尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入賞作文【2】「社会を明るく」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第63回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

「社会を明るく」

田熊小学校六年 村上未岐さん

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保護司会会長より入賞者表彰を受ける村上未岐さん(1月19日)

私は、この作文を書く前に、社会を明るくするために、自分か、又はみんなができる事は何か考えました。

社会には、まだまだとても明るいとは言えない出来事やありえないくらい恐ろしいニュースが沢山あります。それらを、私一人で解決していくのは、到底無理なことなので、誰にでもできて、私にもできて、小さな子からお年寄りまでが続けていけるものは、何か考えてみました。そこで考えついたのは、あいさつです。あいさつなら、どんなに小さな言葉の話せない赤ちゃんでもおじぎをする事で、表現できるし、家族や友達どうしじゃなくても、気軽にコミュニケーションがとれると思ったからです。

私は、毎日学校に行く途中、いろんな人と会います。近所のおばちゃんや地域のおじちゃんなどがほとんどですが、決まって

「おはよう。行ってらっしゃい。」

と声をかけてくれます。少し前の私は、大きい声を出す事がはずかしくて、ボソボソと、小さな声で

「おはようございます。」

とかえすのが精一杯でした。でもある日をさかいに私は変わりました。

ある日、私が道でつまずいて転げてしまいひざから血を流しながら家に帰ると、いきなり私をまだ見てもいない母が、

「足どしたん?大丈夫?みせてみなさい。」

と言いました。私はどうして、下校中にケガをしたことを母が知っているのかと母に聞いてみると、
「あんたが『ひざすりむいて帰っとるよ。』とか、『車ですれ違いざまに足をひこずって歩いてる様に見えた。』とかって知人や地域の人が連絡してくれたんよ。本当にありがたいよねぇ。」
と教えてくれました。

それを聞いた私は、顔から火が出そうな程、はずかしくなりました。それは、つまずいてこけた姿を見られたからではありません。近所や地域の人達は、私と何の血のつながりもないのに、私の顔をおぼえ、私がどこの家の子か知っていてくれ何より私を心配してくれている。そんな、いつも見守ってくださっている人達が、あいさつして、私に声をかけてくれていたのに、私は「自分が大きな声を出すのがはずかしい。」というつまらない理由で、きちんとあいさつをしていなかった事がただただはずかしかったからです。

一言のあいさつで、人はやる気もでるし、自分も相手も気持ちのよい生活をおくることができます。だから、この出来事をきっかけに、今までの自分を反省し、大きな声で、

「おはようございまーす。いってきまーす。」

と今の私は言うことができます。何か一つのきっかけで、人は変わる事ができるという私の大切な経験です。

みんなが、気持ちの良いあいさつをする事が、社会を明るくするための、第一歩になるのではないかと私は思います。私には、社会を明るくするために、だいそれた事はできません。しかし、今の自分にできることを、毎日続けていくことは、できると思います。小さな力でも、みんなで続ければ、きっと明るい社会になっていくと思います。

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