「はっさくボラ」のすすめ【1】耕作放棄地を減らして因島のはっさくを助けたい

因島サンライズ農園 丸山邦夫

私たちは、高齢化で栽培や出荷が困難になった八朔(はっさく)農家さんのお手伝いをボランティアで行っています。今回、この「はっさくボラ」の話を数回に分けてしていきます。

因島三庄町に1反(300坪)の八朔畑(60本の八朔の樹)を当時76歳のおばあちゃんがご近所やご親戚の方々に助けられながら、栽培・収穫・出荷を行っていました。

おばあちゃんもご親戚の方々も高齢化で畑作業がつらくなったようで、軽い気持ちで収穫のお手伝いをするようになりました。

因島は八朔の発祥の地であり、約2,000戸の農家が八朔を栽培しています。

因島の八朔は、さわやかな苦味と甘さをもっており、とてもおいしい柑橘です。地方から因島に来られたお客さんは、「八朔のイメージが変わった」とか「八朔ってこんなにおいしいんだ」と感動されるほどです。

しかしながら、この八朔に現在危機がきているのです。高齢化の影響で、八朔の栽培ができなくなる農家さんが増えているというのです。こんなに美味しい八朔の畑が耕作放棄地になっていっているのです。

おばあちゃんに「八朔畑、あんたやらんかね(月)」と言われました。それがきっかけでした。

瀬戸内海に憧れ、海の傍で暮らしたいと東京から移住してきた私が、八朔の収穫を手伝い始めたのです。

60本もある樹の八朔の収穫をするのは楽なものでは決してありませんでした。また、収穫はできても販路がJAしかないために、売り上げを期待できるようなものではなかったのです。

こうして、八朔の収穫、さらには栽培、販売にまで手を広げていくようになりました。

ボランティアを募り、八朔の収穫を始めるようになったお話しは次号で。

【問合せ】TEL 090-6853-7569(因島サンライズ農園・丸山)

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