因島高校だより2025
地域で存続する学校づくり
因島高校校長 中西正典
本校に赴任して5か月が経ちました。地域の皆様に支えられ、本校の生徒たちが着実に成長していることを日々感じています。
高い進学実績と多様な進路の実現
まず、本校に来て驚いたのは、進学実績です。令和6年度卒業生は、9名が岡山大学をはじめとする国公立大学に進学しています。本校の生徒数を考えると、とても高い割合です。生徒たちが最後まで諦めずに頑張ったこと、先生方が個別に丁寧に指導したこと、保護者の皆様が支えてくださったことが結果につながったのだと考えています。
また、私立大学、専門学校、公務員、就職など、生徒の希望に応じて幅広い進路に対応し、それぞれの進路を実現することもできています。
総合学科令和6年度卒業生 主な進路実績
- 【国公立大学】岡山大学▽山口大学▽香川大学▽福山市立大学▽尾道市立大学
- 【私立大学】関西学院大学▽近畿大学▽北里大学▽川崎医療福祉大学▽広島修道大学▽岡山理科大学▽福山大学ほか多数。
- 【専門学校】福山職業能力開発短期大学校▽大阪医療センター付属看護学校▽福山医療専門学校▽尾道市医師会看護専門学校ほか多数。
- 【就職】陸上自衛隊▽トヨタ自動車▽クボタ▽JFEスチール西日本製鉄所▽松井▽アイメックス▽ププレひまわり▽カインドネス▽やまみ▽特別養護老人ホームリーフ明神ほか多数。
部活動の活躍と地域との連携
次に、今年度の生徒たちの活躍です。全日制は、陸上競技部がインターハイに出場し、囲碁部も全国大会に出場しました。
体操部の男女は中国大会に出場し、硬式野球部は、単独チームで夏の予選に出場し、秋季大会は、松永高校との合同チームで勝利することができました。また、書道部は、尾道警察署因島分庁舎の御協力をいただき、飲酒運転撲滅のための大書を展示する取組を行いました。
定時制は、バドミントン部が東部大会、県大会で上位入賞を果たして全国大会に出場し、2回戦まで進出することができました。
部活動の活躍と地域との連携
さて、総合学科である全日制では、地域の皆様の御協力をいただき、探究活動を行うことにより、就職から進学まで、それぞれの生徒に応じた進路を実現することができています。
また、普通科である定時制では、「学校生活と就労の両立」を果たしながら、落ち着いた雰囲気の中で学習するとともに、毎月行われる学校行事で大いに盛り上がっています。今年度も小早レースに出場し、順位決定戦において、1位でフィニッシュすることができました。
地域とともに
今後も、生徒一人ひとりに寄り添い、丁寧な指導を行い、それぞれの目標を達成できるよう学校全体で取り組んでまいります。引き続き、地域で存続する学校づくりに向けて、地域の皆様の御支援と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
子どもたちの未来のために
因島高校PTA会長 小林晃和
日頃より因島高校の生徒およびPTA活動にご理解・ご協力いただきありがとうございます。本年度PTA会長の小林晃和です。
因島高校は島で唯一の高校です。高度成長期には2校あった高校も子供の人数も少なくなり1校になりました。自分の子供を通わすまでは、生徒数も少なくなり寂しくなったと思っていました。
しかし実際に子供を通わせてみると、雰囲気はすごく良く県内ではトップクラスの設備があり、生徒も先生も明るく充実した学校生活を送っています。
また先生方の協力で、生徒の進路についても熱心に指導していただき、進学や就職に対して我が子のことのように尽力していただいています。
進学クラスは夏休み期間中、朝から夕方まで受験のための補習をしていただきました。少人数で個別指導のような環境の下で、将来の進路に向かい頑張っています。
就職をめざしている生徒には、子供たちが社会に出たあとも苦労しないように重要な指導をしていただいています。
特に熱心に指導しているのは「あいさつ」です。人とのコミュニケーションは挨拶から始まります。いかに挨拶が重要かを親身になって指導していただいています。
最後になりますが、子供たちにとっては因島が「ふるさと」です。島を離れる生徒、島に残る生徒、いろいろな進路を選ぶと思います。
私が覚えていてほしいこの島の景色・文化・季節感・島の香りを忘れることなく、大事にして、今後の未来に向けて輝いてほしいと願っています。
そのためにPTAとして惜しみない協力を続けたいと思います。皆様におかれましても、今までと変わらぬご協力とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2期目の決意
因島高校同窓会会長 木村修二
同窓会会長になって、4年目を迎え、6月には、東京支部総会に参加し、6年ぶりの東京での支部活動が再開されたことに喜びを感じたところです。来年の関西支部が楽しみです。
また、8月本部の総会を当番回生ではなく、本部役員が計画して、今年度は進めました。総会で今年の運営方針等承認を頂き、役員改選を認めていただき運営させていただきます。
因島高校同窓会組織が時代に合わなくなり、当番回生の卒業生が少なくなっている現状で彼らに無理をいえないと感じています。この機会に、今までの組織を見直し、スリムな組織に変革して、同窓会の在り方を考えて行きたいと思っています。
地域にとっても高校生にとっても、魅力ある因島高校でなければいけません。
同窓会の改革を進める中で、総会の時期についても色々ご意見を頂きながら対応して、8月15日を中心に盆での実施を続けてまいりましたが、総会時期を5月中に実施してはどうかと考えています。
在校生は、学園生活を謳歌し、クラブ活動等で全国大会への出場等が増えて活気ある因島高校に育っているように感じています。そんな母校を応援していきたい。その為、クラブ活動を支援する基金制度の充実をPTAとも協議して創生していけたらいいと考えています。
アッという間の3年間です。社会に出てから役に立つ人間になるためには、思考力・発信力・行動力そして自己肯定力が大事になります。自分を信じ仲間と協力できる協調性を持ち力強く生きていただきたいと願うばかりです。
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