因島で見た野鳥【175】ホオアカ
写真①は、因島とその近隣で活発に野鳥撮影をしている石田憲ニさん(尾道市因島土生町)が、4月中旬に因島で撮影した野鳥で、ホオアカの特徴をよく表している写真である。ホオアカを、新たに因島の野鳥リストに加える。
BirdLife Internationalによるホオアカの分布図(BirdLife International (2024) Speciesfactsheet:Emberiza fucata.)によると、ホオアカは東アジア地域に広く生息分布しており、日本近辺では、朝鮮半島・日本の中部以北・山陰地方北部・四国中央の山地・九州中央の山地などで繁殖し(夏鳥)、日本の中部地方より南部では冬鳥となっている。因島で見ることは稀であるが、IUCN RED LISTでは絶滅危惧の懸念は少ない(LC)とされている。
参考のために、因島でよく見るホオジロ・オスの写真を、写真②に示す。
ホオジロ・オスの眉斑と眼下部が白く、頬の辺りは黒い。頬が赤いのでホオアカと名付けられたのであれば、ホオジロは、ホオグロと呼ぶべきかもしれないが、眼下部の鮮明な白に由来してのホオジロであろう。
ちなみに、英名では、ホオアカはchestnut-eared bunting(栗色をした耳のホオジロ科の鳥)、ホオジロはmeadow bunting(草地にいるホオジロ科の鳥)で、種名の由来は、種ごと・国ごとでさまざまで、万国共通に通用するのは学名ということになる。
なお、ある季語辞典には、頬赤(ほおあか/ほほあか)の季は、三夏(さんか、5月・6月・7月)とされている。東日本での繁殖期に関連するのかもしれない。
ホオアカの写真を提供していただいた石田憲ニさんに謝意を表します。
文・松浦興一 写真・石田憲ニ
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