「はっさくボラ」のすすめ【3】八朔の販売先を広めたい

因島サンライズ農園 丸山邦夫

3年前に、東京から因島に移住してきた農業未経験者の私が、ささいなきっかけで、八朔の収穫をお手伝いすることになりました。

3年目の収穫で60人にも増えた八朔収穫ボランティアの方々のおかげで、もっとも大変な作業である収穫を終えられるようになりました。

この収穫ボランティア活動で得られたことがふたつありました。

ひとつは、「つながり」です。ボランティア活動を通じて、つながりが生まれました。そのつながりをこれからもずっと大切にしたいという想いで、LINEグループを作り、そのLINEの中で、ボランティア活動の写真や畑作業の様子などをシェアしながら、ボランティアメンバーの個人的な活動も掲示板のようにシェアして、大きな輪ができました。

この輪が年々大きななり、待ち遠しい年末年始イベントと思ってもらえるようになりました。

そして、もうひとつは「販路」です。収穫してもそれを販売するルートがなかったのです。

JAという選択肢はありましたが、ベテランの農家さんのようにスーパーにならべられるほどのきれいで大きな八朔を作るまでには至りませんでした。さらに、安全で安心な柑橘を目指して、農薬を使わないで八朔の栽培をしていますので、厳しい商品規格に収まるような八朔はたくさんできません。JAに卸すとなれば、決められた農薬を使い、商品規格に入らないと受け入れをしてもらえませんし、専業農家でもない週末農家の私たちにとっては高いハードルなのです。

ではどうやって販売するのかと頭を抱えていたら、ボランティアに参加してくれたメンバーから次々と注文が入ってきたのです。なんと、ボランティアのメンバーがアンバサダーとなって宣伝をしてくれたのです。因島の八朔の美味しさに魅了され、友だちや家族に「ここの八朔美味しいよ」と食べさせて、その方々から注文が来るようになったのです。今では、販売量の6割以上が、ボランティアメンバーからの紹介によるものです。

ECサイトでの販売を頑張っていましたが、クチコミの影響力に改めて感心するばかりです。

さて、次号では簡単だけど奥深いはっさく栽培へのチャレンジについてお話します。

【問合せ】TEL 090-6853-7569(因島サンライズ農園・丸山)

 

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