2024年2月17日 / 最終更新日 : 2024年2月23日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【349】名荷涅槃像(尾道市因島洲江町正善寺) 涅槃像(尾道市因島洲江町正善寺) 因島洲江町の曹洞宗天龍山正善寺には涅槃像(ねはんぞう)がある。 美術品の鑑賞には国宝とか重要文化財であるとか、誰々作とかのレッテルが付きまとう。しかし、この涅槃像を見ていると、そんな知識 […]
2024年2月10日 / 最終更新日 : 2024年2月19日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【348】名荷(みょうが)神社(尾道市瀬戸田町名荷) 名荷神社(尾道市瀬戸田町名荷) 名荷(みょうが)神社の参道は長い。写真㊤の鳥居よりも前から続くのであるが、この位置からなら牡蠣山が後ろに見え、参道の彼方に拝殿の緑青(ろくしょう)の屋根がかすかに見える。長い参道を登ると名 […]
2024年2月3日 / 最終更新日 : 2024年2月11日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【347】牡蠣山(尾道市瀬戸田町茗荷) 牡蠣山(尾道市瀬戸田町茗荷) 前回すこし触れた牡蠣山について書いてみよう。 牡蠣山は生口島の東側にそびえる標高408メートルの形の良い山で、生口島では、西端の観音山に次いで2番目に高く、茗荷と洲江町・原町を隔てている。高 […]
2024年1月27日 / 最終更新日 : 2024年2月6日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【346】天満神社(尾道市因島洲江町) 天満神社(尾道市因島洲江町) 生口四国霊場は瀬戸田町茗荷から始まり、7番の鉢谷大師堂を過ぎると稲荷神社の隣を通って山を越えて洲江町に入る。 これは茗荷と洲江町とを結ぶ海岸通りがない時代の創建で、茗荷と洲江町との間は山で隔 […]
2024年1月20日 / 最終更新日 : 2024年1月28日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【345】生口四国12番焼山寺(尾道市因島原町荒神社) 生口四国12番焼山寺(尾道市因島原町荒神社) 生口四国霊場第十二番札所焼山寺は荒神社の境内にある。と言っても珍しいことではないが、いつもながら複雑な感情と、別の意味での安心感を同時にもつ。 複雑な感情というのは神社の境内 […]
2024年1月13日 / 最終更新日 : 2024年1月24日 times 社会を明るくする運動 「社会を明るくする運動」作文・標語入賞作品きまる 「社会を明るくする運動」は、法務省が主唱し、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人たちの更生についての理解を深め、犯罪や非行のない「明るい社会」を築こうとする全国的な運動である。 尾道地区保護司会(木村修二会長)は第73回作文 […]
2024年1月13日 / 最終更新日 : 2024年1月24日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【344】生口四国16番延命寺(尾道市因島原町堂中) 生口四国16番延命寺(尾道市因島原町堂中) 生口四国霊場は安政五年ごろの設置だというから、因島の島四国よりはるかに古い。 今回はそのうちの16番延命寺を紹介する。四国名では観音寺であるが、ここはかつて延命寺のあったところ […]
2024年1月6日 / 最終更新日 : 2024年1月16日 times シマナミ海アソビ 尾道海属記念連載「シマナミ海アソビ」【20】初日の出カヤック カヤック⑱ 初日の出カヤック 令和6年元旦、朝6時半、因島の三庄湾からカヤックで出艇して、20分ほどで大海原をのぞむ絶好の初日の出ポイントにたどり着きます。 ほどなく東の空がオレンジ色に染まるマジックアワーに感動し、水平 […]
2024年1月6日 / 最終更新日 : 2024年1月16日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【343】平山画伯スケッチポイント15(尾道市瀬戸田町瀬戸田御寺) 生口島の南側に回ると、因島洲江町、因島原町の南は岩城島が目の前にあって高い積善山が視界を遮るが、岩城島との間は日当たりの点から考えれば十分な距離で、まことに良好な土地である。さらに西に行けば伯方島が遠く見えるようになり、 […]
2024年1月6日 / 最終更新日 : 2024年1月16日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【169】モズのはやにえ 本連載【52】モズで、モズを紹介したが、モズのはやにえ(早贄)に関連する研究の一端を紹介する。 モズは、秋口にオス、メス共に、それぞれ、縄張りを持ち、”キィー キィー…”と甲高い声で「高鳴き」し、 […]
2024年1月1日 / 最終更新日 : 2024年1月8日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【342】平山画伯スケッチポイント20(尾道市瀬戸田町瀬戸田57) 前回の向上寺三重の塔のスケッチポイントの1つ前は、向上寺山門のところである。山門がここにあるから、ここが表参道ということになるのであろうが、途中通ってきた狭い路地は別のもので、いつしか参道に合流していたと解釈してよいのか […]
2024年1月1日 / 最終更新日 : 2024年1月7日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【168】ヤマドリ 水鳥や海鳥は、水辺や海にいる鳥のことで、種の名前ではないが、ヤマドリ(山鳥、山鶏)は、キジ科の一種の名前で、古くから知られている野鳥である。飛鳥時代・西暦671年の新羅から天智天皇への貢物に、山鶏(ヤマドリ)がある(日本 […]
2023年12月16日 / 最終更新日 : 2024年1月7日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【167】クサシギ・タカブシギ・キアシシギ・イソシギの識別 2022年9月に石田憲ニさん(因島土生町)が因島でクサシギを撮影したので、因島の野鳥として、本連載【152】に紹介した。 そこでは、「春・秋に渡りの途中で日本を訪れる旅鳥で、西日本以南では越冬もするとされている」と述べた […]
2023年12月16日 / 最終更新日 : 2023年12月30日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【341】平山画伯スケッチポイント21(尾道市瀬戸田町瀬戸田57) 向上寺三重の塔は平山郁夫画伯の生家に近いところにある国宝の建物であるから、平山画伯でなくとも様々な角度で描いて見たくなるのも当然である。だから三重の塔を描いたものが3枚もあっても、決して多すぎはしない。むしろ少なすぎると […]
2023年12月9日 / 最終更新日 : 2023年12月18日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【166】ウミアイサの群れが来る 2020年12月に因島の沖合に、はじめてウミアイサ・メスを見つけ、不鮮明な写真であったが、因島で見た野鳥として本連載【98】で紹介した。 2022年12月に、石田憲二さん(因島土生町)三庄湾でウミアイサが群れているのを発 […]
2023年12月9日 / 最終更新日 : 2023年12月18日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【340】平山画伯スケッチポイント24(尾道市瀬戸田町瀬戸田) 平山画伯スケッチポイント24(尾道市瀬戸田町瀬戸田) 回に続き平山郁夫画伯のしまなみ海道五十三次のスケッチポイントである。せっかくであるから瀬戸田町について書いてみよう。前回書いたようにたくさんあるので、選択に迷うが、い […]
2023年12月2日 / 最終更新日 : 2023年12月10日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【165】比翼連理(ひよくれんり) 種間托卵、種内托卵、つがい外父性で、鳥の繁殖システムの一部を述べた。これらの習性は、必ずしも、「かわいい」とはいえないかもしれないが、仲睦まじく可愛い鳥の姿を見る機会は多い。 玄宗皇帝と楊貴妃の悲劇を詠(よ)んだ長恨歌に […]
2023年12月2日 / 最終更新日 : 2023年12月10日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【339】平山画伯スケッチポイント37(今治市上浦町井口) 平山画伯スケッチポイント37(今治市上浦町井口9170-2) 平山郁夫画伯しまなみ海道五十三次のスケッチポイントは、生口島のものが圧倒的に多いのは当然であるが、また多々羅大橋を描いたものも多いのも注目に値する。やはり生家 […]
2023年11月25日 / 最終更新日 : 2023年12月2日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【164】つがい外父性 私たちに馴染み深いツバメやスズメのヒナは、孵化した時は、羽毛はなく目も開かず自分で移動もできない。親鳥の1羽がヒナを保温し、別の親鳥が餌を運んでくる。2羽で、すなわち、一夫一妻で子育てをするのが、至極当然のように考えられ […]
2023年11月25日 / 最終更新日 : 2023年12月2日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【338】宝篋印塔(今治市大三島町宮浦) 宝篋印塔(今治市大三島町宮浦) 大三島の大山祇神社には巨大な宝篋印塔(ほうきょういんとう)が3基あり、それも一遍上人ゆかりのものと伝わっている。 一遍上人は空也上人が始めた踊り念仏を広めながら全国各地を遊行した人である。 […]
2023年11月18日 / 最終更新日 : 2023年11月27日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【337】甘崎城跡(今治市上浦町甘崎4661) 甘崎城跡(今治市上浦町甘崎4661) 大島の能島の対岸の水場は道路の分かれ道に小さな溝と草の茂った崖があるだけで、何ら目印になるようなものはない。それに対して大三島の水場はありがたいことに「水場」というバス停まであって、 […]
2023年11月11日 / 最終更新日 : 2023年11月19日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【336】笛之戸庄左衛門頌徳碑(今治市宮窪町江口) 笛之戸庄左衛門頌徳碑(今治市宮窪町江口) 能島への水を供給するための大島側の水場を探していたら、人家が途切れる江口集会所の隣に、大きな頌徳碑があった。その隣の小さな石には「猪之塚」と書いてあるだけである。大きな方は「頌徳 […]
2023年11月11日 / 最終更新日 : 2023年11月19日 times 社会を明るくする運動 「社会を明るくする運動」入選作文【16】言葉の重みを 尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。 言葉の重みを(中学校の部 尾道市入選作品) 高西中学校2年 平野結菜さん 「非行」とは、「正しくな […]
2023年11月4日 / 最終更新日 : 2023年11月19日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【163】種内托卵 前回【162】は、自分の巣を持たず、異種の鳥の巣に卵を産み、巣の持ち主に巣立ちさせる、いわゆる種間托卵(真性托卵)を紹介した。今回は、自ら営巣・育雛をする鳥が、同種の別個体の巣にも産卵し育雛をさせる、いわゆる、種内托卵の […]
2023年11月4日 / 最終更新日 : 2023年11月15日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【335】館山(今治市吉海町) 館山(今治市吉海町) 大島では亀老山(301メートル)が圧倒的に有名であるが、その南西にあってやや低い館山(たてやま)(230メートル)も捨てがたい。館山は亀老山と違い自動車道はついていないので、海岸から頂上まで標高の2 […]
2023年10月28日 / 最終更新日 : 2023年11月15日 times 社会を明るくする運動 「社会を明るくする運動」入選作文【15】リスタートできる社会に 尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。 リスタートできる社会に(中学校の部 尾道市入選作品) 向島中学校1年 村上薫さん 「山桜鉄格子越し […]
2023年10月28日 / 最終更新日 : 2023年11月15日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【334】金剛福寺参道入口(今治市吉海町名駒) 金剛福寺参道入口(今治市吉海町名駒) 大島准四国霊場の各札所の名前はこれまで書いてきたようにお堂の名前で呼ばれ、四国の寺名は副次的に添えられる。今回は煩雑になるので寺番と四国名で記したい。 その38番金剛福寺の本四国は足 […]
2023年10月21日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 times 社会を明るくする運動 「社会を明るくする運動」入選作文【14】私達でつくる明るい未来 尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。 私達でつくる明るい未来(中学校の部 尾道市入選作品) 日比崎中学校1年 林真樹さん あなたは、一度 […]
2023年10月21日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【333】北畠顕成井戸跡(今治市吉海町名) 北畠顕成井戸跡(今治市吉海町名) 能島の対岸の大島、甘崎城跡(古城島)の対岸の大三島には、それぞれ水場と呼ばれる地名が残っており、各小島に居を構えた水軍がそこから飲料水を運んだと推定される。 大島の国道317線を南に向か […]
2023年10月21日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 times 因島椋浦町 松本肇短編小説Ⅲ 風の償い【9】【10終】 【9】 「お父さん、お母さん早く乗って」 明美はガレージから、アウディを出し乍ら言った。 明美には、心当たりがあった。 早苗が行くのは、椋浦の藤棚=写真㊤=に違いない。毎年、藤の花が咲く頃になると、早苗は明美を誘って、よ […]