「社会を明るくする運動」入選作文【15】それぞれの良さ

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

それぞれの良さ(中学校の部 尾道市入選作品)

浦崎中学校2年 佐藤初音さん

みなさんは「もう学校へ行きたくない」などと思ったことはありますか。私は何度もあります。そんな時どうするべきなのか私なりに考えてみました。

最近、SNSで悪口を書いたり、相手に対して存在を否定するようなことを投稿したりなど、人が傷つく言葉を自身のミスで発信してしまったタレントの方がとても話題になりました。

明るいイメージの人だっただけにその落差は激しく、活動休止が発表されるほどの問題になってしまいました。

なぜそのような投稿をしてしまったんでしょうか?

日本では昔から、人に合わせたり皆と同じように行動することが当たり前のような風潮があると思います。列からはみ出ずに、他の人と意見を合わせ、協調し、同じように行動して生きていくのが正しいことであるという考えを持つ人が多くいると思います。しかし本来、人は皆それぞれ違うものです。同じような面があったり、気が合う友達とは似ているところや共通点が多いものです。それでも、気の合う友達ですら全く違う考えを持っていたり、時には「そんな考え方があるのか」と驚かされるようなことも少なくありません。ましてや、育った環境や性別や年齢が異なる人とは考えが違って当たり前です。人の考えは、その人自身がこれまでに経験したことや周りの人たちの考え方から大きく影響されて成り立つものだと考えます。そして、考えは普遍的なものではなく、時間が経つにつれて変化するものだと思います。だからこそ、一人一人の考えは金子みすゞさんの詩にもあるように「みんなちがってみんないい」のだと思います。その前提を忘れてしまっている人が沢山いるのではないかなと感じています。

では、冒頭で書いたタレントの方以外にもSNSで自分と違う考えの人を叩いたり、悪口を書いたりしている人がいます。

私は、その人たちのコメントを見て、全く良い気持ちになりません。私以外にそのコメントを見た人たちの中にも、不快に感じる人はいると思います。それなのに、なぜ、そのようなコメントをする人が絶えないのでしょうか。それは、知らず知らずのうちに植え付けられてきた、「ふつう」が一番良い」という考えが日本中に蔓延しているからではないでしょうか。私は私だし、あの人はあの人、無理に考えを合わせなくてもいいし、嫌なら離れたらいいだけのことです。合わない人と無理に付き合わなくていいし攻撃をする必要もありません。世の中にはいろいろな考えや捉え方があって当たり前なのだから、それが受け入れられなければ、適切な距離をとっていけばいい、自分は自分の好きなこと、好きな人と過ごしていけばいいと思います。

それでも、大人になって仕事などを始めたら、自分の考えと合わないようなこともしなければいけないかもしれません。ストレスがたまり、イライラして自分自身と異なる人に対し否定的なことを投げつけたくなってしまうときも必ずあると思います。もしかしたら、否定的なことを投げつけるだけではなく、非行や犯罪を犯してしまいそうになる人もいるかもしれません。そんなときには、自分の持っていないものや嫌なことに目を向けるのではなく、今自分が持っているたくさんの大切なもの、好きなもの、好きな人、元気をくれる人や新たなことに挑戦してみたり、思い出したりするなど、一歩踏み出してみることが大切だと考えます。自分にはたくさんの宝物があるということ、そして自分は一人ではないと一歩立ち止まって考えることができれば、非行や犯罪のないきっと素敵な日々、人生を一人一人が創りあげられるのではないかと私は思います。当然嫌なこともある、だけどそれだけではない、わたしたち人間は誰しも助けられて生きているのだから、伝えたいことがあるときは他人を咎めることなく、人に向けるにあたって適当な言葉を選べる人が増えていけば、社会はもっと明るくなっていくと思います。

第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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