9月13日（金）②恐山行きバス

バスの発車時刻になり、バスに乗る＝写真（下北交通）。乗客は5～6人であるが皆恐山（おそれざん）への観光客のようだ。

むつ市の町中をあちこち停車しながらくねくねと進んでゆく、駅より少し東北の方角に行った田名部（たなぶ）という所がこの町の中心のようだ。中心といっても旧式商店が目に留まるだけで人はまばらで核となるショッピングモールなどは見当たらない。

町の中を幅15メートルぐらいの田名部川が流れている。上流にダムがないのか水量が豊富で水深もある。昔はおそらく川船がたくさん往来し水運が盛んだったことを偲ばせる。

街中でのバスの乗降客は全く無かった。

町中を抜け山道に入る。いよいよ神聖な恐山への道である。周囲は檜葉（ひば）の原生林に覆われ、細い道クネクネとどこまでも続く。この道はバスの巨体の操作には運転技術が必要だ。

田中伸幸（因島田熊町）

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