「社会を明るくする運動」入選作文【14】私達でつくる明るい未来

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

私達でつくる明るい未来(中学校の部 尾道市入選作品)

日比崎中学校1年 林真樹さん

あなたは、一度犯罪をおこしてしまった人と普通に生活したりすることが出来るだろうか。

私は、今までそのような人達に出会ったことがないので正直分からない。でも、もしかしたら一度は出会っているのかもしれない。

この世界では、様々な犯罪をおかした人達がたくさんいる。

例えば虐待、殺人、最近ではネットを使った誹謗中傷。このような犯罪は絶対にあってはならない。でも、あってはならないという思いで簡単に犯罪が消えてしまうような優しい世界ではない。

なぜ、犯罪は昔から無くならないのだろう。罪をおかしてしまった人は、どうして誤った道へと行ってしまったのだろうか。

私の考えは二つある。一つ目は、自分の感情をうまく止めることが出来なかったのではないかということだ。私も、嫌な事が積もりに積もったら、怒りが湧いて、つい物などに当たってしまうくせがある。その当たる物が人になってしまったら、暴行や言葉のナイフで相手は、ボロボロになってしまう。

二つ目は、環境の問題であると考えた。周りもやっているから、自分がやっても少しくらい大丈夫。そんな事をしているのをネットでよく見かける。顔も分からない相手に言われると怒りより不安や怖さが勝ってしまうと思う。他にも様々なことが原因で犯罪をおこしてしまうのが今の現状だ。それを阻止するためにはどうしたらいいだろう。私は自分一人でかかえ込まず、周りにたよる事が大切だと思う。話をするだけでもその人の心が少しは楽になるのかもしれない。逆に危ないことをしていたら、周りの人は何があっても、どんなに大事な人でも、警察に通報する方がその人のためだと私は思う。また、ネットでは悪口を打つような暇があるのなら逆にその人の素敵なところを見つければ良いのにと私は思う。

また最初に話したように、自分のおかした過ちをきちんと反省し社会に復帰する人達もさくさんいる。その人達とどう向き合うのかが一番これから社会を変える方法だと思う。

私が六年生の頃に「犯罪をおこしてしまった人達とあなたは関われるか。」というテーマで授業をおこなった。はじめは皆「怖い」「関わりづらい」というマイナスな意見だった。実際に私もそう感じていた。そんな中、一人のクラスメイトがこう言った。

「皆、同じ人間なんだから差別するのはよくないと思う。」

その一言で私は気づいた。こうして自分で勝手に印象をつけて、差別するのも犯罪だということに。この時クラスメイトがこんな事を言っていなかったら、今の私も「怖い」「近づいたらいけない」という印象に縛られていたのかもしれない。

このことから、私は「犯罪」というとても大きな罪に手を出してしまう人を私達みんなで止めることがこれから重要になるのかもしれない。

そして罪を更生した人達を快くうけいれる世界を作っていくのが社会を明るくしていく道のヒントだと私は思う。

第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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