2017年5月27日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【42】雨の日の街 雨の日の街 やっと、この街に来た。 なんとも縁のある巡り合わせだ。 私が勤めているスポーツクラブで、新規導入するプログラムのライセンスを取得することになった。 そのため、そのプログラムが導入されている支店に、事前にレッス […]
2017年5月13日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【41】大人になる 大人になる 子供の頃、大人になることに憧れていた。 スーツを着たり、パンプスを履いたり、スラッと脚を伸ばし、髪をなびかせ颯爽と歩く、そんな大人を想像していた。 自分はどんな大人になるのかと楽しみだった。 中学生のときだっ […]
2017年4月15日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【40】回想録 回想録 『視線をそらす文化』 おそらくそういう題名だったはずだ。 国語の教科書に載っていた教材の一つ。小学何年生かは忘れてしまったが、2・3年生だったように思う。 日本人と外国人のコミュニケーション文化の違いを挙げた内容 […]
2017年3月11日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 因島観光協会 故郷への手紙【39】「再発見」因島観光物産展 銀座に故郷の名産並ぶ 再発見 2月25日(土)・26日(日)、銀座の広島アンテナショップで因島物産展が開催された。 弟と予定を合わせて、銀ブラすることに。 26日(月)朝、有楽町駅で待ち合わせ。 東京マラソンの日だということもあり、駅前やメイ […]
2017年2月25日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【38】思うこと 思うこと 最近意識していることがある。 物を捨てること 物を持ち過ぎないこと 必要なものを持つこと 欲しいと思ったら、ほとんどの物が手に入る。 食べたいと思ったら、いつでも買いに行くことができる。 行きたいと思ったら、大 […]
2017年2月11日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【37】あんこ あんこ このお正月、あんこを作った。 念願の夢、私の小さな夢を実現した。 まずは、眠っていた小豆をたっぷりの水に浸した。 数ヶ月も台所で眠っていたので、よーく浸さないと目を覚ましてくれない。 ワクワクしながら、一晩を過ご […]
2017年1月7日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【36】島時間(2) 島時間(2) 宿泊地はバスで行く予定だったが、乗り場がよく分からず歩くことに。 歩いて1時間程度なら大丈夫。 小学生の頃、三庄から椋浦までをよく歩いて帰った。 そのおかげで歩くことは苦にならない。 海の気配に誘われて、波 […]
2016年12月17日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【34】島時間(1) 島時間(1) 先週、奄美大島へ行っていました。 訪れるのは2回目。 今回もまた出会いと発見の旅になりました。 飛行機の着陸前、耳が破裂しそうに痛くなる。子供の頃からそうだった。 子供の頃はこの痛みが何なのか分からず耐える […]
2016年12月3日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【33】花の名前 花の名前 商店街が好き。 朝早くからいい香りがするパン屋さんは、眺めるだけで幸せになる。 お昼はお魚屋さんの元気な声が活気を生むし、夜は少し暗い静かな一本道になる。 つい先日、初めてお花屋さんで花を買った。自分のために花 […]
2016年11月19日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【32】修行(3) 修行(3) 「自分の内側に意識を向けましょう」 ヨガでよく言われる言葉だ。 周りを気にせず、自分を見る。 鏡の姿ではなく、自分の内側を見る。 大地を感じ、自然のエネルギーを感じ、それらとつながる感覚を全身で感じるのだ。 […]
2016年11月5日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【31】修行(2) 修行(2) 前回から引き続き、ヨガについてを記すことにしました。 私が所属しているスポーツクラブ主催のヨガイベントに参加したときのことをお話します。 「108回の太陽礼拝をしましょう」 寒い秋の夜空、芝生の上には各々のマ […]
2016年10月22日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【30】修行(1) 修行(1) ヨガを知ったのは、私が高校生のとき。テレビCMがきっかけだった。 朝日を浴びながら、女優さんが鳩のポーズというアーサナ(ポーズ)をしていた。 気持ちよさそうだと思い、真似してみた。 すると、すっと身体に馴染ん […]
2016年10月8日 / 最終更新日 : 2016年10月14日 times 因島椋浦町 故郷への手紙【29】長い休日(椋浦編) 長い休日(椋浦編) こんなに暗かったかな? 夜の海、よく家を抜け出してここへ来た。 あの頃にくらべると、外灯も家の電気も少なくなったな。 波の音が聞こえる。 虫の音が聞こえる。 ただそれだけ。 防波堤に座って眺める景色、 […]
2016年9月24日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【28】導き(2) 導き(2) 細い通路を進んで行くと、一番奥の方にそこはあった。 「ここだ!」 恐る恐る足を踏み入れた。 小さな部屋の中、小さな額縁がいくつも並んでいた。 独特なタッチと配色、何度見ても面白い絵だ。 絵と一緒に飾られた言葉 […]
2016年9月10日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【27】導き(1) 導き(1) この数ヶ月の出来事。 導かれるような出来事だった。 以前から行きたかった南インドカレーのお店。JR大森駅から少し歩くとあるお店。 ふと思い出して、ランチに行くことに。 ふと見上げた壁に目を奪われた。 気になっ […]
2016年8月27日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【26】変化のとき 変化のとき 髪型を変えた。 おでこを出してみた。 見える世界が少し変わってきた。 ここ2年くらい、ショートカットキャラで通してきた。 伸ばそうかなと思うことはあったけど、やっぱり短い方が落ち着くからと切り続けていた。 あ […]
2016年8月12日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 因島三庄町 故郷への手紙【25】架け橋 架け橋 東京で出身地を聞かれるとき、「広島県の因島」と答える。 広島県だけでは終わらないことにしている。 その場で携帯電話で調べてくれる人がいると、すごく嬉しい。 最近、続け様にそのような人と出会った。 故郷を画面の地図 […]
2016年7月30日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【24】巡り合わせ 巡り合わせ 写経をしたくてお寺を探していると、朝の座禅会をしているお寺を見つけた。 毎月最終週の水曜日朝。 場所を調べると、生まれ故郷のすぐ近く。 不思議な縁を感じた。 朝7時過ぎ、静かな住宅街を歩くと見覚えのある景色。 […]
2016年7月16日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【23】草にすわる 草にすわる 八木重吉という詩人の詩が新聞に載っていた。 わたしのまちがいだった わたしの まちがいだった こうして 草にすわれば それがわかる 黄緑色の庭と白い木造の建物に、目を奪われた。 ぼんやり眺めたくなる鮮やかな […]
2016年6月25日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【22】自然と過ごす日 自然と過ごす日 静かな港、空を見上げた夜のこと。 いつもは星を楽しみに見上げる空。 その夜は、どんより曇っていて星座はひとつも分からなかった。 ぼんやり眺めていると、ふと思ったのでした。 私が見上げているこの空、見えてる […]
2016年6月11日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【21】映画の時間 映画の時間 最近、改めて気付いたことがあります。 私は、映画と映画館が好きなようです。 映画を観ると、知らない世界と出会える。 行ったことのない国や場所、話したことのない言葉。 未知の世界に夢中になれる。 映画館は、心地 […]
2016年5月28日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【20】エール! エール! ねぇ、パパとママ 僕は行くよ 旅立つんだ 今夜 逃げるんじゃないよ 飛び立つんだ 酒もタバコも捨てて飛ぼう (中略) 人生を信じて 自分を見つめる どう生きよう 思いにふける 独り 息が詰まる この鳥かご 胸が […]
2016年5月14日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙 【19】お母さんへ お母さんへ 私の職場には、子供の運動スクールがあります。スイミング・ダンス・空手の子供達が通っています。 子供達と接するときに、ふと感じることがあります。 「お母さんみたい」 両手で食事をしなさい 後片付けをしなさい 自 […]
2016年4月30日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【18】懐かしい場所へ行きました 懐かしい場所へ行きました 初めて住んだのは川崎の街はずれ。 片道10分の電車の終着駅、小島新田(こじましんでん)という街に約2年住んでいました。 工業地帯のすぐ近くの住宅地。 少し歩くとラウンドワンや大きなショッピングセ […]
2016年4月16日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【17】思うこと 思うこと ふと気がついた。 物が溢れている環境に流されている自分がいる。 24時間のコンビニ、夜中まで開いているスーパー。 野菜やお肉はコンビニで買えてしまう。 どこでも何でも手に入る。 「これじゃいけん!」 欲しいもの […]
2016年4月2日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【16】石の島(6) 石の島(6) 朝の海風で顔が冷たい。 旅もこの朝でおしまいだ。 海におじさん4人組。大木を軽トラに乗せようと奮闘していた。ものすごく立派な木だった。 「頑張れ」 目が合うと、ニッコリ手を振ってくれた。 船の出発前に、坂の […]
2016年3月19日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【15】石の島(5) 石の島(5) 宿への道は長かった。 遠くに島々が見える海は、瀬戸内海に少し似ている。 海を横目に歩く帰り道。 たまに通る車は品川ナンバー。 小学生の頃、三庄から椋浦までをよく歩いて帰った。 バスを待つよりも歩く方がワクワ […]
2016年3月5日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【14】石の島(4) 石の島(4) 山道を抜けると大きな通りに出た。 「どんな景色が待っているのだろう」 そんな思いが、私の脚をひたすら動かした。 「海岸まで意外と遠いなぁ」 少し弱気になりかけたとき、黒い犬が現れた。 人懐っこい顔と目が合っ […]
2016年2月20日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【13】石の島(3) 石の島(3) 「あの島は何島だろう」 考えることは、島と海のことばかり。 あえて予備知識は多く持たない。その地で五感すべてを使って知るのが私の旅。 島の中心地には、流人の墓や牢屋跡など歴史的なものが多くあった。 教科書よ […]
2016年2月6日 / 最終更新日 : 2024年2月27日 times 故郷への手紙 故郷への手紙【12】石の島(2) 石の島(2) 砂浜を踏みしめて、貝殻と石に夢中になった。 風がひたすら髪をさらっていく。 ビルの街を歩けば、きっとうっとうしく思うだろう。 ここではそんな風が心地よく感じられる。 第一の目的地は坂の途中にある露天風呂。二 […]