HOME > 因南中だより > 因南中だより第72号

因南中だより第72号

平成29年2月1日発行

学校長から

とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。
そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい。

因島南中学校長 古川昭生

因島南中学校長 古川昭生 厳しい寒さと、猛威を振るうインフルエンザ。1月中旬には学年閉鎖を余儀なくされ、いまだ完全回復に至らない状況が続いています。

 このようななかではありましたが、「オープンスクール」を実施しました。保護者、地域の皆様だけでなく、小学校6年生児童とその保護者にも参加いただいてのスタイルを続けています。式典に臨む凛とした姿、授業での真剣な態度、部活動を楽しく頑張る姿等を見たりともに活動して、『因島南中学の今』を感じてもらおうと続けています。

 そのメインのひとつが「立志式」です。中学校2年生にこれからの生き方を考えさせることを中心に、1・3年生にとっても、自身の現状を見直し、どのように改善していくことが有効かを考える場としています。

 その時の式辞として、ウォルトディズニーの「自分でやってみること」を伝えたのですが、同じように実行することの重要さを伝えている言葉を今月の標題にしています。松下電器(現在のパナソニック)の創業者である松下幸之助氏の言葉です。中学生とはいわず、大人にも「指示待ち」の世代が広がって、活性という意味では停滞感が言われています。まずは、自分からやってみてどうするで、動いてほしいと思います。

 地域の皆様の多くは、そうせざるを得なかった時代に生きてこられた方だと思いますが、自分で考え工夫して動いたことで繁栄を築かれたのではないでしょうか。中学生とは言わず、若い世代を叱咤激励して将来を託したいものです。

 2月28日(火)の午後、「1人1研究」で『因島への提言』を考えた3年生が報告会を行います。奮ってご参加いただいて、ともにこれからの因島に思いをはせていただければ幸いです。

生徒会新執行部スタート

 新生徒会執行部がスタートしました。

 新執行部のメンバーは、生徒会長の新谷紘ノ介くん、副会長の村上元太くん、北畑希実さん、執行委員の岡野歌蓮さん(学習委員長)、藤原翼くん(生活委員長)、藤川史帆さん(環境委員長)、岡野天佑くん(保健委員長)、村上瑠果さん(図書委員長)です。執行部全体として1年間大切にしていきたい思いは「周りのことを考え、一人一人が積極的に自分の意見が言える因島南中学校にしたい!」です。

 そのために、

  • 諸活動に主体的に参画するための「話合い活動」を充実させる。
  • 諸活動の振り返りを大切にし、校内外へ情報を発信する。
  • 一人一が主体となった委員会活動を充実させる。

 この3つのことを大切にしていきたいと考えています。早速、図書委員と生活委員が中心となり「話合い活動」を実施しました。それぞれの活動をたくさんの人と連携してていねいに行い、多くの人が「自分たちがやった」という実感がもてるよう頑張ってもらいたいです。

image004.png新執行部メンバー

因島南中学校オープンスクール

1月21日(土)

 地域、保護者、来年度の入学予定者他のたくさんの皆さん(約250名)をお迎えし、立志式、参観授業(入学予定者は体験授業)、修学旅行説明会、入学説明会、部活動体験を行いました。

立志式

image006.png 14才という節目に、志を立てることの意義について考え、代表3名がステージで宣言を発表しました。また、将来、自分はこうなりたいという思いを「志宣言」としてコミュニティホールに掲示しました。

「志宣言」の発表者と題は次のとおりです。

  • 2年A組 榊原 栞「将来の夢」
  • 2年B組 住田凌真「命を救う」
  • 2年C組 藤井真菜「あこがれの看護師」

<生徒の感想>
「人の役に立ち、人の命を助けたい」という強い気持ちが伝わってきました。将来の夢が私にはまだないので、真剣に考えていきたいと思いました。(1年生)
立志式に向けて、自分の夢について考えたことにより、自分がこれから頑張らないといけないことが分かった気がしました。大変かも知れないけど、夢の実現に向け、毎日少しずつ努力していきたいと思います。(2年生)
私は志を立てて頑張ろうとしている2年生を心から応援したいと思うと同時に、自分も志の実現に向け、できることを実行していこうと思いました。将来は人の役に立てる人になりたいと思います。(3年生)

 3年生の伊藤帆海さんと渡邊航平くんが、学年を代表して「先輩からの激励のメッセージ」を発表しました。今までの自分達の経験を踏まえ、「できた」ことだけでなく、こうしないといけなかったと後悔していることについても、思いが述べられました。「勉強は団体戦だということ、継続すること、目標を定め進路選択することが大切」、「仲間との絆を大切にし、今年よりさらにプラスワンした因島南中学校にしてほしい」など、たくさんの熱いメッセージを届けてくれました。

 最後に、2年生を代表して、村上元太くんが、「因島で育まれたこと、因島南中学校で学べることを誇りに思い、自分を大切にし、友を大切にし、努力を惜しまず、自分らしい人生となるように、これからの未来を切り開いていく」と高らかに宣言してくれました。

 コミュニティホールに掲示された「志宣言」を見ると、「将来めざすものに向け、今できることをしっかりとやっていきたい」と思いを綴っているものが多く見られたのが印象に残りました。今、中学生としてできることに向き合い努力していくことが夢の実現につながるという思いなど、これからに向けての覚悟を感じ、嬉しくなりました。

image010.png立志式「志宣言」発表

入学予定者体験授業

 小学6年生の皆さんが、立志式、授業、部活動を体験しました。立志式を見学してみて、先輩達の式に臨む姿(起立・礼・着席などのメリハリ等)がすごかったという感想がありました。「中学校」という新しいステージでの活躍に向け、自分のすべきことを見つめ直す機会としてください。

image014.jpg<体験授業>岡野大助先生「道徳の時間」

2月の行事予定

2日(木)
英語能力判定テスト(1年生)
3日(金)
選抜Ⅰ
6日(月)
田熊町民文化祭準備
7日(火)
8日(水)
デリバリー給食3月前半分申込み受付日
7日(火)
生徒委員会
8日(水)
生徒集会
10日(金)
漢検、親の道徳教育講演会
16日(木)
因島ロータリークラブ薬害防止教室
17日(金)
「1人1研究」校内発表会
21日(火)
2年生デリバリー給食なし
22日(水)~
24日(金)
修学旅行
27日(月)
1・2年生試験週間開始
28日(火)
「1人1研究」報告会

体罰、セクシャルハラストメント相談窓口

教職員からの体罰やセクシュアルハラスメントに関しての相談窓口です。
※プライバシーを厳守します。

校内相談窓口

担当教職員
小山肇、岡野大助、鼻戸千依
※相談しやすい教員に相談してください。
電話の場合は、0845-26-0373

校内以外の相談窓口

  • 尾道市教育委員会 TEL0848-20-7453
  • 広島県教育委員会事務局 TEL082-513-4917・4918・4919
  • 広島県立教育センター TEL082-427-3076

編集者後記

 新しい学年へと進級する1・2年生、進路開拓中の3年生にとっては短い3学期ですが、平成28年度をしめくくり、新年度に大きく飛躍するための力を蓄える日々にしてください。

(教頭・小山肇)

因南中だよりバックナンバー

平成28年5月-29年3月

平成27年5月-28年3月

平成26年5月-27年3月

平成25年5月-26年3月

平成24年5月-25年3月

平成23年5月-24年3月

平成22年5月-23年3月

僕らの地図 因南中のテーマ