平良市に視察

1月18日午前7時因島市役所を出発。
沖縄県平良市に議会運営委員会で、視察に行きました。

人口は約 33,700人、一番高いところで100メートルと平らな隆起さんご礁の島です。
のどかで、海の透明度は抜群に綺麗な島ですが、昔、大津波に襲われたことがあるそうです。
その巨大津波は、高さが30メートルもあったそうです。
村一つが、全滅したこともあるそうです。

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市役所は、立派ながっちりした作りでした。
ここまで頑丈な建物がいるのかなと思いましたが、台風の通り道であることや、以前大規模な津波に襲われたりで、民家もほとんどが、鉄筋コンクリート造りでした。
見晴らしの良い、岬の周辺には、津波で運ばれたと言う巨石がゴロゴロしています。

贅沢すぎる市役所だと思いましたが、宮古島の厳しい地理的条件を考えると、頑丈に作っても頑丈すぎることはないなあと感じました。
穏やかなときは、のんびりした良い島ですが、「備えあれば憂いなし」の諺が、身にしみました。

因島も、災害に対する備えの必要性を痛感しました。

スマトラ津波の被害も大変でしたが、宮古島周辺も、津波の被害を何度も受けています。

第二次世界大戦で、アメリカ軍に攻撃されたときに、大津波でもあれば、歴史は大きく変っていたことでしょう。「神風」はこのときには吹かなかったようです。
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川もない島で、飲み水や、農業用水はどうしているのかと思ったら、地下ダムと言うものに水を蓄えているそうです。
地表からは見えませんが、穴だらけのさんご礁の地下に水を蓄えているので、地表はまったく問題なく使えるのが長所です。
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風が強いので、風力発電をするために、建設中の風車かと思ったら、台風で羽が吹き飛ばされて残骸が残っているのだそうです。
それほど島での風は強く、風速70メートル程度の風が吹くそうです。

ソーラー発電の施設も台風で、パネルが壊されたそうです。
後ろに見えるのは、風力発電の風車の残骸です。
ここにも3基の風力発電の風車があったそうですが、台風で全部倒れて壊れたそうです。ご丁寧に倒れた下には、ソーラーパネルがあり、ソーラー発電もダメージをうけ、ソーラーも風力発電も両方中止しているそうです。
島の厳しい気候が良くわかりました。
電力は火力発電でまかなっているそうです。

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