2022年10月29日 / 最終更新日 : 2022年11月7日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【147】アオゲラ キツツキ科の1種で、全長29cmで、本連載【51】で紹介したコゲラ(全長15cm)より、2倍ほどの大きさで、ヒヨドリより大きい。屋久島から本州の低地~低山の林に生息し、留鳥で、日本固有種である。 顔から首は灰色で、下面に […]
2022年10月8日 / 最終更新日 : 2022年10月19日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【146】サンコウチョウ サンコウチョウとは、さえずりが、「ツキ・ヒ・ホシ(月日星)ホイホイホイ」と聞こえ、「三光鳥」とされている野鳥。メスも同じようにさえずる。特異な風貌で、これもバードウオッチングでは、「一度は見たい」野鳥の一種である。 筆者 […]
2022年10月1日 / 最終更新日 : 2022年10月11日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【145】オオルリ オオルリのオスは、前回【144】のキビタキなどともに、姿とさえずりが美しい「和鳥四品」の一種、鳴き声が美しい「日本三鳴鳥(ウグイス 、コマドリ)」の一種、青い鳥を代表する三種(コルリ、ルリビタキ)の一種であり、バードウオ […]
2022年9月17日 / 最終更新日 : 2022年9月22日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【144】キビタキ キビタキは、オオルリ、コマドリ、ミヤマホオジロとともに、姿とさえずりが美しい「和鳥四品」の一つとして、かっては愛玩用に飼育されていた。もちろん、現在では、捕獲・飼育は出来ないが、バードウオッチングでは非常に人気のある野鳥 […]
2022年9月3日 / 最終更新日 : 2022年9月12日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【143】コサメビタキ 写真①②は、遠方の暗所にいた同一個体の写真で、画質は悪いが、頭部と背は灰褐色で、目が大きく見え、目の周り(アイリング)は白くて、目先も白く、胸から腹にかけて汚白色で明瞭な縦斑がない。また、下嘴の基部に黄色味が確認できる。 […]
2022年7月23日 / 最終更新日 : 2022年9月8日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【142】羽毛の色と構造色その2 写真①は羽を広げているカルガモである。 点線で囲った四辺形の領域は、次列風切(羽)の「翼鏡」と呼ばれる部分で、あざやかに輝き、写真の場合には左側が水色に近く右側は藍色に近い。左右の羽に含まれる色素は同じだが、光線の角度が […]
2022年7月9日 / 最終更新日 : 2022年7月30日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【141】羽毛の色と構造色その1 ほとんどの哺乳類は夜行性で、体毛の色はメラニン色素による地味な色合いであるが、昼行性の昆虫や鳥は多彩な色をしていることが多い。 これらの色の発色には、主として、色素による太陽光の反射と羽の微細構造による太陽光反射の2種類 […]
2022年6月25日 / 最終更新日 : 2022年7月4日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【140】チュウシャクシギ 写真①は、渡邉千史さんが因島で撮影したチュウシャクシギの写真である。シギ科の鳥は多様である。 クチバシが長くてほぼ直線状のタシギ、セイタカシギや、クチバシが反(そ)り返って上に湾曲しているソリハシシギ、オオソリハシシギ、 […]
2022年6月11日 / 最終更新日 : 2022年7月2日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【139】カラスの行水 写真①はハシブトガラスの羽衣で、黒一色ではなく、紫色がかった艶のある黒で美しい。他の鳥と同じように、カラスも水浴びをする。 その一例を紹介する。まず尾羽を洗い(写真②)、 瞬膜(しゅんまく)を閉じて全身を洗い始め(写真③ […]
2022年5月28日 / 最終更新日 : 2024年5月10日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【138】アカハジロ 世界的にも稀少で絶滅の恐れがあるアカハジロが飛来した。カモの一種で、渡りの途中、稀に日本に立ち寄る旅鳥である。まず、観察した野鳥の写真を示し、それをアカハジロ・メスとした根拠を述べ、次に、稀少性について述べる。 写真①は […]
2022年5月14日 / 最終更新日 : 2022年5月25日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【137】メジロガモ・メス メジロガモは、日本へは迷鳥として飛来し、見ることは稀であるが、因島では幾度か見られた。このことは、本連載【31】と【102】で取り上げたが、いずれも、オスの観測であった。今回は、メスの渡来を初めて確認できたので、その様子 […]
2022年5月7日 / 最終更新日 : 2022年5月25日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【136】カイツブリ威風堂々 カイツブリは幾度か取り上げたが、陸地に上がることは滅多にない。カルガモなどを観察中に、たまたまカイツブリの歩く姿を見たので、その様子を紹介する。 写真①は、休息中のカルガモの群れ近くに上陸してくるカイツブリで、カルガモが […]
2022年4月30日 / 最終更新日 : 2022年5月15日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【135】シマアジ 吉田敬一郎・慶子さん(瀬戸田町)さんが、因島にシマアジが来ていることを発見し、その知らせで撮ったのが、写真①と写真②である。コガモの群れに混じっていた。 シマアジは、筆者にとって初見の鳥で、「因島で見た野鳥」のリストに加 […]
2022年4月23日 / 最終更新日 : 2022年5月2日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【134】スズメの幼鳥 スズメは、我々にはなじみ深い野鳥であり、すでに、本連載【4】で取り上げた。初夏に、スズメの親鳥が巣立ちした幼鳥に給餌する光景を見ることがある。写真①はその一例である。 一見すると、小さい鳥が大きい鳥に餌をやっているように […]
2022年4月16日 / 最終更新日 : 2025年5月10日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【133】シロエリオオハム 渡邉千史さん(因島中庄町)と清水悦治さん(因島三庄町)が、因島の海岸で1羽の見慣れぬ鳥を見つけ、その知らせで駆けつけ撮ったのが、写真①と写真②である。 潜水を繰り返しながら、次第に沖合に遠ざかっていった。これは冬羽のシロ […]
2022年4月2日 / 最終更新日 : 2022年4月25日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【132】梅にウグイス ウグイスは、本連載【6】で取り上げたが、ウグイスとメジロの区別ができない、ウグイスは想像していたより美しくないなどの感想をもらうので、再度、取り上げる。 ウグイスは、スズメ目ウグイス科の一種で、因島では留鳥。全長14~1 […]
2022年3月26日 / 最終更新日 : 2022年4月5日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【131】カワセミ まぼろしの魚影を追う(?) すでに本連載【50】でカワセミを取り上げたが、カワセミを見たい人は多い。理由の一つは、美しく輝く羽衣と思われるが、これは構造色による。このことは別の機会に取り上げる。カワセミのもう一つの魅力は、一直線に水面に飛び込み魚を […]
2022年3月19日 / 最終更新日 : 2022年3月30日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【130】ミソサザイ ミソサザイは、スズメ目ミソサザイ科の鳥で、メジロより小さく、全長10.5cm、キクイタダキとともに、日本最小の鳥の一つ。 体は丸く、褐色で黒い横斑(背骨に対して直角方向が横)や灰白色の斑点があり、眉斑は淡く、足は肉色に近 […]
2022年3月5日 / 最終更新日 : 2022年3月13日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【129】イタチとカルガモたち カルガモのヒナが日が経つにつれ減ることをしばしば見るが、おそらく、天敵に捕食されるのであろう。カモ類を観察していた池では、イタチをよく見かける。筆者は、ヒナが襲われる場面を見たことはないが、天敵の一つはイタチあろう。 写 […]
2022年2月26日 / 最終更新日 : 2022年3月9日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【128】トビとハシブトガラス 写真①は、静かに並んでいるトビとハシブトガラスである。 利害の対立が無く、互いに無視しているのであろう。因島で見るハシボソガラスとハシブトガラスでは、ハシブトガラスが大きいが、トビはハシブトガラスよりずっと大きい。 ハシ […]
2022年2月19日 / 最終更新日 : 2022年3月8日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【127】ルリビタキ ルリビタキはスズメ目ヒタキ科の1種で、全長は14cmで、スズメよりわずかに小さい鳥で、筆者は、因島では未だ見たことはなかった。オスでは、体の上面は青色で下面は汚白色、脇は橙黄色、尾羽は青い。 写真①は、大三島の台(うてな […]
2022年2月12日 / 最終更新日 : 2022年2月17日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【126】アオサギの水浴び 野鳥は、水浴びなどをして羽の手入れを欠かさない。アオサギの例を紹介する。 アオサギは、本連載【20】で紹介したが、因島で見る最も大きい鳥の一つで、年中見ることができるサギである。 人の皮膚にある汗腺から分泌される皮脂は、 […]
2022年2月5日 / 最終更新日 : 2022年2月15日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【125】ハシビロガモの採餌 ハシビロガモは、本連載【26】で既に紹介したが、全長50cmのカモの一種で、クチバシ(嘴・はし)の先端が広いカモである。 写真①②③④で、メス、オスの全身像と、クチバシを拡大した様子を示す。 メスは、羽衣が茶褐色で、クチ […]
2022年1月29日 / 最終更新日 : 2022年2月7日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【124】オオバン 残念な写真 オオバンは、本連載【40】ですでに取り上げたが、全長39cm、全身が黒っぽいクイナ科の一種で、因島には冬鳥として渡来する。単独で来る場合が多いが、複数で来るときには、餌の取り合いや、よく分からない理由で、激しい喧嘩を繰り […]
2022年1月22日 / 最終更新日 : 2022年2月7日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【123】ホオジロ 尾羽が無い 12月下旬に、写真①の鳥を見た。喉・頬・眉斑が白で過眼線が黒く、腹は赤褐色である。 これは、本連載【75】で取り上げたホオジロ・オスの特徴である。 しかし、ホオジロ・オスは、写真②のように、長い尾羽を持っている。 さらに […]
2022年1月15日 / 最終更新日 : 2022年1月30日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【122】マガモの換羽②繁殖羽から非繁殖羽(エクリプス)へ 前回【121】、マガモ・オスの繁殖羽から非繁殖羽への換羽の様子を紹介した。引き続き、非繁殖羽から繁殖羽への換羽の様子を紹介する。 写真①(昨年8月10日撮影)は、前回の写真⑤の個体と同一で、非繁殖羽への換羽が完了した状態 […]
2022年1月8日 / 最終更新日 : 2022年1月19日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【121】マガモの換羽①繁殖羽から非繁殖羽(エクリプス)へ マガモは、本連載【27】で紹介したように、カモ目カモ科の一種で、全長59cm、カモの代表的な種である。日本の北部や標高の高い所で一部が繁殖し、広島県でも福山市藤井川での繁殖例はあるが(日本野鳥の会広島県支部編著:ひろしま […]
2022年1月1日 / 最終更新日 : 2022年1月5日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【120】ヒドリガモが飛んだ 本連載【113】で、カルガモの繁殖羽から非繁殖羽への換羽の様子を紹介した。カルガモは、カモ類の中では唯一、因島では留鳥で繁殖もする。羽衣は雌雄同色で、繁殖羽と非繁殖羽で大差はない。 ヒドリガモは、本連載【24】で紹介した […]
2021年12月18日 / 最終更新日 : 2021年12月31日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【119】ハイタカ タカ科ハイタカ属の一種。全長は、メス39㎝、オス32㎝で、オスはハト大。カラス大のオオタカに似ているが、それより小さい。本州以北の山地で繁殖し、冬季には低山地の林、農耕地、河川などで全国的に見られる。環境省レッドリストで […]
2021年12月11日 / 最終更新日 : 2021年12月21日 times 因島で見た野鳥 因島で見た野鳥【118】カイツブリの子育て② 図①に、3番子について産卵から孵化、独立までの過程を、日付で示す。 5月31日に、3番子になる卵1個を抱卵をしていた。15日ほど前に孵化した3羽の2番子には、抱卵が始まっても親鳥が給餌している。 最初の産卵から2週間後( […]