「社会を明るくする運動」入選作文【12】刑を終えて出所した人々に優しく差し伸べる手と心
尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第73回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。
刑を終えて出所した人々に優しく差し伸べる手と心(中学校の部 尾道地区更生保護女性会会長賞)
向島中学校1年 中司衣織さん
あなたなら、犯罪を犯してしまい、刑を終え出所してきた人々にどう接するだろうか。この社会には、犯罪を犯して逮捕されてしまった人々がたくさんいる。また、その人々の個人情報はニュースや新聞等に掲載されることが多い。そのため、犯罪や非行をしてしまった人が、いざ刑を終え、社会に復帰しようとすると、職に就くための面接すら受けることができない。
なぜなら、住居すら確保することができないからだ。そのため、「出所しても、孤立するなら、刑務所にいたほうがマシだ。」と考え、今や二人に一人が再犯してしまう。そんな負のループから抜け出す方法は、ないのだろうか。
調べてみると、様々な支援があるようだ。まず、「生活環境の調整」だ。これは、保護監察官や保護司が刑務所にいる人々の釈放後の就職先や住居について調べ、その人に合った生活場所を選び、社会復帰を目指すというものだ。この取り組みにより、受刑者が釈放されたとき、素早く職に就いたり、住居を確保することができ、孤立するということが少なくなる。他にも、「協力雇用主」などがある。協力雇用主とは、犯罪や非行を犯した人々の事情を理解した上で、改善・更生に向けて、雇用する人のことだ。現在、全国で二万人の協力雇用主が登録されている。私は、この取り組みを知って、とても素敵なことだと思った。なぜなら、この取り組みは、出所した人々に冷たく接したり、差別するのではなく、社会の一員として認め、迎え入れる取り組みだからだ。しかし、これらの取り組みは、そもそも雇用主であったり保護観察官や保護司という職業に就いていないと取り組むことが難しい。では、身近なことで自分たちにできることは、何だろうか。私達にできることは、例えば、罪を犯した人の社会復帰を優しく見守り、頑張っているという事実を認めてあげることや存在をしっかりと認識していくことだと思う。また、私が一番大切だと思うことは、こうした支援があるのにも関わらず、出所者の方のおよそ七割が無職であることを知り、周りの出所者の人たちにこのような制度や取り組みがあることを伝えていくことだと考える。
これにより、出所者の方を社会復帰させる輪を広げることができる。冷たい目で出所者の方を見るのではなく、温かい目で見守り、そして時には、優しい手を差し伸べることができる、そんな広い心をもって接していくことが私たち一人ひとりにとって、重要な行動となるだろう。
このように、彼らが社会復帰するためには、周囲の人の協力が必要不可欠なのである。そのためには、「犯罪を犯した者に関わると自分も嫌悪されるのではないだろうか。」という根強い偏見をなくさなくてはならない。彼らも必死に罪と向き合い、刑を終えたのだ。そんな努力を無駄にせず、これからは、彼らがしっかりと更生し、社会復帰を真剣に考えているのなら、それをサポートすることができる、そんな社会になることを願い、私も身近な活動から積極的に取り組んでいきたい。
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