「社会を明るくする運動」入選作文【4】苦しい時だからこそ広げる協力の輪

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第69回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

苦しい時だからこそ広げる協力の輪(小学校の部 尾道地区更生保護女性会会長賞)

長江小学校5年 小合(こごう)さくらさん

自然災害。みなさんはこの言葉を聞いてどのようなことを想像しますか。

2018年7月6日。西日本豪雨が広島など多くの地域をおそいました。それまで笑っていた人々の笑顔は、一瞬でなくなり、生きるために必要な物を私達からたくさん奪いました。そして、私の住む尾道も断水となり、大きな被害を受けました。

トイレに行っても水は流れないし、手を洗うこともお風呂に入ることも洗たくをすることもできませんでした。ついつい水道の蛇口をまわしてしまうこともありましたが、その度に水が出ることのありがたみを感じました。こんな自然災害なんてなくなってしまえばいいのに。と怒りがこみあげてくるばかりでした。

そんなとき、ある情報を知りました。それは、「水が必要で困っていると思います。うちの井戸を使ってください。」という内容のものでした。しかもその情報を提供していたのは友達のお父さんでした。私は、みんな困っているのに、どうして自分よりも人のために行動することができるのだろうと驚いたことが忘れられません。数日後、給水車が尾道へ来ました。ナンバーを見てみると、福岡、佐賀、滋賀など他県から来ていました。その水を配っているボランティアの中には高校生もいました。まだ子供なのにたくさんの人に、「大丈夫ですか。もう少しです。がんばってください。」と優しく声をかけ、勇気づけていました。また、たくさんの人達が尾道へかけつけてくれて、私たちを支え、はげましてくれました。この時、自分の心配しかしてこなかったことが急に恥ずかしくなったことを覚えています。災害にあうまではどこか人ごとのように考えて生活していました。なぜなら、今までみんなは、自分だけ良ければいいと考えているのだと思っていたからです。けれど、それは逆でした。困っている人がいる時こそ、自分が勇気を出して行動することが、誰かの笑顔や元気につながることを教えてもらったように思います。また、お互い助け合い、支え合いを繰り返しきたからこそ、協力の輪が広がっていくのだと強く思いました。

今年も八月終わりに九州地方中心で大きな災害が起きました。

被害を受けた人達はつらい思いや悲しい思いをしているだろうな。去年、助けてくれた人達に直接恩返しができるわけではないけれど、困っている人や苦しんでいる人に少しでも力になれたらと考え、ボランティアに参加したいと思っています。

私は、誰にでも優しく、助け合い、支え合うことができる社会になればもっと協力の輪が広がると思います。これからの未来、明るい社会をつくっていく一人として自分が出来ることが何なのか考え、判断し、勇気を持って行動していきたいと思いました。

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