2021年10月16日 / 最終更新日 : 2021年10月24日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【110】バンの子育て② バンの子育て② バンの子育てを観察している池には、土手にトンネル状の水路があり、上限を超えた水はオーバーフローして、約3メートルほど下の溝に垂直に落下する。 7月4日までに全卵孵化した7羽のヒナは、7月8日にはすべての雛 […]
2021年10月9日 / 最終更新日 : 2021年10月24日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【109】バンの子育て① バンの子育て① バンは、本連載【39】で紹介したが、数年前に、数ヶ月間継続してバンの子育てを観察したので、その様子を3回に分けて紹介する。 バンは、クイナ科の水鳥で、全長32.5cm、因島では留鳥で、多くの池で繁殖してい […]
2021年10月2日 / 最終更新日 : 2021年10月12日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【108】クロサギ クロサギ 今年6月17日に、初めて因島でクロサギを見た。クロサギは、ペリカン目サギ科コサギ属の一種で、クロサギと呼ばれながら、体の色が、白い白色型と灰黒色をしている黒色型が代表的で、白色と黒色が混ざる中間型もあり、色の変 […]
2021年8月7日 / 最終更新日 : 2021年8月16日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【107】セイタカシギ 越冬して渡去 セイタカシギ 越冬して渡去 セイタカシギは、本連載【89】で、2020年11月4日に因島で初めて見たとして紹介した。セイタカシギは、チドリ目セイタカシギ科の一種で、全長37cm、クチバシは細長く、脚は淡紅色で非常に長い。 […]
2021年7月3日 / 最終更新日 : 2021年7月15日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【106】キジのつがい キジのつがい キジのオスを、本連載【3】と【80】で紹介したが、オスの近くにいたメスを撮影できたので、再び取り上げる。 キジの全長はオス80cm、メス60cm。 オスは、顔に皮膚が露出してできる赤い肉垂が目立ち、後頭部に […]
2021年6月19日 / 最終更新日 : 2021年6月27日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【105】カンムリカイツブリ 冬羽・夏羽 カンムリカイツブリは、本連載【14】で紹介したが、そこでは、冬鳥として2、3羽を見ることがあると紹介した。2021年の冬は、沖合に、少なくとも十数羽の群れが来て、ユリカモメやカワウの群れと一緒になって鳥山を形成していた。 […]
2021年6月12日 / 最終更新日 : 2021年6月24日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【104】カワウの大群 カワウは、カツオドリ目ウ科、全長82cmの水鳥。因島では年中、池や海で出会い、因島総合支所裏の亀島では営巣している。 本連載【32】でカワウの概要を紹介し、本連載【86】で力比べと思われる様子を紹介した。本稿では、202 […]
2021年6月5日 / 最終更新日 : 2021年6月19日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【103】ヒヨドリの海峡越え ヒヨドリは本連載【61】で取り上げたが、大群の渡りを見たので、再度紹介する。 植物は、種の存続のために、種子を広く散布しなければならない。その手段の一つは、果肉を鳥に与え種子は消化されずに糞とともに散布してもらうことであ […]
2021年5月29日 / 最終更新日 : 2021年6月10日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【102】メジロガモ 今年もやって来た メジロガモは、本連載【31】で「初見の鳥」として紹介したカモ科スズガモ属の一種で、全長41cmの海ガモ(潜水採餌ガモ)、オスの体羽の特徴は、本連載【31】で述べたように、頭部から胸は濃い赤褐色で、背は褐色、脇は赤褐色、目 […]
2021年5月8日 / 最終更新日 : 2021年5月23日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【101】キレンジャク 本連載【100】で、因島に来たヒレンジャクの群れを紹介した。その群れの一つを撮影した吉田夫妻の写真にキレンジャクが混じっていることが確認できたので、キレンジャクを「因島で見た野鳥」に「初見の種」として取り上げる。キレンジ […]
2021年4月24日 / 最終更新日 : 2021年5月2日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【100】ヒレンジャク 今年もやって来た ヒレンジャク 今年もやって来た 本連載【71】で紹介した全長17.5cmの冬鳥で、群れで飛来するが、気まぐれで神出鬼没、冬になればよく見られるという鳥ではない。 【71】では、2018年3月に飛来した大群の中の1羽の写真 […]
2021年4月10日 / 最終更新日 : 2021年4月22日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【99】ハジロカイツブリ カイツブリ目カイツブリ科の1種、全長31cmで、中国東北部地方などから冬鳥として渡来する。 因島の野池で周年見られるカイツブリ(全長26cm)より、やや大きく、冬鳥のカンムリカイツブリ(全長56㎝)よりは、ずっと小さい。 […]
2021年3月27日 / 最終更新日 : 2021年4月3日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【98】ウミアイサ カモ目カモ科の一種で、全長オス59cm・メス52cmの鳥。北半球の中北部で繁殖し、温帯地方で越冬する。日本には、冬鳥として渡来する。 鳥名の由来辞典(菅原・柿澤)によると、アイサとは、カモ科のウミアイサ、カワアイサ、ミコ […]
2021年3月20日 / 最終更新日 : 2021年3月29日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【97】オオセグロカモメ チドリ目カモメ科の一種、全長61.5cmで、冬鳥として渡ってくる大型のカモメで、このシリーズでは初めて取り上げる種である。足は淡紅色、嘴は黄色で先端の下に赤い斑点がある。この特徴は本連載【36】で述べたセグロカモメ(全長 […]
2021年2月27日 / 最終更新日 : 2021年3月8日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【96】鳥の片足立ち② 鳥の片足立ち② 前号「鳥の片足立ち①」で、フラミンゴの研究から「鳥が片足立ちするのは、エネルギーを節約するため」という論文を紹介した。本稿では、門外漢の筆者の推論にすぎないが、もう少しこのことを検討してみる。 鳥は、前肢 […]
2021年2月20日 / 最終更新日 : 2021年6月24日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【95】鳥の片足立ち① 凍てつく川に鶴が片足で立っている写真をよく見るが、片足立ちをする理由として、「疲れた足を休めるため」とか「冷い水に体温を奪われないため」といわれる。確かに、羽毛がない足に動脈が通っているので、熱を奪われやすい。 しかし、 […]
2021年2月13日 / 最終更新日 : 2021年2月21日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【94】カルガモの子育て カルガモは、既に本シリーズの【22】で紹介したが、ヒナを連れたカルガモを見る機会が多いので、再度取り上げる。写真㊤は、その一例で、2020年6月3日に撮影したものである。この年、5羽のヒナを連れた別の家族や、3羽のヒナの […]
2021年1月30日 / 最終更新日 : 2021年2月17日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【93】クイナ 旅鳥か? クイナは、ツル目クイナ科、全長29cmの鳥である。本連載【37】で取り上げた。そこでは、「秋・冬には本州中部以南の湿原にすむ」(フィールドガイド日本の野鳥:日本野鳥の会)を参照して因島では冬鳥とした。しかし、観測できたの […]
2021年1月23日 / 最終更新日 : 2021年2月17日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【92】タシギ チドリ目シギ科の一種で全長26cm。世界に広く分布しており、ユーラシア大陸や北米大陸の北部で繁殖し、東南アジアや北米大陸南部などで越冬する。ずんぐりとした体型だが、長距離を飛ぶ。 本連載「因島で見た野鳥(43)」で、初見 […]
2021年1月16日 / 最終更新日 : 2021年1月30日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【91】ノゴマ ノゴマ スズメ目ヒタキ科の一種で、全長15.5cm。眉斑と顎線は白く、背面はオリーブ褐色で下面は白い。 オスの喉は美しい赤色で、メスの喉は白いが淡い赤色のものもいる。写真(2020年10月26日撮影)は、遠くの葦の根元あ […]
2021年1月1日 / 最終更新日 : 2021年1月7日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【90】アマサギ ペリカン目サギ科の一種で、全長50.5cm、コサギ(本連載17で紹介)より小さく、日本で見るシラサギでは最小である。因島で2020年7月19日に初見の種で、その時の写真である。 写真上はアマサギで、嘴が黄色で、足指は黒色 […]
2020年12月19日 / 最終更新日 : 2021年1月1日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【89】セイタカシギ セイタカシギ チドリ目セイタカシギ科の一種で、全長37cm、因島で周年見ることができるイソシギの2倍ほどの大きさである。筆者にとっては、因島で初見の野鳥である。嘴はまっすぐで、細く長い。脚は淡紅色で非常に長い。羽衣は、背 […]
2020年11月28日 / 最終更新日 : 2020年12月6日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【88】ミサゴ 巣材を運ぶ ミサゴは、因島で見た野鳥【47】で取り上げたが、因島での繁殖は未確認である。2020年4月初めに、青空に白く輝く姿で、海上を悠然と帆翔する2羽のミサゴを見た。やがて、ホバリングし海中にダイブするハンティング […]
2020年11月21日 / 最終更新日 : 2020年12月1日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【87】シジュウカラの子育て 因島で見た野鳥【55】で、シジュウカラを紹介し、ガードレールのポールで子育てをするシジュウカラを見たと述べた。それは、SさんとWさんからポールに巣があると教えてもらった年のことであるが、翌年にも営巣していた。 そこを通り […]
2020年11月14日 / 最終更新日 : 2020年11月24日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【86】カワウ闘う 2020年4月初めに、シギやチドリ類を撮影するために、ある潮遊池(国土交通省の資料によると、堤防に隣接し干拓地を囲むように配置される池のこと、「潮止め」とか「ホリ」と呼んでいる水面)で野鳥を待っていると、黒い塊が落ちて来 […]
2020年11月7日 / 最終更新日 : 2020年11月21日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【85】カラシラサギ カラシラサギが2020年5月に因島に来ていた=写真①。最初に見たときには、「因島で見た野鳥⑰」で紹介したコサギが近くにいて、大きさはほぼ同等なので、この個体もコサギと思ったが、クチバシが黄色であることに気づき、近くに来る […]
2020年10月31日 / 最終更新日 : 2020年11月20日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【84】タシギ(類)を春に見る 本連載「因島で見た野鳥【43】」で紹介したが、そこでは、ハリオシギとチュウジシギとの識別が困難でタシギ(類)とした。 今回も、そのことは同じであるが、本連載【43】では、「冬季に見られるので冬鳥としたが、短時日しか見られ […]
2020年10月24日 / 最終更新日 : 2023年12月10日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【83】タカブシギ闘う タカブシギは本連載(46)で、全長21.5cmのシギ科の野鳥として取り上げた。それは9月に見た旅鳥であった。北半球の高緯度地域で繁殖し、越冬のため赤道を超えて南半球にわたる途中、因島で羽を休めるために立ち寄ったところと考 […]
2020年10月17日 / 最終更新日 : 2020年11月2日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【82】キアシシギの群れ 本連載【45】で、全長25.5cm、1年で赤道を越え南半球と北半球を往復する旅鳥で、因島には数日滞在しているようだと紹介した。ところが、本年(2020年)の春には、因島の数カ所で、ほぼ1ヶ月間観測出来た。 写真①は、干潮 […]
2020年10月3日 / 最終更新日 : 2020年10月20日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【81】ノビタキ 「ノビタキ」 全長13㎝のノビタキを、本連載(62)で因島に立ち寄った旅鳥として紹介した。この時は、秋に越冬のために北から南に日本列島を縦断している途中の冬羽であった。冬羽ではオスはメスと殆ど変らない羽衣をしており、全体 […]