因島南中学校だより第17号
2011年(平成23)9月1日発行
夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。2学期は大きな行事や部活動の大会が続きます。事に当って最も大切なことは「臨機応変と人の和」だと歴史が教えてくれています。これがあれば、必ず成功します。
来たる9月18日の体育大会に向け、水分補給と睡眠時間を充分確保しながら全力で練習に取組んでください。当日は皆さんの元気はつらつとした姿を、グランドいっぱいに保護者や地域の方々に披露しましょう。
また、読書の秋・勉学の秋とも言います。学習面にも最適の時期を迎えました。運動と学習の両面にわたり「文武両道」、頭を切り替え、集中力を発揮して頑張ってください。
学校長から
本日、始業式。学校に子どもたちの笑顔が戻ってくると心が和(なご)みます。休み明けは生活リズムを狂わせた生徒が目につくものですが、みんなシャンとしていて『これはいい2学期になる!』と予感しました。しかも、夏の部活動の大会で多くの賞状をもらい、伝達式で読み上げるのに時間がかかったのも嬉しい限りです。
さて、今年度は、昨年ガムシャラにやってのけた教育活動の一つ一つに、意味を乗せていこうとしています。例えば、本校の伝統にしたい『炊き出し大作戦』。昨年、300人分のカレーを2時間で作ることができた。今年、被災地の避難場所の話を吉田艦長からお聞きし、炊き出しの意味を知って作った。生徒たちには「うち(因島南中)に逃げてきた人らに、メシの心配はさせん。」と言ってのける、郷土を支える気概を持ってほしいと願っています。
『しかし今、大災害が起きて電気・水・ガスが止まったら…』と想定したとき、グランドに釜どやトイレを掘れるサバイバル型の実践力を育てておく必要があります。校長としましては、クラブ棟の一室に水や燃料・食料の備蓄を真剣に考えております。
本校は地域の避難所になっています。9月18日(日)は下見を兼ね、体育大会にぜひお越しください。
因島南中学校長 岡本和信
教育講演会全校登校日(8月5日)
夏休み中の全校登校日に、教育講演会を実施しました。演題は、「東日本大震災救援現場の状況から防災・救援の在り方を学ぶ」。講師に海上自衛隊練習艦しまゆき吉田久哉艦長をお招きしました。
吉田久哉艦長は、東日本大震災発生直後から現地に赴き、生存者の救助、行方不明者の捜索、被災者の救援と物資の輸送等を続けられました。そして、艦艇の修理のために因島の造船所に来られたのを機に、本校にお招きすることができました。
講演では、現地の状況や海上自衛隊の活動の様子、それに、海外からの救援等を、スライドを使って説明されました。海上には家や流木等様々な物が漂流していたそうです。生徒たちは真剣に講演に聞き入っていました。
本校が地域の避難所として実際にうまく機能するためには、受け入れ準備が必要です。1年生が2日後に行う「炊き出し大作戦」の意義を理解し、心構えをするためのとても大切な学習となりました。
炊き出し大作戦(1年生徒とロータリークラブの方々)
8月7日(日)に本校が避難場所となったことを想定した「炊き出し大作戦」をロータリークラブのご支援とご指導で行いました。
本校に設置されている、大型ガス炊飯器、大なべ(寸胴)、大型ガスコンロ等を用いて300人分のカレー作りに挑戦しました。
生徒は、感想文で「うれしかったことは、自分たちが作ったカレーを食べてもらって、おいしいと言ってもらえたことです。」「おかわりをしてくれる人もいて、作って良かったと思いました。」と、書いていました。
先日の講演会で、少しは被災場面をイメージできたようで、料理して食べていただくだけでなく、試食される方への笑顔も忘れていませんでした。
オープンスクール(3年)
夏休み中に、県内の各高等学校でオープンスクールがありました。本校からは7月31日・8月1日に弓削商船高専へ29名、8月25日に因島高校へ64名が参加しました。3年生は、進路実現を目指して頑張ってください。
9月の行事予定
1日(木) |
始業式、3年実力テスト
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2日(金) |
3年実力テスト
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3日(土)~ 5日(月) |
尾道市子ども科学展
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14日(水) |
体育大会予行
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17日(土) |
授業日(練習・前日準備)
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18日(日) |
体育大会
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19日(月) |
敬老の日
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20日(火) |
振替休日
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23日(金) |
秋分の日
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24日(土) 25日(日) |
県総合体育大会
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26日(月) |
振替休日
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