79歳老人のフーテン 2023東北の旅【12】5月12日①石巻あゆみ野駅
2023年5月12日(金)①石巻あゆみ野駅
朝6時に起き、石巻グランドホテルのロビーのそばの食堂でバイキングの朝食をいただく。若い時分は朝食のバイキングを食べる時は食い溜めをして、昼食を軽いものですませる技よく試みたがさすがにこの年では無理だ。軽い朝食をとり、リュックをホテルのロビーに預かってもらい駅に向かう。
7時15分頃石巻駅に着くが、この時間帯お客のおおくは通学の高校生である。
観光案内所で書いてもらったメモにある「石巻あゆみ野駅」は仙石線で石巻駅から3駅目である。
切符を買い7時30分発の列車に乗る。10分余りで石巻あゆみ野駅に着き降車するがなんと切符がない、少額でしかも短時間ということで油断して紛失したようだ。駅は小さな駅舎があり、よく見ると無人駅である。高校生が改札口を我が物顔で出たり入ったりしている。私も便乗して改札口を出る。
駅の周囲は北上川河口から続く大きな平地で新しい住宅がたちならんでいる。
駅前のバス停で私の乗るバス時刻を見るとまだ20分以上の時間がある。
駅前には小さな広場がある。その広場の左縁に大きな看板がある。そこにある写真を見て驚いた。ここは震災前ほとんどが田んぼだったのであるが、被災者住宅地として整備を進められ現在に至っているのだ。
そして2016年に開業し始められた駅との事である。駅名は復興の標語になっている「復興・未来・新生活への歩み」から「石巻あゆみ野駅」となったと言われる。
バス亭で私の前に立つ四十過ぎに見える女性に「この辺りは田んぼだったんですか」と尋ねると、「この辺りは何もなかった処です」とサラリと答える。その答え方は新しい生活に向かっていくだけと前向きで、12年前の震災には拘っていられないという印象受けた。ちなみに彼女は石巻赤十字病院のバス亭で下車したところを見ると病院の職員という印象を受けた。
(田中伸幸・因島田熊町旧田中書店)
石巻あゆみ野駅前周辺
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