因島南中学校だより第51号
平成27年2月2日発行
学校長から
オープンスクールありがとうございました。
因島南中学校長 古川昭生
先日のオープンスクールには多くの保護者の皆さまをはじめ、地域の方々をお迎えすることができました。ありがとうございました。
1階コミュニティホールに、3年生は「わたしたちのふるさと」、2年生は「志宣言」、1年生は「私がなりたいかっこいい大人」を考えて、短冊に記入したものを掲示しています。時間がありましたらお越し頂いて、お子さんの、お孫さんの考える将来への希望や期待を感じて頂ければ幸いです。
子どもたちは、大人の想像以上に学びを高め成長しています。いつかは追い越される我々ですが、「簡単にはいかないぞ」と壁になって厳しく指導すること、「よく頑張っているね」と包み込む優しさを持って子どもたちを見守っていきたいものです。
3学期始業式
1月7日(水)
新学期のスタートである始業式を迎えるにあたって、社会に出た時に身につけておきたい「挨拶・返事」の特訓を式の前に行いました。
この日は、寒さのせいか「返事・挨拶」の声が小さく、とても式を始められる状況ではありませんでした。そこで、部活ごとに分かれ、大きな声で相手に気持ち良く伝えることができるよう練習を行いました。練習では、どの部活も明るく元気に声を出すことができ、さらに、全体での練習では練習前とは違い、「響く声」になっていました。
このとき、集団に力を感じました。集団の一員として「誇れる行動」をしていきたいですね!
また、3学期にむけて、1年岩崎花菜さん、2年藤木隆徳くん、3年石田美凪さん、生徒会村上凜汰朗くんが「意見発表」を行いました。自分の思いを持ち、今よりももっと良くなろうと伝えていくことは、自分だけでなく周りの人たちにとってもいい影響を与えるのだなと感じました。
生徒会新執行部スタート
新学期になり、いよい新生徒会執行部を中心とした生徒会活動が開始されています。新執行部のメンバーは、生徒会長の岡野汰紀くん、副会長の川野雄大くん、副会長の岡美波さん、執行委員の村上凜汰朗くん、松田優衣さん、田頭菜穂さん、東弘菜さんの計7名です。
執行部の大きな役割の一つに委員会の運営があります。紹介した岡野くんの順から、部長会、保健委員会、学級委員会、生活委員会、学習委員会、環境委員会、図書委員会の代表として因島南中学校をさらに良くするために、委員会活動を始めています。
執行部全体として1年間大切にしていきたい思いは「あらゆる行事に皆で協力し合ってやり抜く学校にする!」です。そして、それを実現させていくために、「みんなの意見を大切にした行事を、生徒会執行部で行う」を大切にしていきたいと考えています。また、生徒会活動を活気づけ軌道に乗せていくために、「まず初めにクラスの団結力を向上させていくための取組みから行いたい」と考えています。
先輩が築いてくれた土台の上に、どのような「挑戦」を試みようとしてくれるか、これからが楽しみです。そして、何よりも期待したいのは、私たちが最高学年になるという自覚を持つ言動が増えた2年生と、後輩を迎え先輩になろうとしている態度が見られてきた1年生の一人一人が執行部と力を合わせて自分たちのプラスワン!をつくることです。どのように活動していけば良いかは、3年生が様々な場面で良いモデル示してくれましたね。
因島南中学校オープンスクール
1月24日(土)
オープンスールでは、地域の皆さん、来年度の入学予定者、保護者を迎え、立志式、参観授業(入学予定者は体験授業)、部活動体験を行いました。
立志式
『志宣言』を行ったのは、2年A組、長尾棟一くん「世界を変える木工建築」、村上陽菜さん「音楽で伝えたいこと」、2年B組、山本啓壮くん「医者になりたい」、岡野志織さん「日本で伝わる書道」です。また、2年生の代表として岡美波さんが「因島に生まれたことを誇りに思い、自分を大切にし、友を大切にし、努力を惜しまず、自分らしい人生となるように、これからの未来を切り開いていきます。」という『誓いの言葉』を述べました。
立志式後の生徒の感想に、「先輩たちの立派な姿を見て、私も先輩のような志を持った2年生に成りたいと思った。」(1年生)や「今まで将来は、「成るように成っていくのだろう」と思っていたが、よく考えていかないとどうにもならないのだと分かった。」(2年生)、「後輩の志宣言を聞き、今、自分は志を実現するために努力できているのか、近づいているのかを振り返り、努力をしなければ志は実現できないということを再び確認し、頑張っていく決意をすることができました。」(3年生)などがありました。
各学年で、個人で感じることは様々ですが、たくさんの人の発表を聞き、「自分はどうしたい」という思いを持つことが次へのステップにつながるのではないかと感じました。
「ふるさと因島への提言」
後輩たちへの激励として、3年生の田窪龍斗くんと福田優香さんが1人1研究の提言を行いました。提言の後、福田さんから後輩へ、「いつも私たちを見守り、支えてくれているふるさとに感謝の気持ちを伝えたい。皆さんにもその気持ちを大切にし持ち続けてください。」というメッセージが送られました。
体罰、セクシャルハラストメント相談窓口
教職員からの体罰やセクシュアルハラスメントに関しての相談窓口です。
※プライバシーを厳守します。
校内相談窓口
担当教職員 |
大室吉樹、岡野大助、中本いずみ
※相談しやすい教員に相談してください。
電話の場合は、0845-26-0373
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校内以外の相談窓口
- 尾道市教育委員会 TEL0848-20-7453
- 広島県教育委員会事務局 TEL082-513-4917・4918・4919
- 広島県立教育センター TEL082-427-3076
2月の主な行事予定
3日(火) |
公立高校選抜Ⅰ
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11日(水) |
建国記念日
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18日(水)~ 20日(金) |
修学旅行
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26日(木) |
3年生租税教室
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編集者から
「志宣言」をした2年生の姿を見ながら、「志」がある人は、いい意味で自分だけでなく人を変えることができる人なんだなと感じました。
映画「雨あがる」の最後の場面でハッとした言葉がありあます。それは、武士である主人公の妻の「何をやったかではなく、何のためにやったのかが大切なのではありませんか。あなた方のようなでくのぼうにはきっとわからないと思いますが…」という言葉です。
志とは、~になりたいというだけでは志とは言わず、~になって「~をしたい」という目的を明確に持つことが「志」を持つということだと思います。「志宣言」をした4人の発表者には「何のために」という目的を持ち、どのようにしたいが述べられていました。
3年生の「立志式を終えて」の感想に、「今は、どんな人になりたいかはっきり言えるようになりました。」さらに、「1年1年を大切にし、これができるようになった、ここが成長したと言えるような生活をしたい。」と述べています。自分の中に「何のため」を持ちそれに近づいていくことが、芯のある強い自分をつくり、次への心の成長につなげてくれるのではないでしょうか。
(教頭・大室吉樹)