重井小6年が日本画に挑戦 尾道大学出張授業

尾道市立重井小学校(曽根奈美枝校長)の6年生9人=写真㊤=は5月19日、日本画のワークショップを行ないその魅力を体験した。

講師を務めたのは、尾道市立大学芸術文化学部美術学科の中村譲教授ら4名。同大学による出張授業はこれまで倉敷市などで実施されてきたが、市内小学校での開催は今回が初めて。重井小教諭との縁がきっかけとなった。

授業の冒頭では、日本画が日本古来の伝統技法であり、瀬戸田町出身の画家・平山郁夫氏の作品にも用いられていることが紹介された。

次に、鉱物を砕いて作られる岩絵の具の粉を、中指を使って接着剤の役割をする膠(にかわ)で溶き、さらに水を入れながら溶くという絵の具の作り方や筆の使い方、色の重ね塗りに必要なドライヤーの使い方などを教わった。

児童たちは、あらかじめ下絵を作成した色紙に思い思いの色を選びながら小皿に絵の具を作り、色付けを楽しんだ。バラ、ラッパ水仙、ききょう、アサガオ、風神雷神など、多彩なモチーフが色鮮やかに表現された。

完成した作品は、21日の参観日に合わせて校内に展示され、保護者や来校者の目を楽しませた。

 

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