79歳老人のフーテン 2023東北の旅【17】5月12日⑥道の駅「硯上の里おがつ」

2023年5月12日(金)⑥道の駅「硯上の里おがつ」

雄勝硯伝統産業会館

宮城県石巻市の雄勝(おがつ)町は震災前の人口は5千人であったが今は1千人に減少している。8割減なのだ。より辺鄙な同町水浜(みずはま)地区では減少率は9割を超えているだろう。

雄勝の道の駅「硯上の里おがつ」は雄勝湾の奥にある雄勝の1軒の家もなくなった本村の東に1キロほどの場所に作られている。前回の旅ではまだ作られてはいなかった。

雄勝硯伝統産業会館=写真㊤=とおがつ海産物直売所=写真㊦=と食堂などで構成されているが、黒を基調の平屋の建物が4棟あり新築で美しいがいかにも小さい。交通の便が悪く辺境にありしかも人口1千人の町の道の駅ではしかたないのであろう。

しかし地元の雇用創出には役立てるようで数人の若い娘が働いている。多額の震災補助金で建設されたものであろうから、今後の維持も困難が多いと思うが頑張ってもらいたい。そして石巻市も可能な限り今後も支援を続けていただきたい。

おがつ海産物直売所

石巻の寿司屋の主人がこのあたりでは雄勝が震災の被害が一番深刻で、復旧工事も一番遅れている町だと言っていた。

前回の旅で私を女川(おながわ)から雄勝に車で運んでくれた若いカップルが町の無くなったあまりの惨状に絶句し、未舗装で無数の石塊の散らばる工事中の道路に引き返すことを余儀なくされた町雄勝である。

震災から9年たってもこの惨状であったが、あれから3年半さすがに復旧工事の大枠は終了しかかっていた。

ただ港の奥の雄勝の本村のあたりはまだ工事の作業音が響いている。

(田中伸幸・因島田熊町旧田中書店)

筆者近影

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