ふるさとの史跡をたずねて【152】高良社(重井町伊浜八幡神社)

あの有名な『徒然草』の中でも特に有名な52段は「仁和寺(にんなじ)にある法師、年よるまで石清水(いはしみず)を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひたちて、ただひとり、徒歩(かち)よりまうでけり。極楽寺、高良(かうら)などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。」…という話である。すなわち、男山の石清水八幡宮に参るつもりで、その付属のお寺・神社だけを拝んで、ありがたがって帰ったという滑稽譚である。

仁和寺というのは、多くの方が毎朝血圧を測っている電子血圧計のオムロンでおなじみの御室御所のことである。そこの坊主の失敗談を書いたものであるから、時代によっては不敬罪に問われかねない話である。蛇足ながら、しだれ桜でも有名であり、また四国霊場にも散見する真言宗御室派の総本山でもある。そういう有名な権威あるお寺にも、こんな間抜けな坊主もいるよ、というのがこの話の面白さである。

さて、この高良、すなわち高良神社であるが、重井町の八幡神社の境内にもあった。本殿南側の境内神社のうち、本殿に一番近い小祠である。高良社と呼んでおり、武内宿禰を祀っている。武内宿禰は神功皇后の功臣であるから、神功皇后を祀っている八幡神社に高良社があるのは当然だし、神々の体系もよくできていると感心させられる。

それでは男山の石清水八幡宮についで有名な鎌倉の鶴岡八幡宮ではどうなのだろうかと思って調べてみると、こちらには武内社というのがある。しかし、これは同じものだろうと想像できるから良いとしよう。だが、中には高良社と武内社の両方を祀っている神社があるのには驚いた。伝承が伝播する間に混線が起こったのだろうか。

さて、このような武内宿禰とはどのような人なのであろうか。武内宿禰は第12代から第16代まで5代の各天皇(景行・成務・仲哀・応神・仁徳)に仕えたというから、なかなかの長命であった。神話の世界ならありうることだろう。せっかく祀られているのだから、長生きをしたい人には、長寿の神としてお参りするのがよいだろう。

(写真・文 柏原林造)

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