大阿武船は、廃船にすべき。

中国新聞の記事に取り上げられた、大阿武船は廃船にすべきだと思います。
全員協議会が開かれ、毎日新聞の記事にあるように、市長は廃船を白紙に戻すとの発言をしました。
しかし多くの市民からは、大阿武船のことを「おおたわけぶね」と呼び、早く廃船にすべきだとの意見を多く聞きます。
大体が、撮影用の張りぼてで、船体の中心を鉄板で箱を作り、その周りを板で囲った造りで、本格的な日本の木造船のように塩水をかけると中心の鉄材がさびるし、真水を掛ければ木材が腐るといった中途半端なつくりです。
古来日本の船は、帆を張る場合に、下から上にあげるのが基本で、この「おおたわけぶね」のように、帆げたを先に上にあげて、帆を下に張るのは、西洋帆船で時代考証がまったく出来ていません。
このような無駄なものを作ってはいけないとの「戒めの象徴」としての価値としてしか存在意義はない代物です。

毎年、300万円もつぎ込む値打ちは、まったく認められません。

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「船頭多くして、船山に登る」とは、含蓄のある言葉ですね。



「船と女は、維持するのに金がかかる」といったことわざがあったと思いますが、正しくはどうだったでしょう。
含蓄のある方は、お教えください。

同じ作るなら、もう少し本物に近い形で、艤装の時代考証をきっちりと行って、帆船として帆走が出来るように復元すれば、少しでも文化財的な価値が生まれたことでしょう。==残念。==

大阿武船は、廃船にすべき。」への2件のフィードバック

  1. いつ誰が「島の文化財」「因島の象徴的な文化財」と決めたのか。
    ほとんどの市民は現物を見たこともなく、そんな話は聞いたことも
    ない。いまさら張りぼて幽霊船を見たいとも思わないし。

    雨ざらし保管で見るも無残な姿に、無償提供を打診した相手からは、
    管理費が高すぎる、もう利用できる状態ではないとのコメントも
    出ているようです。これが正常な考え方でしょう。
    市民に今後の利活用についての案を聞くのなら、まずは廃船か
    否かを問うのが先ではないか。

    「なぜ廃船を急ぐのか」。
    今は中国特需の鉄不足で、鉄スクラップの引き取り価格が高値と
    聞きます。
    張りぼての木板も適度に朽ちて、解体し易い時期なのでは?
    これ以上朽ちると環境汚染も出てきそうで、今が一番廃船に
    良いのではと思いますが?

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