79歳老人のフーテン 2023東北の旅【21】5月12日⑩雄勝丸船主沢村家跡

2023年5月12日(金)⑩雄勝丸船主沢村家跡

私は教えられた方角へ海岸の道を歩いて、突き当りの円を描くスロープの坂道を上がりきると埋められた台地の道路に出る。
道路は盛り土され高くなっている。

雄勝丸(おがつまる)船主、沢村さんの家は小さな谷あいの緩傾斜地に存在した記憶がある。

道路から山側の谷間探しながら見下ろしていく。

最初の比較的大きな谷に大きなプレハブ小屋の物置がありそこからふたりのおばさんが出てきたので、沢村さんの家の場所を道路の上から尋ねると先を歩くおばさんがもっと上の谷だという。

そして今はそこには何も残っていないし、沢村さんの噂も鹿島台町(宮城県大崎市)にいるらしい程度だと言い、雄勝町(宮城県石巻市)との交流は無くなっているようだ。

そこで地震の時はどうでしたと聞くと前のおばさんは私は高台に避難して話すことは平凡だが、後ろのおばさんは車に乗っていて津波に追っかけられ映画のような大活劇で逃げ延びたと笑いながら話す。

ということで私は道路を登っていく。

次の谷間が出てくる、そこは駐車場になっており道路にはトンネルが作られ道の駅に通じている。駐車場には10台を超える車が駐車している。この谷間が沢村さんの家が存在した場所に間違いないだろう=写真

雄勝丸船主の沢村家跡と思われる。駐車場になっている。

昔の面影は全くない。津波に全てを流され、復旧工事で土を入れかさ上げされ広くなった谷間は駐車場になっている。

三陸沖の鰹の漁獲量はここ30~40年で急激に減少し、沢村さんも廃業せざるをえない状況になったのであろう。そのうえ大津波で全てをなくして雄勝町を離れざる得なくなっていったようだ。

しかし今でも雄勝の年寄りには雄勝丸の沢村さんの記憶は残っているようだ。

(田中伸幸・因島田熊町旧田中書店)

筆者近影

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