「社会を明るくする運動」入選作文【4】優しさが明るい社会への一番の近道

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第73回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

優しさが明るい社会への一番の近道(小学校の部 尾道地区更生保護女性会会長賞)

御調中央小学校6年 福本怜央さん

「力が強いことが一番ではないよ。優しいことが一番の強さだと思うよ。」

これは、母がぼくによく言う言葉です。

ぼくは、よく友達とふざけ合います。最初はふざけ合っていても、だんだんとムキになってきて、けんかになることがあります。その時、ぼくは弱虫と思われたくなくて、相手にきつい言葉を言うことがあります。友達もぼくに対して悪口を言い返してきます。すると腹が立つし、傷付いたりします。そして先生にもしかられて、いやな気持ちといけないことをしたという気持ちでいっぱいになります。

家に帰り、そのイライラした気持ちを母にぶつけることもあります。すると母は、そのたびに「何でそうなったのか。何で先生はそうしかったのか。周りはどうだったのかを考えなさい。」と言います。そして、「強いと言われたいために、人を傷つけてもいいの。」と聞かれました。

その時、ぼくははっとしました。自分が友達を見た時、力の強い友達がかっこいいと思うこともあるけど、いつも友達に優しくしている友達の方がすごいなと思ったからです。友達の消しゴムを拾った時、「ありがとう。」と友達に言われたらうれしい気持ちになります。そして、ぼくも消しゴムを拾ってくれたら、またそれをだれかにしてあげようと思います。

今ぼくは六年生で、一年生のお世話をすることが多いです。休けい時間には、一年生教室に行って、本を読んであげます。すると一年生はとてもうれしそうにしてくれます。そして、一年生の担任の先生にも、ぼくの担任の先生にもほめられます。ぼくは一年生の子と本を読む約束をしていたから、行って本を読んだだけなのに、そのことによって、本を読んであげた子も、先生達も笑顔になりました。それを見たぼくも笑顔になりました。そして家に帰ってそのことを家族に話すと、家族みんなにほめてもらえました。たった一つの小さな優しさで、こんなにもいろんな人が笑顔になるなんて、「やっぱり優しさというものはすごい。」と思いました。

また、「人を注意することも、優しさだ。」と家族から教えてもらいました。悪いことをするのはよくないことだけど、その人は、注意されるというだれかの優しさで、助けられます。

このようにして、みんながいろんな優しさを行動で表せば、たくさんの笑顔が生まれるとぼくは思いました。社会を明るくするためには、優しさと思いやりであふれる世の中にしていけたらいいと思います。そうなれば笑顔であふれた社会になると思います。

ぼくも、みんなが笑顔いっぱいの毎日が送れるよう、たくさんの優しさを大切にして生活していきたいと思います。

第73回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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