2008年11月8日 / 最終更新日 : 2008年11月8日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【20】青木昌彦名誉教授への返信 源流を訪ねて(3) 今年の7月5日に行なわれた「私の履歴書 人生越境ゲーム」出版祝賀会で20数年ぶりに再会し、その後何回かのメールを頂いた方にお礼を込めて、私のまとめた「瀬戸内の太平洋戦争 因島空襲」を送ったところ、そ […]
2008年11月8日 / 最終更新日 : 2008年11月8日 times おかめはちもく 朝ドラ「だんだん」松枝40年前と変わらぬ風景 NHK朝の連ドラ「だんだん(ありがとう)」の松江・穴道湖ロケは、40年前と変らぬ風景や人情を懐かしがらせてくれる。大阪本社をふり出しの転勤地のうちもう一度行ってみたいと思うのが神々の宿る出雲地方である。
2008年11月8日 / 最終更新日 : 2008年11月8日 times せとうち花壇 幼な時海辺の土手に芒ゆれ姉妹と歌いし夕焼けの歌 渡辺スズ子 この作品は、先人が「山青く水清し」と詠み歌った昔むかしの郷土を思い浮かばせてくれます。こうした時、『こどな』(子供心を忘れない大人)は、昭和二十年代の情景を思い出します。
2008年11月1日 / 最終更新日 : 2008年11月1日 times せとうち花壇 何事も相談に行く三島家の年長者逝きわれの番来る 三島美知子 高齢にもめげずに、ずっと私たちの相談ごとにのってくれた人、頼み甲斐のある人であった。何でも、うんそうか、こうしたら、と、やんわりと決めたり、アドバイスをしてくれていた。もちろんこの歌は、亡くなられた人を心か […]
2008年11月1日 / 最終更新日 : 2008年11月1日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【19】青木昌彦名誉教授への返信 源流を訪ねて2 青木昌彦氏は1938年(昭和13)、名古屋で生まれ東京に移り、その後神奈川県湘南の鵠沼や片瀬で育った。太平洋戦争勃発は三歳半のときである。空襲がはじまると、母や叔母たちと長野県に疎開した。敗戦のことを次 […]
2008年10月25日 / 最終更新日 : 2008年10月25日 times おかめはちもく 衆院選は年明け以降?久しぶりにこわもての亀井節 政治の世界は生き物で一寸先が分からないが、衆院選の時期をめぐり年明け以降に先送りされる公算が強まってきた。
2008年10月25日 / 最終更新日 : 2008年10月25日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【18】青木昌彦名誉教授への返信 源流を訪ねて 一 10月19日の日曜日、私は因島椋浦町にある艮神社・秋の大祭のなかにいた。青木昌彦氏と出会ってからもう1年が過ぎたのだ。
2008年10月25日 / 最終更新日 : 2008年10月25日 times せとうち花壇 「今晩は」半年ぶりに来し男孫声変りして言葉少なし 橋本喜代子 ある夜、「今晩は」と言って少年Aが作者を訪ねました。おばあちゃん子だった少年Aは、自分でも扱いかねている伸び盛りの体を壁際に寄せて座りました。
2008年10月18日 / 最終更新日 : 2008年10月18日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【17】青木昌彦名誉教授への返信 伝説の60年安保 下 最近、「60年安保のころ何歳だった」と家内に尋ねたところ、「10歳で小学校5年かなあ、アンポハンタイ、アンポハンタイと言って遊んでいたことを覚えている」という返事がもどってきた。当時、彼女は埼玉県 […]
2008年10月18日 / 最終更新日 : 2008年10月18日 times せとうち花壇 山畑のセイタカアワダチソウは競うごとミカン木の間で風に揺れおり 大西いしゑ この花の咲くのは秋の盛りである。JRの在来線に乗って旅をしていると、沿線沿いに黄色に輝いて咲いているセイタカアワダチソウを見かける。また、休耕田のようなところに、また、ときに大群落を見かける。一説には、この […]
2008年10月11日 / 最終更新日 : 2008年10月11日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【16】青木昌彦名誉教授への返信 伝説の60年安保 中 「私の履歴書 人生越境ゲーム」は学生運動、そのなかでも1960年1月16日の羽田闘争から始まっている。よほどの印象を残したのだろう。自身の被逮捕経験のことも披露している。
2008年10月11日 / 最終更新日 : 2008年10月11日 times せとうち花壇 ぎっしりと葉の巻くキャベツ無農薬「食べてください」と安全持ちゆく 渡辺スズ子 昔むかし、『健康で長寿で子宝に恵まれる』ことを幸福の基準とした時代がありました。その頃の人気者は『こどな』という子供心を忘れない大人でした。 「このキャベツはおいしいよ。何たって『こどな』の甲さんが作った […]
2008年10月4日 / 最終更新日 : 2008年10月4日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【15】青木昌彦名誉教授への返信 伝説の60年安保(上) 60年安保闘争から70年安保闘争の10年間は、日米安保同盟の廃絶が社会的テーマに押し上げられた、特別の時代であった。安保を粉砕して、日本において革命的情勢をきりひらこうとする勢力が社会を牽引した […]
2008年10月4日 / 最終更新日 : 2008年10月4日 times せとうち花壇 誰(た)に学びし鳩の子育て背後より一羽帰りて一羽飛び立つ 大庭美代子 あれは誰が教えてやったのだろうか、感心しながら山鳩の子育ての様子を近々と見ているところである。
2008年9月27日 / 最終更新日 : 2008年9月27日 times せとうち花壇 せまき谷占めて光の散乱は朝日に無数のアキアカネ舞う 吉原 浩子 アキアカネの別名はアカトンボ。 夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのは 何時の日か 安野光雅画伯の著書「絵本歌の旅・講談社」の、画伯の赤とんぼの絵を見て、私は童心に帰る。
2008年9月27日 / 最終更新日 : 2008年9月27日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【14】青木昌彦名誉教授への返信 二通の起訴状 下 破壊活動防止法違反の起訴状は、4月28日沖縄デー闘争について、8日から11日も前に私が行った、3カ所での演説を犯罪であるとしたものである。4月17日の東京都文京区の文京公会堂、4月20日の新宿区明治公 […]
2008年9月20日 / 最終更新日 : 2008年9月20日 times おかめはちもく もう一人の本因坊、村上文祥氏の功績 因島が全国に向けて発信できる本因坊秀策囲碁記念館が生誕の地である尾道市因島外浦町宮ノ谷に完成、27日オープンする。大正15年(1962)に秀策生家の敷地内に建立された碁盤の台石の上に立つ顕彰碑と遺品は桑原家の子孫が所蔵 […]
2008年9月20日 / 最終更新日 : 2008年9月20日 times せとうち花壇 フェンスから真っ赤なバラが顔出して急カーブまわる私を見ている 村上美和子 歌の素材としては一寸楽しくなるところである。車とか運転と言う字句がどこにもなくても運転手が見えていて、「急カーブまわる」がいきいきとこの歌の情況を見せている。 公園のフェンスは金網か、その網の目からこぼれ […]
2008年9月20日 / 最終更新日 : 2008年9月20日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【13】青木昌彦名誉教授への返信 二通の起訴状 中 (起訴状つづく)すべてのこの場に結集した青年労働者諸君、四月二八日弾圧を打ち破り警戒線を打ち破り全都制圧、首相官邸を占拠するたたかいを勝ち取ろうではないか。わが全学連は必ずや中核旗を先頭にたたかうこと […]
2008年9月13日 / 最終更新日 : 2008年9月13日 times おかめはちもく 本因坊秀策囲碁記念館オープン 残る課題は交通手段 彼方(あちら)立てれば此方(こちら)が立たぬ―物事は両立しがたいというたとえだが、一方をよくしようとすれば、他方が悪くなり、利害の対立する両者を立てることはできないのが世の常である。 27日には因島が生んだ幕末の天才 […]
2008年9月13日 / 最終更新日 : 2008年9月13日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【12】青木昌彦名誉教授への返信 二通の起訴状 上 私の人生を決めた二通の起訴状がある。自らとその時代を語るには、どうしても、それを避けて通れない。いずれも一九六九年四・二八沖縄デー闘争に関するものである。
2008年9月13日 / 最終更新日 : 2008年9月13日 times せとうち花壇 白百合の種は飛び来て我が庭によくぞ咲きたる水かけやりぬ 川崎 訓子 一首の焦点「よくぞ咲きたる」から、自然への作者の感謝が伝わるが、主因は「種は飛び来」「我が庭に」「よくぞ咲き」を受けた『水かけやりぬ』の穏やかな結句にある。
2008年9月6日 / 最終更新日 : 2008年9月6日 times おかめはちもく 福田首相辞任 広島6区と7区 夏の季節の日付が変った9月1日夜。依頼原稿を執筆中、午後9時のニュースが気になりテレビのスイッチを入れた。30分後に福田首相辞任の記者会見があるという。初めは「うそう」と思った。政局にハプニングはつきもの。「やっぱり」 […]
2008年9月6日 / 最終更新日 : 2008年9月6日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【11】青木昌彦名誉教授への返信 出版祝賀会 下 私には三種類の顔と人間関係がある。生まれ故郷の因島、広島大に通った広島市、波乱に満ちた東京時代。高校生までとUターン後を合わせて三十七年が因島。広島市にはほぼ三年。東京はおよそ二十二年。極端な「郷に入り […]
2008年9月6日 / 最終更新日 : 2008年9月6日 times せとうち花壇 痩せた眼が大きくなりて母に似る毎朝鏡見て挨拶す 村上 宗子 女性だから、なんとはなしに、朝々鏡に向っている。 「今日は元気そうだな」 「ホクロがこんなところにあったかな、少し痩せたかな」、と思いながらの毎日である。 それにしても、この顔は誰かに似ていないかしら […]
2008年8月30日 / 最終更新日 : 2008年8月30日 times おかめはちもく 9月27日「本因坊秀策囲碁記念館」オープン 因島が生誕の地である幕末の偉大な天才棋士本因坊跡目秀策をモデルに「虎次郎は行く」という題名で小説上・中・下巻を上梓。マスコミの取材を受けたり、各種団体からの講演依頼がある。
2008年8月30日 / 最終更新日 : 2008年8月30日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【10】青木昌彦名誉教授への返信 出版祝賀会 上 連載も10回目を迎えた。青木昌彦氏の日経新聞「私の履歴書」登場によって、私の生きる姿勢と生活環境がいかに劇的な変化をとげたか、述べてきた。この変化はさらに進行するのである。いや、予想もしないコペルニクス […]
2008年8月30日 / 最終更新日 : 2008年8月30日 times せとうち花壇 ジェスチャーも言葉も持たぬ蟻達の共同作業を静かに見入る 片山哲子 庭の一隅で進行する蟻達の作業に、作者は引き込まれていく。 一日分として割り当てられた仕事を消化しようとすれば、蟻の共同作業を覗く余裕はないけれど、作者は、「蟻達の共同作業の秘密を解き明かしたい」との思いを深 […]
2008年8月23日 / 最終更新日 : 2008年8月23日 times おかめはちもく オリンピックと国家斉唱 影をひそめる大和魂 盆休みが終わり、8月も残り1週間。今年の夏は、ことのほか暑く”猛暑”とか”うだるような暑さ”という言葉が当てはまった。
2008年8月23日 / 最終更新日 : 2008年8月23日 times せとうち花壇 原爆とうこの世恐ろしく死にし吾子夢の中にも顔を見せざる 大田 静子 大田さんはあまりしゃべらない方で、どちらかと言うと話し上手よりも聞き上手の方であった。短歌グループの中で何十年となく、身近にお付き合いをしていたが、広島での被爆体験の詳しいことは知らなかった。又話をする気持 […]