「社会を明るくする運動」入選作文【10】すべての人のために

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

すべての人のために(中学校の部 尾道市教育委員会賞)

向島中学校3年 木曽願生さん

僕は社会を明るくする運動とはどのようなことがあるのかということが気になったので、調べながらそのことを書いてみようと思いました。まず社会を明るくする運動とは何なのか、それは、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築こうとする全国的な運動のことです。では、なぜこういった運動が始まったのか、それは、戦後の社会的混乱の時代、犯罪や非行のない明るいまちをめざして始めたのがきっかけになりました。昭和26年には法務府により、この運動が主唱され今では、国民的運動として定着していきました。

ではどのような取り組みをしているのか、テレビや新聞では、毎日のように事件のニュースが報道さていますが、安全で安心な暮らしはすべての人の望みです。犯罪や非行をなくすためには、どうすればよいのか、取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことですが、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることも大切です。この運動が目指すことはたくさんありますが一番は、犯罪や非行を防止し、安全で安心して暮らすことのできる明るい地域社会を築くことと、犯罪や非行をした人が再び犯罪や非行をしないように、その立ち直りを支える取り組みや、目標として大切だと分かりました。

では今の僕たちにできることはないのかということについて考えてみると、いくつか考えられることが浮かびました。それはまず、できるだけ多くの人とあいさつをすることです。なぜなら、あいさつは人の気持をさわやかにできるし、自分もあいさつをすることで、相手を気持ちよくさせられます。急にあいさつをたくさんしろと言われても、人と話すのが難しい人などもいます。そういう時は家族や近所の人から少しずつあいさつをし、慣れてきたら友達やそれ以外の幅広い人にあいさつをしていくことで、身近なところから始められる取組になると思います。この取組で人と人とがコミュニケーションをとる機会が増えて、犯罪や非行を防ぐことにつながると考えます。

次に、誰に対しても思いやりの心をもつということです。犯罪を犯してしまう人の多くは、相談する相手が近くにいなかったり、犯罪を犯してしまいそうになっているときに止めてくれる人がいないことが考えられます。だから家族はもちろん、友達、地域の人たちなど、自分の周りにいる人たちから思いやりのある接し方をしていきたいです。今は、同じ地域に住んでいても、全く話しをしたことのない人や、どこからいつ来られていたのか分からない人もたくさんいます。しかし、だからこそ人と人とがつながっていくことが大切です。人と人がつながる機会を通して、その相手のことを知り、温かい関係を築いていけるように努力していきたいです。

社会を明るくする運動は、今の日本や世界には大切な取組で、これが続いていくこと、広がっていくことがたくさんの人を救うことにつながるのだと分かりました。だから、今の自分にできる日々小さなことを見つけて、積極的に取り組んでいき、これからの取組をつなげていくことができる人になりたいです。

第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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