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因島南中学校だより第53号

平成27年5月1日発行

学校長から

「知る」「感じる」「考える」「提案する」

因島南中学校長 古川昭生

因島南中学校長 古川昭生新入生85名を迎え、223名の生徒で今年度がスタートしています。それぞれの個性を大切に、長所を大きな束にした学びを推進することによって、活気のある学校づくりにしたいと考えています。

標題にしていますのは、本校教育推進の中心にしています「ふるさと学」の考え方を表した言葉です。生活する場を知ることから出発し、その中で体験することを通して感じることから、将来を考え、どのような策をとることが、この因島に有益なのかを提案させたいとしてのものです。今年度は、ステップアップした「提案」を重点にしています。

プロ野球などでの勝利者インタービューで「最高で~す!」と声を張り上げることしかできない選手がいます。一方、しっかりと試合を振り返ったり、それまでの練習を確認しながら、じっくりと落ち着いて応える選手もいます。ここまでに悩み苦しみながら努力を怠らなかったからこその言葉がそこにあると思います。誰もの生活は「今」「この場」が原点であり、土台です。この土台をベースとして、主体的に次をどのように行うかを考え、努力していく。このような生徒の育成に努めていきます。

保護者・地域の皆さまには、大人への入門期である中学生に「期待すること」をしっかりと話してもらって、叱咤激励のエールをかけて頂けることを期待しています。

土曜日授業

4月18日(土)

今年度に入り初めての授業参観・学級懇談会、そしてPTA総会が行われました。たくさんの保護者の皆さんが来校し新年度のスタートで緊張しながらも意欲的に取組んでいる生徒の姿を参観されました。

また、この日までに「今までの頑張りにプラスして…1学期はこれを絶対やりきります!」という各自のプラスワンを決め、全員のプラスワン宣言を各学級に掲示しました。一部を紹介します。

【1年生】

  • 自分から積極的に行動する
  • みんなで助け合う
  • 親に迷惑をかけない

【2年生】

  • 後輩の手本となる行動をする
  • 優しくなる!!笑顔を大切にする
  • コミュニケーションをとる

【3年生】

  • 出会った人に大きな声であいさつをする
  • 「生徒会執行部」であることを常に意識する
  • 決めたことを途中であきらめない

一人一人のプラスワンを読みながら感じたことは、「自分は今よりももっと良くなりたい」という思いをしっかり持っていること。そして、良くなるためにこれまでの自分を振り返り、「こんな自分になりたいを懸命に考え、今の自分が頑張って努力したらできること」を言葉に表していることです。言葉の中に込められている一人一人の思いを感じると心が熱くなりました。

ぜひ皆さんもプラスワン宣言の中に込められたそれぞれの思いを読み取ってみてください。互いが相手の思いを大切にできたらそれぞれのプラスワンの伸びがさらに大きくなるのではないかと思います。

プラスワン

授業参観授業参観
一学期のプラスワン
一学期のプラスワン一学期のプラスワン
生徒会執行部、部活動で挨拶運動生徒会執行部、部活動で挨拶運動

挨拶運動で日頃の挨拶の向上を!

4月27日(月)~5月1日(金)

生徒会執行部では、日頃の挨拶の向上を目指して登校時に挨拶運動を行っています。昨年までのPTA・部活動・執行部等による挨拶運動の取組と各自の頑張りにより、登下校や部活動で大きな声で挨拶をしようとする生徒の姿が多く見られるようになってきました。

一方、日頃の生活の場面では下を向いて挨拶の声が出ない場面も見られます。生徒会執行部ではその課題を捉え、因島南中学校の生徒全員が、人と人がつながるための挨拶が校内や地域の中でできるようになったらという思いで自分たちからレベル5の挨拶を行い、伝えたいという思いで挨拶運動を行っています。挨拶をしたいと思っていてもどのようにしたらよいか知らなければ、そして、身についていなければできません。日頃から、自分から、相手を見て、相手に伝わる大きな声で、笑顔で挨拶をしたいものです。

あいさつポスター

平成27年度職員紹介

  • 校長=古川昭生
  • 教頭=大室吉樹
  • 事務長=楢原博美
  • 教務主任=岡野大助
  • 杉村学級=杉村ふく子(理科)
  • 佐藤学級=佐藤由季子(音楽)
  • 養護教諭=沖邊まなみ
  • 非常勤講師=西原史弥(美術)、
    槇村陽子(家庭)
  • 支援員=高田克巳、栗田いずみ
  • 技術員=小林正和

学年担当

【1学年】

  • 松浦康子(学年主任・国語)
  • 眞谷和成(1A担任・技術)
  • 赤川真美(1B担任・英語)
  • 濱理佐(1C担任・保体)
  • 岩沖遼(数学)

【2学年】

  • 藤原茂記(学年主任・社会)
  • 清政年裕(2A担任・理科)
  • 平賀歩(2B担任・国語)

【3学年】

  • 小柳豊彦(学年主任・数学)
  • 宗岡充士(3A担任・保体)
  • 石川美帆(3B担任・数学)
  • 梅田紗希(社会)

体罰、セクシャルハラストメント相談窓口

教職員からの体罰やセクシュアルハラスメントに関しての相談窓口です。
※プライバシーを厳守します。

校内相談窓口

担当教職員
大室吉樹、岡野大助、沖邊まなみ
※相談しやすい教員に相談してください。
電話の場合は、0845-26-0373

校内以外の相談窓口

  • 尾道市教育委員会 TEL0848-20-7453
  • 広島県教育委員会事務局 TEL082-513-4917・4918・4919
  • 広島県立教育センター TEL082-427-3076

編集者から

早いもので平成27年度がスタートし1ヶ月が過ぎようとしています。新入生を迎え、部活や学習の場面でたくさんの生徒のがんばりが見られ、嬉しい気持ちになります。

更なる成長を目指して、今年度、因島南中学校が大切にしたい言葉の一つは「挑戦」です。現状に満足して「できた」のレベルをそのまま留めるのではなく、そこから更なる高みを目指し、たとえ失敗したとしても行動していくことで自分のこれまでの「できた」を広げて行ってもらいたいと考えています。

部活面では、9~10日に市春季総体が、23~24日に南部地区春季総体が開催されます。学習面では、18~19日に1学期中間試験が行われます。それぞれの場面で、自分たちの力をぜひ発揮してもらいたいです。

そのためにも、日頃から大切にしてもらいたい事があります。それは、生活・学習の基礎・基本をまずは身につけること。具体的には、生活面では3点固定(起床、家庭学習、就寝時刻の固定)や自分から行う挨拶、学習面では授業に集中し家庭学習で学習をつなげていくことなどです。もしかしたらすぐにはできないかもしれませんが、意識して行動することで少しずつ身につくのではないかと思います。そしてそれが身についたとき、皆さんの「できること」が1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後と大きく変わっていくと思います。

自分の、そして自分たちの「できた」を広げていくためにも、まずは基礎・基本を身に付ける!そして、挑戦を互いに大切にしていきましょう!

(教頭・大室吉樹)

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