故郷への手紙【41】大人になる

大人になる

子供の頃、大人になることに憧れていた。
スーツを着たり、パンプスを履いたり、スラッと脚を伸ばし、髪をなびかせ颯爽と歩く、そんな大人を想像していた。
自分はどんな大人になるのかと楽しみだった。
中学生のときだった。
今から14年前のことだ。

ふと思うことがある。
今の自分は、思い描いていた大人になっているのだろうかと。
正直なところ、想像とは大きく違っている。
中学2年生の私の予定では、結婚しているはずだ。30歳までに一人目の子供を産んで、二人目を30代前半で産むなどと、友達と話していたことを懐かしく思う。

「大人になると、やりたいことを出来るんだ」
中学生の私は、漠然とそう思っていた。
行きたい場所に行けて、会いたい人に会えて、自分のお金で買いたい物を買って、そんな未来を想像していた。
今の私は、たくさんの人や出来事との出会いを繰り返し、今を生きている。
その中で、自分にとって大切なことが少しずつ見えてきた。
それと同時に、捨てること・手放すことを学んだ。
すべてを自分のものにすることが、満たされるということではない。
たくさんの物や人、時間やお金、ときには自分自身を犠牲にしたりすることもある。
その中で、必要なものを見つめ直す。
自分の目と心で見極めて、生きていく。
29歳になりました。

青木めぐみ

(青木恵)

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