因島図書館展示「環境問題を考えよう」

因島図書館では、アメリカの科学者レイチェル・カーソン没後60年を記念して、「環境問題」について特集企画展示をしている。4月30日(火)まで。

約60冊の蔵書のリストの中心は1962年、アメリカで出版された「沈黙の春」と題された本。著者であるレイチェル・カーソンは、現在の人類の最も重要な課題ともいえる環境問題の原点を訴え、「人間の活動によって自然のバランスがくずされ、野生生物ばかりでなく、人間自身の生命さえも脅かしてしまう可能性」を、世界中に警鐘を鳴らし続けた科学者。「二十世紀の最も偉大な頭脳百人」の科学者・思想家の分野でただ一人の女性として選ばれた。レイチェルの出身地ペンシルバニア州では、レイチェルの誕生日である5月27日を「レイチェル・カーソンの日」として州の記念日としている。

ほかに次のような蔵書が紹介されている。

失われた森(レイチェル・カーソン)▽センス・オブ・ワンダー(同)▽レイチェル・カーソンの世界(上遠恵子)▽いきもの六法▽海はゴミ箱じゃない▽SDGsとトイレ▽カーボンニュートラル▽子どもたちに語るこれからの地球▽これってホントにエコなの?▽正義で地球は救えない▽世界の環境危機地帯を往く▽地球のためにわたしができること▽水の未来など計59冊。カウンターで申し込めば貸りることができる。

【問合せ】☎0845-22-8660因島図書館(月曜日休館)

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