元財務省の村上正泰氏 医療・介護問題を力説 講演300人聞き入る

掲載号 08年11月22日号

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 元財務省の村上正泰氏(因島田熊町出身)は15日、因島土生町の芸予文化情報センターで開かれた「安全・安心の地域づくり~医療・介護問題を中心に~」講演会(金曜会主催)で、集まった300人の聴衆に医療・介護問題を力説した。

 村上氏は東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。国際局調査課課長補佐、内閣官房地域再生推進室参事官補佐、厚生労働省保険局総務課課長補佐などを歴任。現在、日本国際フォーラム所長。

 講演のなかで同氏は、医療・介護の再生のカギは地域にあることを強調した。

 「国民皆保険制度」のもとで世界一の長寿社会を実現したが、この数年間、社会保障制度への不信感が拡大している。毎年2200億円の社会保障費が削減され、そのしわよせが家計におよんでいるからだ。

 急速に高齢化が進んでいくなかで、いかに安心して医療・介護を受けられる社会を構築していくかが、課題である。

 先進国のなかで低水準にある医療・介護費用を増やすと同時に、地域レベルでの医療・介護提供体制の見直しが不可欠である。

 さらに同氏は、21世紀のおける地域再生の重要性とその視点を提案した。

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