更に、彼女は「今は、恩人でもある全日本の宇津木麗華監督のために必死になって頑張って恩返ししたい。」と強い思いを抱き、東京五輪に臨もうとしている。人は自分のために頑張ろうとすることには限界があるともよく言われます。
生徒達にも、いろいろな人の“生き様"に触れ、その“生き様"から学び、自分の生き方、在り方に繋げてもらいたいと感じています。
大会等の記録
10月7日(土)・8日(土)に尾道市秋季総合体育大会がありました。新人戦でした。特に優秀な成績を残した部を紹介します。
尾道市中学校秋季総合体育大会
- 陸上男子オープン3000m
- 第1位 神原莉緒
- 第3位 村上詠信
- 陸上女子オープン100m
- 第3位 岡野穂花
尾道市中学校秋季総合体育大会
- 軟式野球の部
- 第2位
- サッカーの部
- 第2位
- バレーボール女子の部
- 第3位
- 卓球女子団体の部A
- 第3位
- 剣道の部女子個人
- 第2位 渡邊恭加
- 第3位 村上夏菜
サッカー部。因北中との合同チームで出場しました。
文化活動で優秀な成績を残した人を紹介します。
第7回尾道マンガ大賞展
- 佳作賞1コマの部
- 「再出航」柏原孝太郎
- 佳作賞4コマの部
- 「持ちきれない!」藤川史帆
- 「十年が詰まった1日」森卯乃
- 「変わった中学の卒業式で…」門家孝樹
- 「私の日常は、」楠見彩乃
第11回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画展
- 日本ユネスコ協会連盟会長賞
- 西原愛希
- 日本ユネスコ協会奨励賞
- 山本若菜
- 因島ロータリークラブ賞
- 渡邊恭加
第42回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール作文の部
- 入選
- 楠見彩乃
- 田川蒼真
第22回いい歯の日作文コンクール
- 佳作
- 柏原陽菜子
平成29年度中学生による租税作品募集習字の部
- 尾道関税会会長賞
- 楠見彩乃
第64回尾道中学校駅伝競走大会
10月21日(土)、土砂降りの雨の中、びんご運動公園を会場に、第64回尾道中学校駅伝競走大会が開かれ、本校からは男子2チーム女子1チームが参加しました。男女ともに健闘し、特に男子は昨年の2位入賞に引き続き、Aチームが第1位で優勝するという輝かしい成績を残しました。男子Bチーム、女子もともに5位と大健闘しています。また、各区間においても、素晴らしい記録を残しています。
男子スタート、優勝旗授与
<区間賞>男子
- 第1区
- 第1位 新谷紘ノ介
- 第2区
- 第2位 村上真一
- 第3区
- 第1位 神原莉緒
- 第4区
- 第1位 中村海斗
- 第5区
- 第1位 村井恒誠
- 第6区
- 第2位 住田凌真
男子は、11月19日(日)にアクアパーク(東広島運動公園)で実施される中国中学校駅伝競争大会に出場します。声援のほど、よろしくお願いいたします。
尾道市中学校音楽コンクール
3年生が、10月24日(火)に「尾道市中学校音楽コンクール」に参加しました。坂本恭子先生の指揮で、課題曲「きみとともに」、自由曲「春よ」をホールいっぱいに響かせました。残念ながら入賞は逃しましたが、この素晴らしい歌声は11月5日(日)の学習発表会でも披露されます。多くの方のご参観をお願いします。
お知らせ
10月30日(月)に本校コミュニティホールで「因島南中学校同窓会設立総会」が開催され、正式に同窓会が発足されました。
役員写真
11月の行事予定
1日(水) |
広島県「みんなで減災」一斉地震防災訓練
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4日(土) |
土曜日授業
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5日(日) |
学習発表会
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6日(月) |
授業日変更休日
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7日(火) |
挨拶運動(1-A)
PTA本部役員会
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8日(水) |
アセス
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9日(木)・10日(金) |
デリバリー給食12月分受付日
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10日(金) |
漢検
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11日(土) |
日本語検定
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12日(日) |
尾道市教育フォーラム
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14日(火) |
挨拶運動(1-B)
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15日(水) |
期末試験2週間前
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16日(木) |
オリパラ講演会(2年)
※1・3年生は午後授業なし
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17日(金) |
英検IBA(2年)
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19日(日) |
中国中学校駅伝
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20(月)~ 22日(水) |
進路相談会(3年)
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22日(水) |
期末試験1週間前
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29日(水) 30日(木) 1日(金) |
期末試験
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※デリバリーなし 4日、5日、16日
体罰、セクシャルハラストメント相談窓口
教職員からの体罰やセクシュアルハラスメントに関しての相談窓口です。
※プライバシーを厳守します。
校内相談窓口
担当教職員 |
小山肇、藤原茂記、鼻戸千依
※相談しやすい教員に相談してください。
電話の場合は、0845-26-0373
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校内以外の相談窓口
- 尾道市教育委員会 TEL0848-20-7453
- 広島県教育委員会事務局 TEL082-513-4917・4918・4919
- 広島県立教育センター TEL082-427-3076
編集者後記
11月5日(日)は学習発表会です。校内では、合唱コンクールに向けた歌声が響いています。展示や発表の準備も大詰めを迎え、生徒は意欲満々で発表を待っています。保護者、地域の皆さん、ぜひ、おいでください。
(教頭・小山肇)