「社会を明るくする運動」入選作文【16】幸せな人を増やすために

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

幸せな人を増やすために(中学校の部 尾道市入選作品)

吉和中学校2年 石田美亜子さん

私が考える明るい社会は、犯罪や非行をした人の立ち直りに寄り添える社会です。もしみなさんが経営者だったら、過去に犯罪や非行をした人を自分の職場で働かせようと思いますか。

こう聞かれると躊躇しがちになると思います。実際、刑務所を出所した人はなかなか仕事に就くことができなかったり、相談相手が近くにいなかったりします。その結果犯罪をして食べていく人、このままなら刑務所にいたときのほうがまだ良いと感じて再び罪を犯す人が多くなっているのではないかと思われます。つまり今の社会には、過去に罪を犯した人に対しての偏見を持っている人が多くて社会から孤立してしまうこと、立ち直るための支援にもっと力を入れなければならないことが問題点だと思います。

八十代の女性を切りつけ、傷害容疑で逮捕された高橋清容疑者は、この事件の四年前に強盗未遂事件を起こし、福島刑務所に服役していました。そして出所してから数日後この事件を起こしました。私は極めて残忍な事件だと思います。しかし私は、この犯人が捕まったとき、「無職で住所不定か、今までニュースで見てきた犯人は無職の人が多いな。」と、思いました。一度罪を犯した人は、思うように職に就けず帰る家がないことに加えて、頼れる人が周りにいなく、これからの自分の暮らしにイメージがつきにくくなり、前向きになることができにくかったのではないかと思います。威力業務妨害罪で起訴された小林優之被告が裁判のときに明らかになった犯行の動機は、「刑務所に戻りたかった。」でした。なので私は、立ち直りたいという本人の意思と社会の理解やその人達が立ち直れるように、支援をすることが、やはり必要だなと思いました。

私は立ち直ろうという意思を持っている人の多くが職に就き、明るい社会に近づけるためにまず、地域の活動を行い地域全体の仲を深めることが大事だと考えました。地域全体の仲が深まると、身近に頼れる人ができて、悩み事があってもためこまず、一緒に考え解決をすることで、胸の中にあったもやもやや、ストレスが少なくなり、安心感が生まれると思ったからです。ですが、この方法には問題点が二つあると感じます。

一つ目は、前科がある人は家がない場合が多いので活動に参加すること自体が難しいところです。

二つ目は、地域の活動は強制で行うことができないので、十分な人数が集まらない場合があるところです。

次に、たくさんの人に理解してもらうために、今まで行ってきた取り組みを、さらに普及させることが大事だと思いました。職親プロジェクトや自立準備ホームなどの社会復帰支援の取り組みを今よりもっと普及させて、職に就ける人が少しでも増えたらいいなと思ったからです。私は、今より普及させることができると思います。なぜなら昔と比べて、携帯電話を使用している人が多く、SNSが広く行き渡っているからです。しかし、この方法にも問題点があります。それは、誤った情報を流し、それが拡散され、悪いイメージをもたれてしまうことです。

私は、立ち直ろうという意思がある人には、職に就いてほしいし、帰る家も持っていてほしいです。被害者の方やその親族などは、怒りや憎しみの気持ちでいっぱいだと思います。ですが、前科のある人が今までの気持ちを切り替え仕事に積極的に取り組むことで、笑顔になる人、助けられる人が増えると思います。

たくさんの人が幸せな気持ちになる時間を増やすためには、私の提案した取り組みの問題点を解決することが明るい社会づくりの動き出しにつながるのではないだろうかと思います。

第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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