「社会を明るくする運動」入選作文【2】一人一人の見方で社会は変わる

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第70回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

一人一人の見方で社会は変わる小学校の部 尾道市教育委員会賞)

土堂小学校6年 河本悠華(ゆうか)さん

「ふつうって何ですか。」

クラスメイトがわたしの友達の「ふつう○○するよね。」と言った事に対して質問した言葉です。その質問に友達は答えられませんでした。これは犯罪や非行ではないですが、わたしはこの言葉が忘れられません。

私たちの日常の中には、「ふつう○○だよね。」という会話がよくあります。私も、当たり前のようによくこの言葉を使います。

でも、そのふつうから外れた時私たちは知らず知らずに傷ついたり、傷つけたりします。それが、生き苦しさや不安を生み出すのではないかと思います。

「女の子だから○○だよね。」

「あの人は不良だから○○だよね。」

など、決めつけてしまうと言われた人は社会で自分を出すことができず、犯罪や非行に走ってしまうのではないかと思います。

もしも、私が「ふつうは○○するよね。」と言われると自分は他の人とちがうんだと思い、なかなか自分の意見を言えなくなったり、孤立してしまったり、あきらめてしまうと思います。

しかし、私のことを認めてくれる人や元気づけてくれる人がいれば、気持ちがとても楽になって、「またがんばろう。」と前向きな気持ちになっていけると思います。

私が5年生の時、友達とトラブルになりました。その時、担任の先生が、「河本さんの気持ちも分かるよ。」と言ってくれて、私はとても救われました。6年生になってからも、ろう下ですれちがうと、「最近どう?。」と声をかけてくれます。声をかけてくれることで、私ははげまされています。ちょっとした気づかいで、人は救われるのだなと思いました。また、だれかが見てくれているという安心感を感じられ、だれかが自分を分かってくれているということから自分に自信がつけれると思います。

このような、ちょっとした気づかいで社会をよりよくするには、まわりを見ることだと思います。まわりに困っている人はいないか、落ちこんでいる人がいないかなど、まわりを見て気づくことが最初に必要な力だと思います。

また、勇気ややさしさも大切だと思います。勇気をもって話しかけることや言い方に気をつけることも必要な力だと思います。

社会の中には、ほんの小さなことが人を傷つけていることを考えなくてはいけなくて、ほんの少しの気づかいが人を救っていること自分がすくわれていることに気づかされました。一人一人の社会の見方で人間関係がよくなったり、悪くなったりするのではないかと思います。だから私は、人から認められる人になりたいし、人を認めたり、人を気づかったりできる人になりたいです。

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