75歳老人のフーテン 2019東北の旅【23】

2019年9月10日(火)③女川駅

バスは女川(おながわ)駅前の小さなロータリーに止まる。

昔の女川は小さな平地に家が密集した集落で、漁村と港町の特徴を持つ雑然とした町であった。漁師相手の飲み屋もたくさんあった。航海が終わると常宿にしていた安宿、時にはみやげとしてカツオ1本ぶらさげて泊まっていたところである。その宿も通りもかけらも無くなっている。当時は小さい町ながら生活感のある乱暴で活気のある町であった。大漁の漁船が帰港する際は大漁旗をなびかせ大音量の拡声器で漁師演歌を響かせて入港してきた町はどこに行ったのかという感じである。すっかり新しい町に生まれ変わっていた。

女川駅前に広々と整備されたレンガを敷いた広場である、芝生を植えた緑のスペースが至る所にある。駅舎はもちろん新築でモダンな建物で、列車の便数からは考えられない大きさである。

駅舎の半分は「女川温泉ゆぽっぽ」という温泉になっている。私が行った時は団体おじさん・おばさんが入浴しに来て、定員オーバーになりスリッパが足りないとひと騒動でにぎやかであった。

田中伸幸(因島田熊町)

女川駅

女川駅

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