学校長から

「温暖化　止めるスイッチ　君の手に」

　師走に合わせたかのように、北風が強く厳しく、冬の到来となりました。今冬はノロウイルスの広がりが懸念されていますし、インフルエンザにおける学園閉鎖がすでに報告されています。うがい、手洗いの励行に一層努めたいものです。

　上に大書していますのは、「平成25年度尾道市環境標語コンテスト大人部門」での最優秀標語に選ばれた本校3年生の長尾輝人くんの作品です。今後、この標語に接する機会がありましたら、「因島南中学校生徒の作品」と思い出して頂けるとありがたいです。

　山間部にある小規模の学校が、地域と一体となって成果を上げていることがよくあります。その状況を生み出した要因のひとつには、「地域全体が知っている」があると思います。生徒による地域貢献活動は、右側にある記事だけでなく、クラブ活動におけるプラスワン活動としても行っています。このような生徒の頑張りは、先日の研究会に参加された皆さまから高い評価を頂きました。当日、講師の先生から示された改善の方向を基に研修を充実させて、可能性を大いに秘めた『中学生の力』を引き出していこうと思います。

　年が明けての1月25日（土）には立志式を行います。2年生が自身の夢を発表し、地域への貢献を考えた志を語ります。先輩である3年生が地域への提言を伝えます。機会がありましたらお越し頂いて｢今の中学生｣の姿に接して、感じて、知って頂ければと計画しております。

因島南中学校長　古川昭生

道徳地域公開授業

　「おのみち元気ウイーク」の初日にあたる11月1日に、道徳の授業を地域に公開しました。資料名は、1年生「ぼくのふるさと」、2年生「因島村上水軍陣太鼓」、3年生「ふるさと因島」で、どれも郷土愛について考える授業でした。

道徳地域公開授業（2年生）

古典の日（11月1日）

　11月1日の「古典の日」を中心にして、図書館に古典コーナーを設置しました。手にとって見ているうちに、貸し出しを求める生徒もおり、古典に親しむよい機会となりました。図書館ではこのような企画展示の工夫を続けています。

学校図書館に設けた「古典」特設コーナー

地域貢献活動

　道徳地域公開授業後、各地区生徒会単位で小学生とともに活動を始めました。土生地区は歩道・土生港清掃、灯りまつりの準備を手伝い、三庄地区は、海岸清掃、町民文化祭準備のお手伝い等を行いました。田熊地区は、神社・県道沿い歩道清掃、旧田熊中校舎の清掃等を行い、その他の地区は、芸予文化情報センター環境整備とその周辺清掃を行いました。この他にも、各クラブ単位での貢献活動を行っています。

土生港トイレ掃除

文化祭（ステージ発表・作品展示・合唱コンクール・全体合唱）

　11月2日（土）、「超越～さらなる高みへ～」をスローガンに、第4回文化祭を行いました。
午前中にブラスバンド部の演奏、総合的な学習の時間で学習してきた内容の学年ごとの発表、午後はPTAコーラス、太鼓クラブ演奏、クラス合唱、全校合唱を行い、クラス合唱では3年B組が最優秀賞に選ばれました。授業や部活動等で製作した作品をコミュニティーホールに展示して日頃の活動を披露しました。

　どのクラスも頑張っていて、毎年レベルが高くなっています。参観された多くの方から、「全校合唱を、もっと聞きたかった。」といった感想が寄せられました。会場いっぱいの保護者や地域の方々に、最後まで応援していただき、心に残る文化祭になりました。

全校合唱『夏の日の贈りもの』


ブラスバンド部

太鼓クラブ

文化部の展示

教育研究会「ふるさと学」の学習内容を公開

　11月26日（火）に、中村学園大学准教授の田村知子先生を講師として、教育研究会を行いました。

　3年生の授業を中心に、全クラスの授業を公開し、研究発表、研究協議を行いました。落ち着いた雰囲気で生徒は授業を受け、本校の研究主題「『ふるさと学』を中核とするカリキュラムマネジメントの創造～『知る』『感じる』『考える』～」の研究成果が出てきたように感じられました。

研究協議