「社会を明るくする運動」入選作文【4】誹謗中傷を通じて感じたこと

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第70回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

誹謗中傷を通じて感じたこと(小学校の部 尾道地区更生保護女性会会長賞)

向東小学校6年 井上心晴(こはる)さん

最近、芸能人がSNSで誹謗中傷をたくさん受けて自殺をしてしまうという事件が起こりました。私は、この事件の報道を見て、とても悲しくなりました。そして、なぜSNSに悪口を投こうしてしまうのだろうかと思いました。

自殺してしまった人は、激しい誹謗中傷を受けて、「自分の味方などだれもいない」「自分は社会に必要のない人間だ」と思ってしまったのではないかと私は考えます。そのような思いが心の中にたまっていき、悲しくて苦しくて、もうどうしようもなくなってしまい、自殺しようという考えに至ったのではないかと思います。

自殺してしまった人にも家族がいます。ただでさえ自分の身内が亡くなってしまったことで悲しい思いをしているのに、「誹謗中傷を受けて自殺した人の家族」として世間から見られることで、その後の生活は苦労の絶えないものになっていくのだろうと思います。

そんな中、「死にたかったら死ねばいい。」などといった報道も目にしました。家族にとっては、想像を絶する辛さだと思います。

もしも誹謗中傷を受けて「自分は社会に必要ない。」と思っている人がいるのならば、そうした人たちが少しでも社会の中で自分が誰かのために役に立っているという喜びを実感できる仕組みができればいいと思います。

私はまだ小学生なので、できることは少ないけれど、あいさつはできます。私が住んでいる向東町では、地域の方々が登下校を見守ってくださっています。地域の方にあいさつをして、あいさつを返してもらった時、私はとてもうれしい気持ちになります。あいさつをすると、「人と人とがつながる喜び」を感じることができます。あいさつのあふれる地域にすることで誰もが地域の一員としての所属感をもつことができると思います。

私は児童会役員として活動しています。いろいろな活動をした時、「楽しくなかった。」などのひ定的な意見を言ってくる人もいます。一生懸命準備をしてがんばったのに悲しくなることもあります。一方、「楽しかったな。」「またやりたい。」と喜んでくれると、とてもうれしくて、次はもっとがんばろうという意欲がわいてきます。私は、児童会活動のように誰かの喜びをつくることができる活動はとても意味があることだと思います。

児童会役員として小学校でリーダーをしているということで、私は学校の中で自分の役割があり、学校の役に立っているという実感をもつことができています。人の役に立つということは私の大きな喜びとなっています。

腹が立ってその人に誹謗中傷をしてしまう気持ちはわかります。でも、誰かの悪口を言うのではなく、一人一人が責任をもって発言する誹謗中傷のない社会が私はいいです。「社会に不必要な人は誰もいない」とみんなが思える社会にしたいと私は思います。

第70回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 小学生の部表彰者の皆さん

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