2009年7月11日 / 最終更新日 : 2009年7月11日 times おかめはちもく 衆院選挙 投票日はお盆を避け8月30日か9月6日 衆院の解散風が吹き始めたのは昨年の9月から。ところがアメリカの住宅金融ローンの破綻が世界経済を狂わせてしまったことから選挙どころではなくなった。むだと思われる公的資金のばら撒きも思惑通りの効果があがらず麻生政権の支持率 […]
2009年6月27日 / 最終更新日 : 2009年6月27日 times せとうち花壇 摘み取れぬままに春日に晒さるる一人住みなる庭の冬柑 安川二三子 作者に何かの理由があって、摘み終わっていなければならぬ時期になっても、冬柑はぶらりと垂れ下がっているのでした。
2009年6月27日 / 最終更新日 : 2009年6月27日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【50】青木昌彦名誉教授への返信 政治裁判の21年【4】 破防法裁判21年間において様々なことを学んだ。それらはすべてかけがえのないものであったが、とりわけそのなかでも、「国家意志」と「国家の論理」を体感できたことは貴重な経験であった。国家意志の表れの […]
2009年5月23日 / 最終更新日 : 2009年5月23日 times おかめはちもく 因島から消えたETC装置とマスク ETCの高速道路千円効果で3月中旬以降は設置器具が不足。以後5月に入っても入荷の見通しが立たないという。
2009年5月23日 / 最終更新日 : 2009年5月23日 times せとうち花壇 兄貴にと義弟の供えしボンタン飴私も好きとおりおりつまむ 池本 滝子 ボンタン飴の生まれたのは大正15年で、鹿児島の産である。当年とって84歳であって、ロングセラー飴である。飴と言っても色々で、水飴から鉄砲玉飴、金平糖飴まである。
2009年5月23日 / 最終更新日 : 2009年5月23日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【45】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(11) 70年安保闘争について政治闘争を軸に記述してきたが、視点を変えて大学闘争という方向から見てみよう。ただし私は、大学闘争の指導にほとんどタッチしてないので、詳しくは語れない。
2009年5月16日 / 最終更新日 : 2009年5月16日 times おかめはちもく 因島市花「除虫菊」 今後の活動に思案投げ首 初夏の島々を彩る段々畑。かつて白い絨毯(じゅうたん)で覆いつくされた瀬戸内海島しょ部の除虫菊栽培は全国有数の産地だった。
2009年5月16日 / 最終更新日 : 2009年5月16日 times せとうち花壇 人恋し喜怒哀楽も花のいろ色褪せぬまま老いてゆきたし 西本としゑ 「人恋し」「喜怒哀楽」が現世の象徴として扱われているのに納得できます。色褪せぬまま老いたし」とやや独り言めいた下句も初句の孤独感を補足して感情を深めています。
2009年5月16日 / 最終更新日 : 2009年5月16日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【44】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(10) ベトナム戦争の泥沼化の日本国内に与える影響が深刻化するなかで、全学連のデモを取り囲み、ともに行動しようとする住民の動きが強まった。その傾向は、米原子力空母エンタープライズ寄港阻止・佐世保闘争 […]
2009年5月9日 / 最終更新日 : 2020年6月11日 times おかめはちもく 幕末の尾道出身の偉人 碁聖・本因坊秀策と横綱・陣幕久五郎が生誕180年 幕末に活躍した尾道の2人の少年が生誕180年を迎えた。文政12年(1829)5月5日生まれで因島外浦町出身の本因坊秀策と出雲の国松江市東出雲町出身で同年5月生まれの横綱陣幕久五郎。ともに少年時代に尾道で才能を見つけられ、 […]
2009年5月9日 / 最終更新日 : 2009年5月9日 times せとうち花壇 立ち競い妥協許さぬ紫の菖蒲にも雨おだやかに降る 宗近陽三郎 この菖蒲の花を何処で見ているのだろうか、おそらく近くの観光苑にやっている菖蒲の花だろう。何列にもその花色を競うかのように、とくに、この深みをたたえたような紫色の花菖蒲に心を魅きつけられたのである。色あいには […]
2009年5月9日 / 最終更新日 : 2009年5月9日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【43】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(9) 年があけた1968年1月の米原子力空母エンタープライズ寄港阻止・佐世保闘争は大反響を呼んだが、私は現地に行かず、東京での留守番役だった。当初は、現地に向かいデモの指揮をとる決心であったが、「そ […]
2009年5月2日 / 最終更新日 : 2009年5月2日 times おかめはちもく しまなみ海道開通10年 変わったもの、変わらなかったもの、将来に伝えたいもの 島の文化に思いを寄せるきっかけに GWスタートの29日、大三島の今治市上浦町であった「しまなみ海道開通10周年式典」の帰り道、生口島の尾道市瀬戸田町の平山郁夫美術館で開かれている「特別展」に立ち寄った。
2009年5月2日 / 最終更新日 : 2009年5月2日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【42】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(8) 10月8日の羽田闘争からほぼ一カ月後の11月12日、全学連は再び羽田闘争を決行する。第二次羽田闘争と呼ばれている。佐藤栄作首相はジョンソン大統領との日米首脳会談のために羽田空港から飛び立とうと […]
2009年5月2日 / 最終更新日 : 2009年5月2日 times せとうち花壇 スーパーに巻きのり探す媼いて見知らぬ我に息の帰郷告ぐ 河内せい子 人の感情は「気分、喜怒哀楽などの気持」と説明されるようです。この四つの感情で特に好まれるのは、「喜び(心にうれしさを感じること)」でしょう。
2009年4月25日 / 最終更新日 : 2009年4月25日 times せとうち花壇 よっとこしょ朝のお供えお茶湯九時仏守れてよいとしようか 平川 房子 ご高齢の方とお見うけする。作品を読み通すとき、しみじみとした作者の心根が伝わって来るからである。 先祖、仏様を大事にするこの人なりの決めごと、いわゆる朝のお勤めの気持ちや動きが見えて来る一首である。
2009年2月7日 / 最終更新日 : 2018年4月27日 times おかめはちもく 咸臨丸に乗り込んだ尾道出身の医師「長尾幸作」について 江戸幕府の軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」に乗り込んで米国を視察した福沢諭吉ら二十代の若者の中に尾道出身の医師、長尾幸作がいた。万延元年(1860)1月、勝海舟が率いる軍艦は50メートルそこそこの木造船。短期間の訓練で8, […]
2009年2月7日 / 最終更新日 : 2009年2月7日 times せとうち花壇 巡礼の白き衣は新涼の尾花の野辺にひとすじつづく 小川 計江 結句の”ひとあしつづく”が効いた清々しい一首。場面を新涼(初秋)の野涼の野辺と設定されているのもさわやかで、映画のズームアップのように主題に急接近させてくれます。
2009年2月7日 / 最終更新日 : 2009年2月7日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【30】青木昌彦名誉教授への返信 人生選択の広島大【2】 ある日、学科は違うが同学年の活動家が私を寮に訪ねてきた。初対面であるにもかかわらず「次の選挙に一緒に執行委員に立候補してくれないか」と、申し入れてきた。それは熱っぽく、今にも泣き出さんばかりの勢 […]
2009年1月31日 / 最終更新日 : 2009年1月31日 times おかめはちもく オニは春を呼ぶ日本の神 一年の計は元旦にあり、一日の計は朝(あした)にあり…と続くのだが、気がつくと1月も終ってしまった。
2009年1月31日 / 最終更新日 : 2015年4月10日 times せとうち花壇 商人の仕掛けにのせられ恵方鮨百万本の一本を買う 林原澄子 恵方鮨とは、恵方巻(えほうまき)の別名である。節分の日にこれを食べると福がやってくるとか、縁起が良いとか言われている。
2009年1月31日 / 最終更新日 : 2009年1月31日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【29】青木昌彦名誉教授への返信 人生選択の広島大(1) 1963年に入学した広島大学は、私の人生選択の場になった。職業の選択ではなく、もはや後戻りのできない、生き方の選択である。現在、主要な施設は東広島市にあるが、ここで問題になるのは、広島市東千田町 […]
2009年1月24日 / 最終更新日 : 2009年1月24日 times おかめはちもく 世界恐慌の前夜のオバマ大統領就任演説 大寒で冷え込んだ21日午前2時。日本の昔流に表現すれば草木も眠る丑三つ時米国44代大統領バラク・オバマ氏の就任演説が始まった。
2009年1月24日 / 最終更新日 : 2009年1月24日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【28】青木昌彦名誉教授への返信 島からの旅立ち 60年安保闘争の高揚と衰退の時期は、私の島からの旅立ちの準備=広島大学受験準備の過程と重なっている。安保闘争が本格化した1959年4月には、地元因島の三庄中学校3年に進級し、翌60年に因島高校に入学した […]
2009年1月24日 / 最終更新日 : 2009年1月24日 times せとうち花壇 あな欲しと思ふすべてを置きて去るとき近づけり眠ってよいか 竹山 広 一首の焦点は「すべてを置きて去る」にあります。厄介なのは「すべて」の範囲ですが、一首の緊迫感から全ての欲望(性欲、食欲、物欲…)が対象で、森羅万象のことごとくとなります。
2009年1月17日 / 最終更新日 : 2009年1月17日 times おかめはちもく 本誌創刊1000号ありがとうございます。 新年元旦号で創刊1000号を迎えることができました。ひとえに読者の皆様方の温かい支えがあったからとスタッフ一同、心より感謝致しております。
2009年1月17日 / 最終更新日 : 2009年1月17日 times せとうち花壇 新年の庭先に来てピーヒョロロ鳶(とび)しっかりと福運び来よ 浜田伊勢子 新年とは言っても、元日、二日、三日とあるから、その何れかの日である。お目出たい年の始めに、我が家の庭先に来て鳶が鳴く。日頃からこの家の人が魚や肉片を与えているのかと思ったが、そうでもないらしい。鳶の鳴き声も […]
2009年1月17日 / 最終更新日 : 2009年1月17日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【27】青木昌彦名誉教授への返信 新しい波 戦後政治史を画する60安保闘争を担った学生群像への興味は尽きない。昨年の暮れに東京で開かれた「ブンド創立50周年記念飲み会」に案内を受けたので、取材をかねて出席した。その場で幸運にもブンド書記長であった故島成 […]
2009年1月1日 / 最終更新日 : 2009年1月1日 times おかめはちもく ともあれ造船関連企業は景気持続の新年を 明けましておめでとうございます。昨年はライフワークにしている碁聖・本因坊秀策伝承の殿堂、囲碁記念館と生家復元が因島外浦町にオープン。市民劇団尾道テゴー座による「秀策・虎次郎ものがたり」が市民会館大ホールで公演されるなど […]
2009年1月1日 / 最終更新日 : 2009年1月1日 times せとうち花壇 年末に帰省の息子がガラス拭き見通しのよき正月となる 三島美知子 以前から窓ガラスの汚れが気にはなっていたのだが、明日、明後日は、と思いながらもいつしか年の瀬になってしまった。例年であれば、息子の帰省も大晦日から、元旦にかけての二、三日である。今年は、会社の仕事の関係から […]