5月5日こどもの日 秀策生誕百八十年

掲載号 09年05月09日号

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 幕末の偉大な棋士、本因坊秀策の甥にあたる因島外浦町の故桒原寅四郎氏が書き遺した「本因坊秀策小伝」によると「秀策の幼名虎次郎といい文政12年5月5日広島県御調郡(みつぎぐん)三浦村大字外之浦に生る」とあるから今年で生誕180年にあたる。

 尾道市は、因島市を吸収合併したのを機に「囲碁によるまちづくり」を継承、昨年9月27日に事業費2億1000万円をかけ秀策の生家復元とゆかりの品々や囲碁文化に関する資料を展示する「本因坊秀策囲碁記念館」を建設オープンした。

 芳名簿の9割強が島外からの観光客で、アニメや漫画雑誌に登場した「ヒカルの碁」の影響もあって囲碁の縁が薄かった子供や婦人層も訪れている。北京やフランスなどの外国
 人の来訪もあり静かな観光スポットとして定着してきた。

 ちなみに1日から6日までのゴールデンウィークの来館者は520人。観光の穴場の福山大学水族館は1300人だった。

 写真はこども連れでにぎわった秀策囲碁記念館。

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