夏休みに入って早10日が過ぎました。毎日の部活動で汗を流す生徒の顔がどんどん黒く逞しくなっています。また、因島水軍花火大会で出会った生徒たちも、明るく元気な挨拶をしてくれました。これからの1カ月、計画的に宿題を済ませ、積極的に各地域の行事に参加して、心に残る充実した夏休みにしてほしいと思います。

　今回は、6月後半から7月にかけて実施した行事や学習活動を載せました。

学校長から

　先日テレビで、企業はどんな人材を求めているかという特集をやっていました。情報収集力か？発想力か？それとも課題解決力か？…と考えながら観ておりましたら、なんと『コミュニケーション（意思伝達）力のある人』だそうです。

　また、公教育の基準となる学習指導要領が、今年度から小学校が、来年度から中学校が新しくなります。その中で国は、国語科だけでなく全教科で「言語活動の充実」を前面に押し出しています。自分の言葉で説明したり討論したり批評できる力をつけなさいと言っているのです。

　なんだか時代が変わってきました。背景には国際時代に通用する若者をイメージしているのか、それとも少子化やパソコン社会の中で対人関係がつくれない若者を案じているのか。「まぁええようになにをなにしましょうや」で理解し合っていた日本はすでに遠い昔になったようです。

　因島南中学校は、仲間が増えたお蔭でいろんな生き方があることに気づき、説明・説得の場も増え、賑やかで元気です。二学期も「♪～ここに学びて世界をめざさん～」でまいります。続いてご支援をよろしくお願いいたします。

因島南中学校長　岡本和信

校外学習（1年）

　6月22日（水）、1年生は村上水軍博物館と伯方塩業株式会社で校外学習を行いました。生徒の感想を一部紹介します。

• 村上水軍博物館に行って分かったことは、来島水軍、能島水軍、因島水軍の三つの水軍があったことです。また、伯方塩業株式会社では、塩の粒の大きさが塩の種類によって違うことが分かりました。
• 因島は、昔、水軍の島として栄えていたことが分かりました。そして、村上水軍は海賊と呼ばれていましたが、実際には水先案内や貿易など五つの顔を持っていたことが分かりました。
• 校外学習に行って分かったことは、因島にも日本の歴史を左右するようなすごい人物がいたということです。だから、これからも因島を誇りに思い、故郷を大切にしていきたいです。
• 私は、ふだん食べている塩も、作るのはとても大変だということが分かりました。
• 校外学習に行って、村上水軍はどのような活躍をしていたか、乗っていたのはどんな船か、使っていたのはどんな武器か分かりました。また、伯方塩業株式会社では、日本の製塩法の移り変わりや「伯方の塩」がどのように作られているのかが分かりました。知らなかったことが分かったので、ぼくはとてもうれしかったです。

修学旅行（2年）

　2年生は6月21日（火）から23日（木）にかけて関西方面をめぐり、貴重な体験をたくさんしました。宿泊した松井旅館でも、生徒たちは多くのことを学んできました。

進路説明会（3年）

　6月22日（水）3年生は進路説明会を行いました。体育館を4分割し、生徒と保護者が体育館内に設けられた各高等学校のブースを廻って説明を受けました。

　尾道東高校、尾道北高校、三原高校、尾道高校、如水館高校、弓削商船高専が説明に来られ、DVD等を使いながら分かりやすく説明していただきまさした。

　今後の予定として、夏休み中に実施される高校のオープンスクールに参加します。ぜひ自分自身で校舎内を見学し、各校で用意してもらった催しに参加して、進路決定の資料としてください。

交通安全教室

　7月5日（火）因島警察署のご指導による、交通安全教室を行いました。1学期末試験が終わり、夏休みに入る前に特に自転車の危険性について勉強しました。ちょっとした油断が青春を台無しにしてしまう内容のDVDが印象に残りました。