故郷への手紙【57】実家からの年賀状

実家からの年賀状

「意欲的な一年にしたいと考えています」と父。
「身体に気をつけて暮らして下さいね」と母。

少し濃い字ではっきりとした文字の父と、柔らかく穏やかな文字の母。
父の字は、子供の頃に見ていたものよりも少し優しくなったように感じる。
以前はもっと筆圧が強く角張っていて、直線的な印象だった。

母の字は、変わらない。読んでいるとそっと寄り添うような心地がする。
以前、母が書いた手紙を読んだ方が「とても素敵な字を書くね」ととても感激していた。

両親からの年賀状を読むのは初めてのことだった。
73歳の父から「意欲的」という言葉が出てきたことに、少し驚いた。それと同時に、少し笑った。
「私と同じだ」
きっと父には考えていることがあるのだろう。
「考えています」という言葉から、なんだか意志を感じられた。

私も目標の一つずつを実現する年にしよう。
誰に何を言われても、自分が決めた目標に向けて進み続けよう。
実家からの年賀状が、私を応援してくれているようだ。

青木めぐみ

(青木恵)

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