尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入選作文【4】「わたしは絶対なりたくない」
尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第65回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。
「わたしは絶対なりたくない」
御調中央小学校四年 吉和琴音さん
ちょうどお盆休みのころ、家族そろっておはかまいりと思っていたら、中学一年生の二人が思いもよらない形で見つかった事件におどろきました。
まず一つおどろいた事は、事件のかい決の手がかりになった一つが防犯カメラだったことで、二人のすがたは真夜中の駅前カメラに映っていたことでした。
「こんな時間に何をしていたのだろうか。」
「お父さん、お母さんは心配していないのだろうか。」
「こんな誰もいないとこでさみしくないのかなぁ。」など、考えてしまいました。
二人のすがたがわからなくなってしまったのは、その後のことのようでした。
駅前をうろうろしていた時に、誰か二人を見かけていたと思うのです。その時にちょっと声をかけてあげていたら…。
「こんな時間に何してるの?」「どうしたの?」「何かあったの?」と、だれかが声をかけていたら、またちがったのではないのかと思いました。
私たちの周りでは、地域の見守りたいの人たちが、学校の行き帰りを見守ってくれています。
「おはよう」「おかえり」「今日は、どうした元気ないじゃないか」などと、声をかけて気にかけてくれています。初めて声をかけてもらった時ははずかしかったけれど、今では、気にかけてくれることがすごくうれしいです。
あの中学一年生の二人も、あの時間にあの場所にいた時に、誰か一人でも話をして聞いてあげていたら事件にまき込まれなかったし死なずにすんだはずです。
次におどろいた事は、二人が真夜中に出かける事にお父さんお母さんは何も言わなかったのかと思いました。
私の家ではどこどこへだれと遊んでくる、帰りは何時と伝えています。母は、私が少しでも帰りがおそいと、心配して家の前で待っています。
わたしは事件の日からずっと考えていました。
「なぜあんな真夜中に外を出歩いたのだろう」と。はんざいのない、安心してくらせる社会を作るには、わたしたちの声のかけ合いが必要なのだと思いました。地いきのみなさんに感しゃしたいです。
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