福島放射能汚染地域に生きる子どもたち【5】

 しかし、12日の午後3時36分、福島第1原発第1号機が水素爆発し、午後5時近くのニュースで報道されると少し真剣になりましたし、やっぱりメルトダウンしていたのかと思いましたし、これまでの政府会見の言葉の空しさを感じました。虚飾された言葉で騙した政府や東京電力への不信感がこのときはっきりと私をはじめ多くの人々に生まれました。嘘つき会見、大本営発表会見です。騙された私たちはこれ以降、政府や東京電力の発表を信じないこととしましたし、発表されるたびにその裏を考えました。それから報道関係やそこで語っている解説者や専門家=御用学者の評論的言葉が虚しく聞えて来てました。政府もテレビも解説者も遠くから発言しているだけです。この福島と言う現場に来て、それでもそう言えるのか、同じコメントが出来るのか、発言するならば、福島やいわきに来て、言って欲しいと思いました。


 12日午後の政府会見は「何らかの爆発的事象」と言うだけです。またテレビ解説者等は爆発を誤魔化そうとしているような説明をする、水蒸気か何かが出たのだろう等々原発災害を出来るだけ小さく見せようと発言する訳です。
 いわき市は第1原発から一部を除き30㎞以上離れていましたが、政府が指示を出したのは30㎞以内だけで、30㎞以上は何もないのです。しかし、この爆発後、いわき市内は大混乱、スーパーには一斉に買い物客が集中し、何もかもが無くなりました。その日を境にしていわき市から中通りや会津方面に、また県外に避難する人々が一気に増えました。幼稚園の園児たちも同様に県内各地をはじめ東京に横浜、関西や北陸、四国の松山や高松に避難して行きました。国外に避難した園児たちもいます。
 13日にも政府は「メルトダウンに至る状況が続いているわけではない」と会見しています。メルトダウンしている状況にないという言葉の虚しさ。テレビでの政府会見、私たちの情報源はそれしかないわけです。聞きながら半信半疑ですが、それでも信じて行こうと思っているのですが、その会見で嘘をつかれると、本当に腹が立ちます。事実を隠蔽すれば、どうなるか分からなかった訳ではないだろうと思います。私たちにとり政府等の会見が原発の状態についての唯一の情報源でありますし、その会見を出来るだけ見ていましたし、また原発は安全・安心だという神話が当たり前のように受け入れられていて、この地震や津波に対応できる設備整備が行なわれているものと思っていましたから、実際に次々と原発が水素爆発したときには、本当に裏切られた気持ちが一杯で、政府に対する不信感がこみ上げて来ました。
土屋修二(瀬戸田バプテスト教会牧師・博愛幼稚園園長)

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