ふるさとの史跡をたずねて【346】天満神社(尾道市因島洲江町)

天満神社(尾道市因島洲江町)

生口四国霊場は瀬戸田町茗荷から始まり、7番の鉢谷大師堂を過ぎると稲荷神社の隣を通って山を越えて洲江町に入る。

これは茗荷と洲江町とを結ぶ海岸通りがない時代の創建で、茗荷と洲江町との間は山で隔てられていて、陸路では峠道を往来していたということになる。

この洲江峠を通る峠道は現在でも残っていて拡張され、車で通ることができる。

しかし洲江町に入って最初の8番熊谷寺が峠道よりもやや西にあることから、遍路道は現在の峠道よりもやや西側にあったと思われる。
特に峠を越え洲江町に入ってからは現在の峠道から離れる。

桃立山とか牡蠣山と呼ばれる山の東斜面である。

柳田国男によると峠道は交通機関の発達とともにより低く、より遠くへ移動するものであるから、荷車も通れないような高くて近い峠道が遍路道として採用されていたのかもしれない。

8番熊谷寺からはやや東に寄りながら海岸へ近づく。

東へ寄った理由は天満神社があったからであろう。

天満神社は天神社とか天満宮などと呼ばれるが、もっとも古い記録では天正6年(1578年)8月の再建で「平朝臣景守」などの文字も見えるから、古くから集落の形成が見られたものと推察される。

写真・文 柏原林造

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