「社会を明るくする運動」入選作文【2】勇気を出すことの大切さ

尾道地区保護司会(村上俊昭会長)が行った第71回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

勇気を出すことの大切さ(小学校の部 尾道地区保護司会会長賞)

土堂小学校6年 栗原治宜(はるき)さん

みなさん、自分の意見をだれにでも主張できていますか。

ぼくはお父さんにそのことを聞かれた時、どきっとしました。ぼくは自分の意見を言えていない時もあったから、そこから意見を主張することについて考えるようになりました。

ぼく達は、時々話合いをすることがあります。その話合いで、だれかが意見を言い、多くの人が賛成していると、「一人だけちがう意見かもしれない」「何か言われそう」と、意見を言えない人が何人かはいると思います。でも、もしその時、勇気を出して意見を言えば、中には自分と同じ意見の人もいるのではないでしょうか。

逆に、意見を言わなかったら、自分の嫌な方に話合いが進み、そのまま決定してしまいます。ぼくもそんな経験がありました。

ぼくは、いじめをしてしまったことがあります。五年生の時、ある子が来るとサインを出してその子をさけたり、変な言葉でその子を呼んだりしていました。ぼくもそこに入って、その子をさけるようなことをしていました。しばらくしていると、ぼくの頭の中に「このままやっていていいのか?」という疑問がうかんできました。でも、そう思っていても、みんなは楽しんでいるように見えて、「もうやめよう」とは言えませんでした。そういうことをしていたことを、今はすごく後悔しているし、反省しています。

でも、そこから学んだことがありました。それは、「勇気を出す」ということです。ぼくの心には「もしやめようと言って、何か言われたらどうしよう」「仲間外れにされないかな」など、いろいろな不安がありました。後で聞くと、「これはいけない」と思っている友達もいたのに、そこでぼくも友達も、「もうやめよう」と言う勇気が勝たなかったからいじめが続いてしまいました。みなさんは、仲の良い友達に反対したい時に勇気を出して言えますか。

ぼくはこの経験から、犯罪や非行などで悪いことをした人達の中には、同じグループの人に流されてしまった人もいるかもしれないと思いました。「本当はいけないのに」「やめた方がいい」と思っていても、言えない人もいるかもしれません。でも、勇気を出せずにそのまま流されたら、結局してしまったことを後ですごく後悔すると思います。逆に言えば、勇気を出せば、何事にも立ち向かっていけると思います。

もし、みんながいけないと思った時に「いけない」と言う勇気を出すことができたら、社会は今よりもっとより良くなると思います。そのためには、周りに流されずに、まずは「自分のしていることは良いのかな」と考えることが大切です。そして、自分で考えたことをどんな方法でも勇気を出して伝えることがよくない状況を変える方法だと思います。

ぼくはまず勇気を出すこと、そして周りの人を気づかって注意をしたり、はげましたりできる人になりたいです。

第71回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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