2020年5月23日 / 最終更新日 : 2020年6月11日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【177】天狗三態(因島重井町白滝山) 天狗三態(因島重井町白滝山) 白滝山の観音堂前にある、例の「誤伝・十字架観音像」を彫ってある大岩の最上部に、天狗像が三体ある。表情が異なるので「天狗三種」などと呼ばれるが、ここでは「天狗三体」と紛らわしいけれど「天狗三態 […]
2020年5月16日 / 最終更新日 : 2020年6月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【176】奥之院(因島重井町白滝山中腹) 奥之院(因島重井町白滝山中腹) 白滝山へ登る人の大部分は八合目の駐車場から歩くが、表参道は東の浜の重井郵便局のところから始まる。青木道を通って川口大師堂(島四国屋島寺)下の変形四つ辻で左に曲がって東へ方向を転じる。道なり […]
2020年5月2日 / 最終更新日 : 2020年5月15日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【175】伝六墓(因島重井町白滝山中腹) 伝六墓(因島重井町白滝山中腹) 白滝山中腹にある伝六墓所のある小広場は地元では「伝六さん」と呼ばれていた。だから、ここの地名は「通称墓所」ではなく、正式名称「墓所」で「通称伝六さん」なのである。 ここには、かつては小さな […]
2020年4月25日 / 最終更新日 : 2020年5月4日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【174】阿弥陀三尊像(因島重井町白滝山) 阿弥陀三尊像(因島重井町白滝山) 白滝山は地元では観音山(かんのんさん)と呼ばれ、それはまた観音様の「かんのんさん」で、伝六さんのことに通じている。しかし、白滝山の大石仏群が単なる観音信仰の表現でないことは誰の目にも明ら […]
2020年4月18日 / 最終更新日 : 2020年4月27日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【173】平和一神碑(因島重井町白滝山) 平和一神碑(因島重井町白滝山) 私の宗教は、葬式仏教としての曹洞宗である。従って座禅はしない。それはさておき、だから他のいかなる宗教にも、文化史的な関心はもっても、信仰心からの関心はもたない。 さて、伝六の普及の功績とし […]
2020年4月4日 / 最終更新日 : 2020年4月20日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【172】白衣観音像(因島重井町白滝山) 白衣観音像(因島重井町白滝山) 伝六の著作の中に功過自知録というのがあった。他の人の名前もあったが、他の著作と一緒に綴られていたので、他の人の著作を参考に伝六が考えたものだと思っていた。類似のものが翻訳されて出版されてい […]
2020年3月28日 / 最終更新日 : 2020年4月6日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【171】釈迦三尊像(因島重井町白滝山) 釈迦三尊像(因島重井町白滝山) 猿に玉ねぎをやると目をこすりながら皮を剥いでいき、最後に食べるところがなくなり怒るという話がある。白滝山の四大誤謬を書いてきたのだが、こんなことばかりやっていると、ラッキョウの皮を剥いてい […]
2020年3月21日 / 最終更新日 : 2020年3月28日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【170】石観音(因島重井町白滝山) 石観音(因島重井町白滝山) 子供の頃読んだ本で、いつまでも不思議な印象が残っている話に「ハーメルンの笛吹き男」というのがある。ネズミ退治をした笛吹き男に約束の報酬を払わなかったので、男がネズミを退治した笛で子供たちを連れ […]
2020年3月14日 / 最終更新日 : 2020年3月28日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【169】八栗寺(因島重井町白滝山中腹) 八栗寺(因島重井町白滝山中腹) 因島四国八十八ケ所85番八栗寺は白滝山中腹の岩の上にある。垂直に近いその岩は、お堂の前からは見えないが、下から見るとかなり険しい崖となっている=写真左端。 さらにそこから前方を見るともっと […]
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年3月17日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【168】一観夫婦像(因島重井町白滝山) 白滝山上の石造物の中でも正面の釈迦三尊像についで目を引くのが、頂上近くにある伝六夫婦像である=写真。白滝山上に五百羅漢像を作ろうと提案した柏原伝六は観音道一観と自ら名のったので、一観夫婦像と呼ばれている。 伝六は、仏教、 […]
2020年2月29日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【167】西国三十三札所(因島重井町白滝山) 西国三十三札所(因島重井町白滝山) しまなみ海道の各地や白滝山から見る景色は確かに素晴らしい。それらを世界的に見て一流の観光地だと思うのは勝手であるが、しょせん井蛙(せいあ)の夢に過ぎない。我々は、せめて二流の観光地を目 […]
2020年2月15日 / 最終更新日 : 2020年3月7日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【166】誤伝・十字架観音像(因島重井町白滝山) 誤伝・十字架観音像(因島重井町白滝山) 青木茂氏の『因島市史』(昭和43年)は渾身の大作で、デジカメもワープロも無かった時代に、孤軍奮闘されたようすがいたるところに現れており、頭が下がる。しかし、気になる表現もある。白滝 […]
2020年2月8日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【165】重井村四国八十八ケ所(因島重井町) 重井村四国八十八ケ所(因島重井町) 因島重井町の重井村四国八十八ケ所のうち特別に立派なのが55番南光坊である。その立派さから、私は重井町の人たちが南光坊へお参りしていた講を思い出した。 別宮山南光坊は四国の人たちがわざわ […]
2020年2月1日 / 最終更新日 : 2020年2月9日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【164】中庄村四国八十八ケ所(因島中庄町) 中庄村四国八十八ケ所(因島中庄町) 因島中庄町にある中庄村四国八十八ケ所は入川橋のところに1番と88番がある。65年ほど前に何度か祖母に連れられて、そこにあった宮地医院へ行ったことがあるが、見てはいない。重井の一本松から […]
2020年1月25日 / 最終更新日 : 2020年2月5日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【163】田熊村四国八十八ケ所(因島田熊町) 田熊村四国八十八ケ所(因島田熊町) 前回の三庄町の山四国八十八ケ所は限られた地域に集中していたが、町内の幅広い地域に分布している場合がある。これらの多くは江戸時代後期にそれぞれの地域が村と呼ばれていた頃建立されたと考えら […]
2020年1月18日 / 最終更新日 : 2020年1月27日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【162】山四国八十八ケ所(因島三庄町) 山四国八十八ケ所(因島三庄町) 何かいいことをすると、それを見た人が真似をする。このようにして漁業や農業の技術は広まり、近代になって工業も広まった。同じようなことが精神的な分野でも起こり、お宮が勧請されて祭りが真似られ、 […]
2020年1月11日 / 最終更新日 : 2020年1月26日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【161】四国八十八ケ所御本尊(因島重井町白滝山) 四国八十八ケ所御本尊(因島重井町白滝山) 八十八け所ではなく、八十八か所と読んでほしい。なぜなら八十八ケ所のケは箇の字の竹冠の左側だけを記して、八十八箇所を略して書いたものが、カタカナのケで表記されているにすぎないからで […]
2020年1月1日 / 最終更新日 : 2020年1月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡を【160】たずねて 弘法大師立像(因島重井町白滝山) 弘法大師立像(因島重井町白滝山) 末広講、鶴亀講と書いてきたので、次は当然のこととして弘法大師空海の立像である。場所は因島重井町の白滝山の一番高い所。 白滝山の主な石仏はほとんどが北を向いている。例えば、弘法大師空海が中 […]
2019年12月14日 / 最終更新日 : 2019年12月31日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【159】鶴亀講の碑(因島中庄町金蓮寺) 末広講に続けて、鶴亀講の話である。こうして並べて書いてみると、プラモデルを作っていた頃を思い出す。調べてみると、瑞鳳とか鳳翔、翔鶴、祥鳳などというのは空母(航空母艦)の名前だったらしい。大和、武蔵などの国の名前から始まっ […]
2019年12月7日 / 最終更新日 : 2019年12月17日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【158】末広講の碑(因島重井町善興寺) 末広講の碑(因島重井町善興寺) 因島重井町の善興寺の中には善通寺があった。これは、子供にとっては不思議なことだった。因島内の各寺院の多くにもそれぞれ島四国の札所があるから事情は似たようなものであろう。境内神社の場合は神様 […]
2019年11月30日 / 最終更新日 : 2019年12月17日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【157】島四国碑(因島田熊町浄土寺) 島四国碑(因島田熊町浄土寺) さて、次は大師信仰について考えたい。これは現在も続いていると考えてよいだろうから、時代的には少し後になるが島四国から話を始めるのがわかりやすいだろう。ひところのにぎわいはないものの、島四国八 […]
2019年11月23日 / 最終更新日 : 2019年12月5日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【156】金神社(因島重井町八幡神社) 金神社(こんじんじゃ)については前から知っていた。多くの解説書が難しい神でおろそかにすると祟りがあると書いていたので、高知県の犬神信仰のようなものだと思っていた。 白滝山と柏原伝六について考える上で、ほぼ同じ時期で地域的 […]
2019年11月16日 / 最終更新日 : 2019年12月5日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【155】白滝龍王社(因島重井町八幡神社) 白滝龍王社(因島重井町八幡神社) 前回の生眼八幡宮の写真の左上に写っているのが白滝龍王社である。重井町の伊浜八幡神社の境内神社は本殿の左右に拝殿と同じ西向きに建っているのに、この白滝龍王社のみが南東を向いている。これは白 […]
2019年11月9日 / 最終更新日 : 2019年12月5日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【154】生眼八幡宮(因島重井町八幡神社) 生眼八幡宮(因島重井町八幡神社) 重井町伊浜の八幡神社の境内神社の一つに生眼(いきめ)八幡宮という珍しい名前の小祠がある。生眼は活眼のことで、眼病平癒のご利益があることはいうまでもない。眼病平癒といえば、西国三十三観音の […]
2019年11月2日 / 最終更新日 : 2019年11月17日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【153】松尾神社(因島田熊町八幡神社) 松尾神社(因島田熊町八幡神社) 重井八幡神社の境内神社を一つずつ書いていく予定であった。そして次は松尾神社の予定で、そのつもりで時々要点を頭の中で数えていたとき、突然田熊町の亀甲山八幡神社にも松尾神社があったことを思い出 […]
2019年10月19日 / 最終更新日 : 2019年11月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【152】高良社(重井町伊浜八幡神社) あの有名な『徒然草』の中でも特に有名な52段は「仁和寺(にんなじ)にある法師、年よるまで石清水(いはしみず)を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひたちて、ただひとり、徒歩(かち)よりまうでけり。極楽寺、高良(かうら) […]
2019年10月12日 / 最終更新日 : 2019年10月23日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【151】粟島神社(因島田熊町八幡神社) 粟島神社(因島田熊町八幡神社) 因島三庄町から因島モールへの近道が妙泰越えで、對潮院の墓地横に妙泰神社がある。女性の願いごとならなんでも叶うというご利益が妙泰神社にはあると以前に書いたし、また因島三庄町地蔵鼻の鼻の地蔵さ […]
2019年10月5日 / 最終更新日 : 2019年10月23日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【150】草深山稲荷神社(因島三庄町三区) 草深山稲荷神社(因島三庄町三区) 今では祭神はおキツネさまだと多くの人が思っている、陶器の白いキツネと赤い鳥居で有名な稲荷神社に、なぜ稲の字が入っているのかという疑問は、元々の祭神は穀物神の宇迦之御魂(ウカノミタマ)であ […]
2019年9月28日 / 最終更新日 : 2019年10月14日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【149】厳島神社(因島重井町明神) 厳島神社(因島重井町明神) 因島水軍まつりとかフラワーフェスティバルのような新興のお祭りは別として、昔は最大の祭りといえば秋祭りであった。尋常小学唱歌(3年)「村祭り」の歌詞の一部に「村の鎮守の神様の今日はめでたいお祭り […]
2019年9月21日 / 最終更新日 : 2019年10月7日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【148】宇賀の神(因島田熊町樫平) かせびらさんの愛称で親しまれている宇賀の神は、地図の上では春日神社と書かれているので、因島田熊町の山神神社に比べればスマホで探しやすいと思う。しかし現地に近づいても、発見できないかもしれない。というのは、道らしくない道が […]