2018年11月24日 / 最終更新日 : 2018年12月9日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【110】一本松(因島重井町一本松) 一本松(因島重井町一本松) 干拓地の周辺を注意して見ると、様々な干拓の名残りを見つけることができる。 因島村上氏は海賊行為だけでなく経済活動も行なっていたと言われるが、その経済活動の中に干拓や殖産振興が含まれていたのだろ […]
2018年11月17日 / 最終更新日 : 2018年12月8日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【109】重井八幡神社(因島重井町伊浜) 重井八幡神社(因島重井町伊浜) 長右衛門家の事業は干拓だけではなかった。寺社の増築維持も庄屋として欠かせない事業であった。重井八幡神社も長右衛門家六代に渡って営々と造営されてきた。棟札に「大旦那 源吉充 永禄十二年九月廿 […]
2018年11月10日 / 最終更新日 : 2018年11月13日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【108】 長右衛門の供養像(因島重井町善興寺) 長右衛門の供養像(因島重井町善興寺) 重井町善興寺の墓地入口の六地蔵は7月豪雨での崩落で倒壊した。六地蔵の隣に長右衛門を供養する地蔵尊があった。四角な基台に「見岩壽(寿)性信士」と彫ってある。重井村の庄屋、後に因島割庄屋 […]
2018年11月3日 / 最終更新日 : 2018年11月8日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【107】長右衛門の墓(因島重井町善興寺) 長右衛門の墓(因島重井町善興寺) 因島重井町の善興寺に長右衛門の墓がある。本堂裏山の通路沿いで、赤茶けた木製のお堂の中にあり、引き戸を開けると見える。白いペンキで「環應院」(環応院)と書いてあるが、旧漢字の草書で書かれて […]
2018年10月27日 / 最終更新日 : 2018年11月5日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【106】長右衛門の碑(因島重井町青木) 長右衛門の碑(因島重井町青木) 青木道路を北へ向かって歩くと重井郵便局に至るが、その少し前、青木城跡の麓に長右衛門の碑と呼ばれる、文字を掘った岩がある。岩というよりも砂の塊のようなものであるから、風化が激しい。かろうじて […]
2018年10月20日 / 最終更新日 : 2018年10月27日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【105】開化橋(因島重井町青木) 開化橋(因島重井町青木) 因島重井町の中心を流れ、東西に二分する重井川にかかる橋の名を下流から記すと、明治橋、東西橋、大正橋、昭和橋…と続く。その昭和橋の東、重井村四国55番南光坊の隣に、「開化橋」と書かれた石柱がある。 […]
2018年10月13日 / 最終更新日 : 2018年10月19日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【104】青木金比羅神社(因島重井町青木) 青木金比羅神社(因島重井町青木) 青木城は因島村上氏六代吉充以降三代の居城であった。この話が本当だとしたら、最後の本拠地であったわけであるが、それらしいものは無く、閑散としていて訪れる人は多くない。今はすっかり内陸部にな […]
2018年10月6日 / 最終更新日 : 2018年10月11日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【103】大土生宮地家墓(因島土生町郷区) 大土生宮地家墓(因島土生町郷区) 對潮院(たいちょういん)の大土生霊銘碑には「九代より大土生旧家墓所」と書かれている。この旧家とは前前回に紹介した第二家老稲井家の屋敷跡で、かつての大土生宮地家の屋敷跡ことである。そこから […]
2018年9月29日 / 最終更新日 : 2018年10月3日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【102】大土生宮地家墓(因島土生町對潮院) 大土生宮地家墓(因島土生町對潮院) 對潮院の境内を抜けて、裏の墓地の前の道路に出る。そこから少し右手の大きな樹木の前に大土生宮地家の墓地がある。そこには、初代清左衛門光時、二代久右衛門光宗以下、八代又次右衛門貞久までの墓 […]
2018年9月22日 / 最終更新日 : 2018年9月30日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【101】大土生宮地家跡(因島土生町郷区) 大土生宮地家跡(因島土生町郷区) 変電所近くの小丸城跡が因島村上氏第二家老稲井氏の居城で、麓の宝地谷に宝持寺と須佐神社があった。今は石塔群と神社がある。そこよりさらに西へ下がったところに稲井氏の屋敷があった。 因島南中学 […]
2018年9月15日 / 最終更新日 : 2018年9月30日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【100】村上元三詩碑(因島中庄町金蓮寺) 村上元三詩碑(因島市中庄町金蓮寺) 20年ほど前に刊行された『芭蕉自筆 奥の細道』では原稿の写真の下に「夏艸や兵共か夢の跡」(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)と活字に直したものがある。 この連載の基軸を中世から近 […]
2018年9月8日 / 最終更新日 : 2023年3月2日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【99】稲井城跡(今治市吉海町) 稲井城跡(今治市吉海町) 南朝の要人が伊予に三度も来ている。まず最初は信濃の村上師清が伊予大島に来て村上義弘の跡を継ぎ、釣島箱崎浦の戦いで今岡通任を破った。いわゆる師清伝説である。この話には師清を北畠顕家の子であるとする […]
2018年9月1日 / 最終更新日 : 2018年9月7日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【98】誤伝・篠塚伊賀守墓(上島町魚島亀居八幡神社) 誤伝・篠塚伊賀守墓(上島町魚島亀居八幡神社) 魚島に上陸して、右手に進むと山道がある。ここを登れば篠塚公園に向かう。沖島城跡の一角である。さらに進んで亀居八幡神社へ行った。そこに、「篠塚さん」と呼ばれ、篠塚伊賀守の墓と伝 […]
2018年8月18日 / 最終更新日 : 2018年8月30日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【97】篠塚魚港(愛媛県上島町魚島) 篠塚魚港(愛媛県上島町魚島) 前回の『太平記』では陰ノ嶋とは魚島のことで、そこには篠塚伊賀守の墓があると書いてある。このキツネにつままれたような感じを解消するには、魚島に行って見てくるしかあるまい。 魚島は弓削島、佐島、 […]
2018年8月11日 / 最終更新日 : 2018年8月14日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【96】千守城跡(因島三庄町千守) 千守城跡(因島三庄町千守) 変電所の隣を通って土生から三庄方面へ下ると海に突き当たる。その少し手前の左手にある丘が千守城跡である。海岸通りより一つ中の道を歩けば登山口がある。頂上近くの開けたところに公文明神が祀ってある。 […]
2018年8月4日 / 最終更新日 : 2018年8月7日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【95】小田池(因島中庄町) 小田池(因島中庄町) 椋浦峠から林道天狗山線(奥山林道)を歩いた。因島最高峰の奥山を反時計回りに巡る。落石や倒木があって、車は通れない状態であった。だから道のどの部分を歩いてもよかった。幅4メートルの道路を車を気にせずに […]
2018年7月28日 / 最終更新日 : 2018年8月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【94】小早川氏の墓(因島椋浦町) 小早川氏の墓(因島椋浦町) 一ノ城跡の北側、椋浦町内に小早川氏の墓がある。艮神社から西へ少し進むと、道端に説明板があるので、そこから畑の中に入ればよい。 五輪塔、一石五輪塔と「蒲刈小早川家先塋域(えいいき)」と書かれた碑 […]
2018年7月21日 / 最終更新日 : 2018年8月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【93】一ノ城跡(因島椋浦町) 一ノ城跡(因島椋浦町) いきなり、ぶっきらぼうな説明で恐縮ではあるが、地蔵鼻から北を見たら見えるのが一ノ城跡である。因島最高峰の奥山(観音山)の東にある雄大な山並が左から右へなだらかに下っていって、備後灘へ陥入する。海と […]
2018年7月7日 / 最終更新日 : 2018年7月12日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【92】因島八景第七景(因島三庄町) 因島八景第七景(因島三庄町) 「水軍スカイライン(椋浦峠)から地蔵鼻への眺望」の第七景の石碑は水軍スカイラインから外れて、奥山登山口の方へ少し上がったところにある。そこから見れば地蔵鼻の向こうが県境で、今更ながら因島が広 […]
2018年6月30日 / 最終更新日 : 2018年7月9日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【91】黒雲母花崗岩岩脈(因島鏡浦町) 黒雲母花崗岩岩脈(因島鏡浦町) 小鏡城跡の北側下にある厳島神社は埋立地の堤防際にあり、海に接していたものであったという原形をよく留めている。その厳島神社の横を通って海岸に出て、ほどよく潮が引いておれば南に向かって歩く。そ […]
2018年6月23日 / 最終更新日 : 2018年6月28日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【90】小鏡城跡(因島鏡浦町) 小鏡城跡(因島鏡浦町) 因島四国八十八ケ所札所巡りは大浜埼灯台近くの1番霊山寺から始まり、大浜、中庄、外浦、鏡浦と因島を時計回りに巡る。鏡浦町では、外浦町から峠道の平田道路を越えて、峠を下り町内に入ったところに25番津照 […]
2018年6月16日 / 最終更新日 : 2018年6月18日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【89】流紋岩の大岩脈(因島鏡浦町) 流紋岩の大岩脈(因島鏡浦町) 梶ノ鼻の古い写真を眺めていたら、鏡浦町側の海岸の見事な流紋岩の岩脈があった。梶ノ鼻は次第に低くなって海に注ぐ手前に大きな切れ目があるが、それより少し手前の崖である。粘板岩を貫く流紋岩の幅1. […]
2018年6月9日 / 最終更新日 : 2018年6月15日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【88】因島八景・第八景(因島外浦町) 因島八景・第八景(因島外浦町) 梶ノ鼻に続く尾根は現在では水軍スカイラインで切断されるので、そこで下降をやめる。一般道に出て、駐車場まで歩くと、因島八景の石碑がある。「梶ノ鼻から 因島大橋への展望」と書かれている。 因島 […]
2018年6月2日 / 最終更新日 : 2021年11月27日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【87】平田城跡(因島外浦町・因島鏡浦町) 外浦の堂崎山城は鏡浦の岬にある古城と一連のものであったと、書かれている。その古城をどこにするかは難しい問題であるが、「一連」と「岬」という言葉から、梶ノ鼻に続く尾根の最頂部近くがよいのではないかと思う。その尾根は外浦側も […]
2018年5月26日 / 最終更新日 : 2021年11月27日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【86】平田道路改修寄付碑(因島外浦町) 平田道路改修寄付碑(因島外浦町) 因島中庄町から鏡浦町を目指して広島県道を進む。因島外浦町で 本因坊秀策囲碁記念館の方に入らずに少し進むと池があり、春には周辺の土手に植えられた桜が見事である。 ここは蘇功新開の灌漑用水池 […]
2018年5月19日 / 最終更新日 : 2018年5月25日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【85】堂崎山城跡(因島外浦町) 堂崎山城跡(因島外浦町) 因島には因島村上氏とは関係が薄いながらも、城跡と呼ばれるものがいくつかある。外浦町の地蔵院裏の山頂にある堂崎山城跡もその一つである。 南朝の年号で言えば興国4年(1343)に南朝方の広沢五郎や大 […]
2018年5月12日 / 最終更新日 : 2018年5月15日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【84】三秀園(上島町生名島) 三秀園(上島町生名島) さて、生名島から帰る前に、もう一つ寄っておきたい所がある。麻生イトさんが別荘として作った三秀園である。 三秀園は土生港から生名島へフェリーで渡って、右へ行くとすぐのところにある公園である。あるいは […]
2018年4月28日 / 最終更新日 : 2018年5月3日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【83】高松城跡 (上島町生名島) 高松城跡 (上島町生名島) 弓削島、佐島、生名島は現在は通行料無料の橋で結ばれているので、それぞれの島が大きくなったようなものである。その二つの橋を地図で眺めていると、かつてアフリカ大陸と南アメリカ大陸がくっついていたと […]
2018年4月21日 / 最終更新日 : 2018年4月24日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【82】逆針羅針盤(上島町佐島八幡神社) 逆針羅針盤(上島町佐島八幡神社) 佐島へ行ったら八幡神社=写真下=へお参りし、拝殿の天井を見上げてみよう。十二支で書かれた方位盤が吊り下げてある=写真上。 国語辞典の巻末付録などで確認できるが、子(ね)が真上で北になり右 […]
2018年4月14日 / 最終更新日 : 2018年4月19日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【81】宇多城跡(愛媛県上島町久司浦) 宇多城跡(愛媛県上島町久司浦) 弓削島の東端、久司浦港の近くにある東泉寺は「お薬師さん」と呼ばれ、ご本尊の薬師如来が有名で5月5日の祭日には多くの人で賑わうそうである。 その東泉寺の駐車場から東へまわると窪地に鯨公園とい […]